ローコード開発とは?おすすめのローコードツール4つを解説

株式会社エン・PCサービス
監修者
最終更新日:2024年02月09日
ローコード開発とは?おすすめのローコードツール4つを解説
この記事で解決できるお悩み
  • ローコード開発とは?
  • ローコード開発のメリット・デメリットとは?
  • おすすめのローコードツールとは?

「ローコード開発は従来の開発手法とどう違うの?」「ローコード開発ツールにはどういう特徴があるの?」とお悩みの方必見です。

ローコード開発は、従来のプログラミングによる開発と比べて、プログラミングスキルが少なくてもアプリやソフトの開発を容易に行えます。 ローコードツールを使うことで、迅速にシステムの開発ができるでしょう。

この記事では、ローコード開発を利用しようか迷っている方向けに、ローコード開発の特徴・おすすめのツールを解説します。 記事を読み終わった頃には、ローコード開発を利用するメリットを把握し、システム開発に利用できるでしょう。

ソフトウェア開発にお困りではありませんか?

もしも今現在、

  • どの開発会社に依頼したらいいかわからない
  • 適切な技術選定ができない
  • 開発手法でどれくらい費用が違うのか知りたい

上記のようなお困りがありましたら、比較ビズへお気軽にご相談ください。比較ビズでは、複数のシステム開発会社に一括で見積もりができ、相場感や各社の特色を把握したうえで業者を選定できます。見積もりしたからといって、必ずしも契約する必要はありません。まずはお気軽にご利用ください。

ソフトウェア開発に対応できる業者を一覧から探す

ローコード開発とは?

ビジネス_パソコン

ローコード開発はプログラミングスキルが乏しい人でもアプリケーションやソフトウェアを比較的容易に構築できるソフトウェア開発アプローチです。

ローコードプラットフォームは、プログラミングに必要な材料やテンプレートをドラッグ&ドロップのような視覚的な操作で配置しながら開発します。通常よりもコーディング量は少ないです。

ローコード開発は、迅速なアプリケーション開発を可能にし、カスタムソフトウェアを迅速に作成できるため、多くの組織で採用されています。

ローコード開発とノーコード開発の違い

ローコード開発とノーコード開発はアプリケーション開発の手法であり、違いはプログラミングスキルやコード量・開発スピード・自由度です。

ローコードはビジュアル面の操作と少量のプログラミングでアプリを構築します。ノーコードはプログラミング不要で必要な材料やテンプレートを選んで、ドラッグ&ドロップで組み合わせます。

どちらも開発スピードが速く、プログラミングスキルが乏しくても使用可能です。ただし、ノーコードはよりビジュアルで簡単な反面、柔軟性が少ない傾向があります。ローコードはある程度のプログラミング知識が必要ですが、柔軟性が高くカスタマイズできる特徴があります。

ローコード開発が注目される3つの理由

ローコード開発が注目される3つの理由は以下のとおりです。

  1. IT業界における人材が不足しているため
  2. 従来の開発システムには限界があるため
  3. ビジネス環境の変化に素早く対応する必要があるため

ローコード開発は多くの組織にとって魅力的な選択肢となり、効率性と柔軟性を向上させています。

1. IT業界における人材が不足しているため

ITスキルを持つプログラマーや開発者の需要が増加しており、人材不足が深刻な課題です。ローコードプラットフォームを使用することで、プログラミングのスキルが乏しい人でもアプリケーションを開発できます。

ローコードを使うことで作業時間が短縮でき、ITリソースの効率的な活用が可能となるでしょう。

2. 従来の開発システムには限界があるため

従来のプログラム開発には時間と予算がかかり、複雑なコードを管理するには課題があります。大規模なアプリケーションを開発するために長期間かかり、予算の超過や期限の遅れが発生するためです。

ローコードプラットフォームは、アプリケーション開発の効率性を向上させ、迅速なプロトタイプ作成を可能にするでしょう。

3. ビジネス環境の変化に素早く対応する必要があるため

迅速なビジネス変化や新たな要件への対応が求められる現代のビジネス環境では、適応性が重要です。ローコード開発には、テンプレートが用意されており、利用することで開発者はゼロからすべてを作成する必要がなくなります。

多くの開発プロセスを自動化しているため、新しいプロジェクトを素早く開始できるでしょう。

ローコード開発の3つのメリット

ポイント_!

ローコード開発の3つのメリットは以下のとおりです。

  1. 従来の開発よりも開発時間の短縮・コストの削減ができる
  2. ノーコード開発に比べて汎用性・拡張性が高い
  3. 他システムと連携できる

以上のメリットにより、ローコード開発はビジネスプロセスの効率化および柔軟なアプリケーションの構築に貢献しています。

1. 従来の開発よりも開発時間の短縮・コストの削減ができる

ローコード開発は、必要な材料やテンプレートを選んで、ドラッグ&ドロップで組み合わせるため、開発時間を大幅に簡略化します。開発プロジェクトの時間短縮とコスト削減が可能となります。

2. ノーコード開発に比べて汎用性・拡張性が高い

ローコード開発では、少しのプログラミングスキルで使用できるため、より高度なカスタマイズが可能です。ノーコード開発よりも自由度が高く、特定のフレームワークやテンプレートに依存せず、独自の機能やデザインを実装できます。

ユーザーの要求に合わせた柔軟なアプリケーション開発が可能です。

必要に応じてカスタムコードを組み込むこともでき、アプリケーションの拡張性が高いです。必要な機能を状況に合わせて都度拡充できるでしょう。

3. 他システムと連携できる

ローコード開発において、他のシステムやデータと連携することで、異なるプロセスやタスクを自動化することが可能です。たとえば、異なるアプリケーションやシステムからのデータを統合し、ワークフローを自動化することで、作業効率を向上させることができます。

既存のシステムやデータベースとシームレスに連携し、データの共有やプロセスの自動化が実現します。

ローコード開発の2つのデメリット

ローコード開発の2つのデメリットは以下のとおりです。

  1. 基礎のプログラミング知識が必要となる
  2. 通常のプログラミングによる開発よりも自由度が低い

1. 基礎のプログラミング知識が必要となる

ローコードはプログラミングのハードルを下げますが、基本的なプログラミング概念やロジックを理解する必要があります。特に、カスタムコードの組み込みや高度なプロジェクトの場合には、プログラミング知識が必要です。

2. 通常のプログラミングによる開発よりも自由度が低い

ローコードプラットフォームは、ビジュアルプログラミングや事前構築されたコンポーネントを使用します。高度なカスタマイズや複雑なプロジェクトには向かない場合があるでしょう。一部の制約や制限があるため、特定のニーズに対処しきれないことがあります。

おすすめのローコード・ノーコードツール3選

おすすめのローコード・ノーコードツール3選は以下のとおりです。

  • Microsoft Power Apps
  • AppSuite
  • Canbus.

ローコードもしくはノーコードアプローチを活用して、アプリケーション開発やビジネスプロセスの自動化を容易にするのに役立ちます。選択肢はプロジェクトの要件と個人のスキルにあわせて選べます。

Microsoft Power Apps

名称未設定のデザイン

参照:Microsoft Power Apps

Microsoft Power Appsはローコードプラットフォームで、ビジネスアプリケーションの迅速な開発とカスタマイズが可能です。Microsoftのエコシステムとの統合が強力で、データの視覚的な操作や自動化を提供します。

AppSuite

名称未設定のデザイン (1)

参照:AppSuite

AppSuiteはローコードプラットフォームで、ビジネスプロセスの自動化やアプリケーションの開発に適しています。必要な材料やテンプレートを選んで、ドラッグ&ドロップで組み合わせることができ、効率的なアプリケーション開発が可能です。

Canbus.

名称未設定のデザイン (2)

参照:Canbus.

Canbusはノーコードプラットフォームで、スプレッドシートからアプリケーションを生成できるツールです。データベースとの連携が容易で、カスタムアプリケーションの作成が簡素化されます。

まとめ

ローコード開発は、従来のプログラミングによる開発と比べて、スキルが乏しくてもアプリやソフトの開発を容易に行えます。迅速にシステムの開発が行いたい方は導入を検討するといいでしょう。

「比較ビズ」では、必要事項を入力する2分程度の手間で、ローコード開発に詳しい専門家をスピーディーに探せます。どの専門家に相談すべきなのか迷うようなことがあれば、ぜひ利用してみてください。

監修者のコメント
株式会社エン・PCサービス
代表 齋藤完次

株式会社エン・PCサービス代表。信州大学工学部情報工学科卒。卒業後富士通FIP(現富士通)に就職。某コンビニエンスをクライアントに基幹系、情報分析系、会計・SFAなどのシステム提案、構築、運用サポートを行う。他、ネットワーク構築やサーバー構築も行うなど、フルスタックエンジニアとして活躍。その後、広く多くの人にサービス提供を行いたいという想いから独立し、主にウェブ技術を用いて自社サービス構築と運営を行う。同時に日本のビジネスを底上げするという想いから、中小スタートアップ企業を対象にITシステム開発事業を、企画立案からマーケティング、運営サポートまでワンストップ対応している。

ローコード開発は低コストで始められるのが特徴である一方、出来る事が限られるのは記事にもある通りです。特定ベンダーが開発したものですから、出来る事出来ない事を見極められる専門家はそう多くない印象です。

学習コストの割に汎用性が無いため技術者に好まれにくいからです。また大抵は利用コストが発生します。ですので、システム化の初期段階で自社内で試験導入し、効果検証して本格開発につなげるかどうか判断するような使い方が向いていると思います。

一方、プログラミング概念の理解が必要ですから、技術者の協力を要する場合は、構築依頼ではなく技術教育の形で依頼されるとスムーズでしょう。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

ソフトウェア開発にお困りではありませんか?

もしも今現在、

  • どの開発会社に依頼したらいいかわからない
  • 適切な技術選定ができない
  • 開発手法でどれくらい費用が違うのか知りたい

上記のようなお困りがありましたら、比較ビズへお気軽にご相談ください。比較ビズでは、複数のシステム開発会社に一括で見積もりができ、相場感や各社の特色を把握したうえで業者を選定できます。見積もりしたからといって、必ずしも契約する必要はありません。まずはお気軽にご利用ください。

ソフトウェア開発に対応できる業者を一覧から探す