インタラクティブ動画の作り方とは?作成を6つのSTEPで解説

最終更新日:2023年11月24日
インタラクティブ動画の作り方とは?作成を6つのSTEPで解説
この記事で解決できるお悩み
  • インタラクティブ動画の作り方は?
  • インタラクティブ動画のメリットは?
  • インタラクティブ動画の具体的な活用例は?

インタラクティブ動画は視聴者が欲しい情報を自ら選択できるため、ニーズに沿った情報を届けられる点は効果的です。インタラクティブ動画の活用を検討している方が多い一方で、インタラクティブ動画の作り方がわからない方も多いでしょう。

この記事ではインタラクティブ動画の作り方やインタラクティブ動画の具体的な活用例を解説します。インタラクティブ動画を用いたマーケティングを検討中の広報担当の方は、ぜひ参考にしてください。

この記事を読み終えた頃には、インタラクティブ動画の作り方やメリットを把握できているでしょう。

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インタラクティブ動画とは

スマホ見てる2人

インタラクティブ動画とは、双方向でコミュニケーションが可能な動画を指します。YouTubeを代表する一般的な動画は、視聴者が再生ボタンを押して、一方通行で情報を受け取ります。

対して、インタラクティブ動画は動画内に選択肢が用意され、視聴者が欲しい情報を選択できる動画です。一方通行ではなく、視聴者と動画がコミュニケーションを取りながら、受け取る情報を選べる動画がインタラクティブ動画です。

インタラクティブ動画を作る6つのSTEP

ポイント_虫眼鏡

インタラクティブ動画は一般的な動画とは作りが異なります。インタラクティブ動画を作るSTEPは、以下のとおりです。

  1. 目的と目標を設定する
  2. ターゲットを設定する
  3. シナリオ・台本を作成する
  4. 撮影をする
  5. 編集・インタラクティブ化をする
  6. テストをする

1. 目的と目標を設定する

インタラクティブ動画をいきなり作る前に、インタラクティブ動画を作る目的と目標を設定します。たとえば、サイトの訪問者数を増やすことを目的とした場合には、コンバージョン率3%アップを目標に設定するとよいでしょう。

目的や目標を具体的に設定しておくことで、インタラクティブ動画に盛り込むべき内容が明確になります。時間やコスト、労力を最小限に抑えるためにも具体的な目的と目標を設定しましょう。

2. ターゲットを設定する

次はインタラクティブ動画のターゲット層を決めましょう。

ターゲット層へ情報が届くようなインタラクティブ動画を作るためには、ターゲット層を意識した作りにする必要があるためです。人は年齢や性別、職業などによって興味・関心は異なるため、ターゲット層にあわせた動画にしなければ情報が伝わりづらくなります。

3. シナリオ・台本を作成する

インタラクティブ動画は表示する情報・ストーリーが多岐にわたるため、シナリオ・台本を作成する必要があります。一般的な動画でもシナリオ・台本が必要ですが、インタラクティブ動画はより重要といえるでしょう。

ストーリーが多岐にわたりすぎると視聴者の負担が増す点はもちろん、作成する側の負担が大きくなります。視聴者の求める情報とストーリーの簡易さはバランスを取る必要があります。

4. 撮影をする

シナリオ・台本の作成を終えて準備が出来たら、撮影をスタートしましょう。一般的な動画の場合、1つのストーリーを撮影して終了ですが、インタラクティブ動画は違います。

いくつかにわかれているストーリーをすべて撮影する必要があるため、撮影時間が多くなりがちです。ストーリーが分岐していることから撮影漏れが出る可能性があるため、注意して撮影をする必要があります。

5. 編集・インタラクティブ化をする

動画に必要な撮影が終われば、編集とインタラクティブ化をおこないます。インタラクティブ動画となるように、撮影した動画を並び替えて、台本・シナリオどおりに表示するようにしましょう。

インタラクティブ動画の場合、一般的な動画と比べて視聴者に選ばせるための選択肢やボタンを多く表示します。動画と被った際に見えにくいことがないように、慎重に配置するようにしましょう。

6. テストをする

最後に作成したインタラクティブ動画のテストをおこない、チェックをしましょう。チェックのポイントは以下の2つです。

  • 台本・シナリオどおりの遷移をするか
  • 動画に配置したボタンや選択肢が見えにくくないか

どちらもインタラクティブ動画のクオリティに関わる部分といえるでしょう。

インタラクティブ動画を利用する3つのメリット

一般的な動画と比べて、インタラクティブ動画を作るコストや難易度は高い傾向にあるといえるでしょう。一方でインタラクティブ動画には大きなメリットがあるため、多くの企業が活用を目指しています。

インタラクティブ動画を利用するメリットは、以下の3つです。

  • 視聴者が求める情報を届けやすい
  • データの分析がしやすい
  • 次のアクションにつながりやすい

視聴者が求める情報を届けやすい

インタラクティブ動画は表示する情報にあわせてシナリオをわけているため、視聴者は選択を進めていけば、欲しい情報に辿り着きます。

一般的な動画の場合、最後まで動画を視聴しないと欲しい情報が手に入らないケースが多いです。視聴者が求める情報の届けやすさは、インタラクティブ動画の方が高いといえるでしょう。

データの分析がしやすい

インタラクティブ動画はシナリオごとに分岐がわかれているため、視聴者がどのようなシナリオに進んだのか一目瞭然です。視聴者が進んだシナリオから、どの情報が最も検索された情報なのか、興味を引いた情報なのかがわかります。

視聴者の年齢や性別、タイプなどを分析することで、より精度の高いインタラクティブ動画につながるでしょう。

次のアクションにつながりやすい

インタラクティブ動画では視聴者がシナリオを進めて、欲しい情報を手にします。視聴者が必要とする情報が限定するため、制作者側は次のアクションが起こしやすくなります。

たとえば、ショッピングモールの店舗案内用にインタラクティブ動画を設置しているとしましょう。視聴者がレストランの情報をみている場合には、今日のランチやディナーの場所を探している可能性は高いといえます。

視聴者の層に合わせたおすすめレストランの表示ができれば、売上のアップにつながるでしょう。インタラクティブ動画は視聴者自らが欲しい情報にたどり着いてくれるため、次のアクションを起こしやすくなります。

インタラクティブ動画の具体的な活用例

チェック

案内用のほかにもインタラクティブ動画が使われているケースがあります。インタラクティブ動画の具体的な活用例は以下の4つです。

  • LPサイト
  • 動画広告
  • 採用動画
  • 教育・研修マニュアル

LPサイト

購買や予約、試供品などさまざまなアクションにつながるLPサイトと視聴者にあわせた内容を表示するインタラクティブの動画の相性はよいといえるでしょう。

インタラクティブ動画内に関連サイトへのリンクを設置することで、視聴者の興味を強く引いたまま、サイトへの誘導が可能です。

動画広告

視聴者の興味・関心にあわせて、誘導先を変えたい広告とインタラクティブ動画も相性がよい組み合わせといえるでしょう。

たとえば、フリマアプリの広告を視聴している視聴者のなかには、売る方に興味がある方や買う方に興味がある方、もしくは両方に興味がある方とわかれています。インタラクティブ動画を動画広告に用いれば、視聴者の興味・関心にあわせて、誘導が可能です。

採用動画

就職や転職を希望する方は、企業の数ある情報のなかから、知りたい情報を調べています。たとえば、年収や福利厚生を重視する方は、企業の労働条件を詳しく知りたいでしょう。

インタラクティブ動画を活用することで、就職・転職希望者は求める情報に労力をかけることなく、辿り着きやすくなります。

教育・研修マニュアル

インタラクティブ動画を通じて、視聴者はさまざまな体験ができます。たとえば、接客でのやり取りをシナリオ化したインタラクティブ動画を視聴することで、どのような対応すべきか学べます。

動画を視聴するだけで、学びが得られるため、教育・研修用のマニュアルとしてインタラクティブ動画は活用できるでしょう。

インタラクティブ動画の作成における3つのポイント

インタラクティブ動画は一般的な動画と比べて、作成の難易度やコストが高いため、できるだけ失敗は避けたいところでしょう。本章ではインタラクティブ動画を作るうえでの3つのポイントを解説します。

ターゲットを限定する

インタラクティブ動画は、視聴者に表示したい情報をシナリオ形式で分岐します。対象となる視聴者層が多くなればなるほど、シナリオは複雑化します。

複雑化したシナリオの作成や修正コストは大きいため、シナリオを簡易化するためにもできるだけターゲット層は限定しましょう。

視聴者が操作しやすくする

インタラクティブ動画は選択肢やボタンを用意して、視聴者とコミュニケーションを図る動画です。選択肢やボタンの位置がわかりにくいなど、操作性が悪い場合にはコミュニケーションが成立しません。

視聴者が快適に操作できてこそのインタラクティブ動画です。テストを繰り返して、視聴者が快適に操作できるインタラクティブ動画を目指しましょう。

分岐を増やさない

一般的な動画であれば、1つのストーリーに沿って撮影していけば、動画は完成します。一方でインタラクティブ動画はストーリーごとに撮影をしていく必要があるため、分岐が複雑になるほど撮影コストはかさみます。

視聴者のニーズにあわせて、ストーリーを細分化するのはメリットがある一方で、作成や修正のコストが大きくなります。分岐の複雑さと作成・修正コストを考えて、分岐のバランスには注意しましょう。

インタラクティブ動画の作成におすすめアプリ

一般的な動画であれば、撮影した素材をそのままアップロードすることで、動画は完成しますが、インタラクティブ動画はひと手間加える必要があります。

インタラクティブ動画の作成におすすめのアプリは、以下のとおりです。

  • riclink
  • Tig
  • Eko Studio
  • YouTube

riclink

名称未設定のデザイン

参照:riclink

riclinkは株式会社シーズ・リンクが開発している営業支援のプラットフォームです。シナリオに必要なコンテンツの紐づけは、マウス操作やクリックなどの簡単操作でおこなえます。

視聴者の関心を引いた部分はアプリからは一目瞭然となるため、分析にも役立ちます。作成後のシナリオは可視化されているため、管理が簡単になっているのは制作側として嬉しい機能です。

Tig

名称未設定のデザイン (1)

参照:Tig

Tigはパロニム株式会社が開発している動画作成のプラットフォームです。Tigの特徴は、インタラクティブ動画を簡単に、素早く作成できる点です。

動画尺3分の動画であれば、インタラクティブ動画が10〜45分で出来上がります。手軽にインタラクティブ動画を始めたい方には、おすすめのアプリです。

Eko Studio

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参照:Eko Studio

Eko Studioはイスラエルの会社が開発しているインタラクティブ動画の作成プラットフォームです。Eko Studioの最大の特徴といえば、無料でインタラクティブ動画作成と公開できる点です。

一方で外部や電話へのリンク付けやレポーティング機能など、インタラクティブに必要な機能を十分に兼ね備えています。本格的な活用はもちろん、まずはお試し目的の方にもおすすめです。

YouTube

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参照:YouTubeヘルプ|インタラクティブ機能について

言わずと知れた世界で最も有名な動画プラットフォームのYouTubeでも、インタラクティブ動画作成がおこなえます。

YouTubeの場合は動画再生中に別の動画への誘導、動画再生の終了時にも動画やサイトへの誘導が可能です。アンケートも実施できるため、視聴者の生の声が聞けます。

まとめ

インタラクティブ動画は制作者と視聴者とのコミュニケーションが可能となるため、作成・活用したいと考える企業は多いでしょう。一般的な動画よりインタラクティブ動画は作成するハードルが高いため、作成の依頼を検討している企業も多いです。

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比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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