アパートの塗装費用の相場はいくら?工期やメリット、塗替えのタイミングを解説!

リフォーム相談室〜札幌版
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最終更新日:2023年03月06日
アパートの塗装費用の相場はいくら?工期やメリット、塗替えのタイミングを解説!
この記事で解決できるお悩み
  • アパート塗装の費用相場はどのくらい?
  • アパート塗装にはどんなメリットがある?
  • アパートを塗装する際にはどんな点に注意すべき?

アパートのオーナーであれば、「そろそろ外壁を塗装したいけれど費用がどのくらいかかるか不安」「塗替えのタイミングがよく分からない」といった悩みを抱えているかもしれません。アパートの塗装費用は最低でも200万円以上と高額なために、塗装工事には慎重にならざるを得ません。

この記事では、アパートの塗装費用の内訳、タイミングを徹底解説します。アパートを塗装するメリットについても紹介するので、アパートの塗装を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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アパートの塗装費用相場【内訳を解説】

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アパートの階数や戸数などの面積によって費用が変動しますが、一般的なアパートの塗装費用相場は以下のとおりです。

2階建て(約500平方メートル) 200万円から300万円
3階〜4階建て(RC造) 500万円から1,000万円

アパートの塗装費用の見積もりを出してもらう時には、実際に塗装面積を測り、その上で単価をかけて計算してもらうことが肝心です。全体のコストを費用相場と比較するだけでなく、面積当たりの単価も見ると良いでしょう。その際に、総額だけでなく内訳も確認するようにしましょう。アパートの塗装費用主に以下の3つの費用によって大きく異なります。

  • 塗料代
  • 足場代
  • 施工代

1. 塗料代

アパートの塗装費用の20%前後を占めるのが塗料代です。塗料には非常に多くの種類やグレードがあり、特徴も異なります。塗料は原料として使用されるメーカーや性能、樹脂によって10倍以上の価格が異なることもあります。

塗料の種類と耐用年数、費用相場は以下のとおりです。

  耐用年数 費用相場
アクリル樹脂 約4年 5,000円から10,000円
ウレタン樹脂 約6年 5,000円から20,000円
シリコン樹脂 約8年 15,000円から40,000円
光触媒 約12年 20,000円から50,000円
フッ素 約12年 40,000円から100,000円
ピュアアクリル 約15年 50,000円から70,000円
無機ハイブリッド 約18年 50,000円から120,000円

無機ハイブリッドやフッ素などは、防水性や耐候性が強く長持ちするもの、藻が生えづらいものなどは、やはり価格が高くなる傾向が強いです。しかし、その分キレイに仕上がりと長持ちするので、長い観点で見ると費用が安くなることもあります。

数十年先を見据えた塗料の種類で見積もりを出してもらうようにしましょう。

2. 足場代

足場代は、塗料と同じく塗装費用の20%前後を占めます。費用相場は、1平方メートルあたり600円から800円前後です。ただし、住宅が密集している地域や足場が組みにくい地形にある家の場合、別途費用がかかることがあります。

足場代の計算方法

足場をかける面積(足場架面積)=(家の外周+8m)×(軒の高さ+1m)

足場代=足場架面積×(足場費用の単価+飛散防止ネットの単価)

足場は家の外壁から少し離れた場所に設置するため、足場架面積は塗装面よりも大きくなります。業者によっては4戸から6戸程度の小さなアパートであれば、上記のような計算式を使わずに、1面当たりいくらという形で計算するでしょう。その場合は、1面当たり5万円から8万円程度の費用で足場を組んでくれます。

屋根塗装をする場合、屋根の勾配によっては屋根にも足場を組まないといけないこともあるために、別途費用が発生する可能性があることも覚えておきましょう。

3. 施工代

アパートの塗装費用のうち30%前後が施工代です。施工代にはさまざまな作業が含まれており、それぞれの作業に費用相場があります。施工代に含まれる作業と費用相場は以下のとおりです。

  1平方メートルあたりの費用
飛散防止ネット 100円〜200円
高圧洗浄 100円〜300円
養生 250円〜400円
軒天塗装 800円〜1,200円
雨どい塗装 800円〜1,200円
破風板塗装 650円〜1,200円
雨戸塗装 2,000円〜5,000円(1枚あたり)
シーリング打ち替え 1,200円〜1,500円
シーリング打ち増し 700円〜1,000円
現場管理費 一式あたり9万円〜15万円
一般諸経費 一式あたり5万円〜9万円

とくに注意が必要なのは、現場管理費や一般諸経費です。事務費用や必要な道具の購入費が含まれますが、不透明な部分もあるので見積もりをしっかり確認しましょう。

階段の塗装費用相場は1階あたり5万円〜15万円

アパート全体の塗装ではなく階段だけの塗装の場合、費用相場は1階あたり5万円から15万円前後です。階段の塗装では、サビ取りやサビ止め塗装、中塗り塗装、上塗り塗装が必要になります。

塗装部分も踏板だけでなく踏板の裏、手すり、柱部分など、面積が大きくなりがち。外壁の塗装と同様に、高圧洗浄費や養生費が含まれることも覚えておきましょう。

ベランダの塗装費用相場は1平方メートルあたり1,500円から5,000円

アパートのベランダだけを塗装する場合、1平方メートルあたり1,500円から5,000円前後です。ベランダの劣化具合や使用する塗料、防水性を高める下地処理の有無によって費用が増減します。

ベランダ自体の劣化がひどい場合には補修の費用も必要。深いひび割れ、広範囲にわたる塗装の剥がれなどが発生しているのであれば1ヶ所5,000円から1万円前後の補修費用がかかります。

アパートの塗装費用に影響を与える3つの要素

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アパートの塗装費用に影響を与える要素は次の3つです。

  1. 塗装する面積
  2. 塗装箇所の劣化状況
  3. 塗装する方法

1. 塗装する面積

アパートの塗装費用は塗装する面積に影響を受けます。塗装する面積をいかに少なくするかが、塗装費用を抑えるポイントです。たとえば外壁塗装の際、軒下がきれいな状態を保っているのであれば、軒下を塗装範囲から除外することで費用を抑えられます。

外壁塗装の際に、ベランダや階段も併せて塗装してほしいケースでは、費用が高額になりがち。ただし、別々の時期に依頼するよりはまとめて塗装してもらった方が費用を抑えられる可能性があります。

2. 塗装箇所の劣化状況

塗装箇所の劣化状況によっては、塗装費用以外の補修工事が必要になることがあります。たとえば外壁のひび割れ、階段のサビつきが見られる場合、塗装の前に補修や下地処理をしなければなりません。

塗装面積だけでなく、塗装箇所の劣化状況を考慮した見積もりになるので、費用相場よりもかなり費用が高額になる恐れもあります。劣化が進んだ場所では耐候性のある高価な塗料を使わなければならないことも多いことを覚えておきましょう。

3. 塗装する方法

アパートの塗装費用は、塗装する方法によっても変化します。アパートの塗装は下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りが一般的です。4回塗りや5回塗りの塗装の場合、使う塗料が増えるので必然的に費用が高くなります。

とくに外壁材の劣化が進んでおり、塗料を吸い込みやすい状態にあると4回塗りが必要。屋根や南方向、西方向の壁は紫外線のダメージを受けるので4回塗りに仕上げを加えた5回塗りが採用されることもあります。

アパート塗装のタイミング

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アパート塗装のタイミングは以下の3つです。

  1. 築年数が10年になったタイミング
  2. 外壁の劣化が目立ってきたタイミング
  3. 春や秋に間に合うタイミング

1. 築年数が10年になったタイミング

築年数が10年になったなら、アパート塗装を検討しましょう。一般的によく用いられるウレタン塗料やシリコン塗料は10年前後で寿命を迎えるからです。

劣化が見られなかったとしても、最後の塗装から10年経った時点で塗装すると建物自体も長持ちします。

2. 外壁の劣化が目立ってきたタイミング

外壁の劣化が目立ってきたら、塗装を考えるタイミングです。外壁の変色、ひび割れ、コーキング材の剥がれが見られたなら、最後の塗装から10年経っていなくても外壁塗装が必要になります。

他にも、塗膜の顔料が粉上になり指でこすると白い粉がつく「チョーキング」が発生している、カビやコケが生えているケースでは、早急に塗装を依頼した方がよいでしょう。

3. 春や秋に間に合うタイミング

アパート塗装を行う場合、春や秋に間に合うタイミングで依頼するのが賢い方法です。夏や冬にアパートの塗装を行うと、住人のエアコンの使用を制限してしまう恐れがあります。住人に不便を強いることになるので、苦情が出るかもしれません。

春の前に塗装が終われば、大学生や新社会人の入居に間に合うメリットがあります。現在の住人が不便さを感じない間に工事が終わるように心がけましょう。

アパートの塗装にかかる期間

アパート塗装にかかる期間は、およそ次の通りです。

足場の設置 1日
高圧洗浄 1日
養生 2日
下地処理 1日
外壁塗装 3日〜4日
完了検査 1日
養生・足場の撤去 1日

通常、事前の調査や近隣住民への挨拶があり、天候にも左右されることから、アパート塗装にかかる期間は2週間から3週間程度と考えておくとよいでしょう。

アパートを塗装する4つのメリット

アパートを塗装するメリットは次の4つです。

アパートを塗装する4つのメリット

1. アパートの資産価値が上がる

アパートを塗装すると、建物の資産価値が上がります。

アパートやマンションは賃貸住宅であり、一般住宅よりも資産価値が重視されます。塗装しないまま放置していると、劣化が進み資産価値は下がる一方です。

外壁塗装を定期的に行えば、建物の劣化を防ぎ資産価値を上げることが可能。将来アパートを売却することを検討している方は、外壁塗装が売却価格に大きな影響を与えることもあります。

2. きれいな見た目で入居率が上がる可能性がある

アパートの外壁塗装は、外観をきれいに見せ、入居率を高めるのに役立ちます。清潔感のあるアパートは人気が高く、これまで以上に入居希望者が集まる可能性があるのです。

外壁塗装がしっかり行われていれば、メンテナンスをしっかり行っているオーナーへの信頼も深まります。入居率が上がる可能性を考慮すると、塗装費用をかけるだけの価値があるといえるでしょう。

3. カビの被害を抑えられる

アパートの外壁を塗装すると、カビの被害を抑えられます。外壁にカビが生えると、見た目が悪くなるだけでなく外壁にとって大きなダメージに。カビは湿気の多いところに生え、建物の腐食を促進します。

アパートの外壁にカビが生えると、アレルギーの原因になり住人の健康を害してしまう恐れも。外壁塗装をしっかり行うことでカビが生えないよう対処できるのです。

4. 塗料によって節電につながる

アパートの塗装は、節電につながる可能性があります。遮熱塗料や断熱塗料を使って塗装した場合、冷暖房の効率を高めて電気代を節約できるかもしれません。

遮熱塗料は太陽光線に含まれる近赤外線を効率よく反射し、建物の温度上昇を防ぎます。断熱塗料は熱や冷気を伝わりにくくし、室内の熱や冷気が逃げないよう守る効果が特徴。節電効果をアピールすれば入居率の向上にも貢献するでしょう。

アパートを塗装する際の注意点3つ

アパートを塗装する際の注意点は以下の3つです。

アパートを塗装する際の注意点3つ

1. 近隣住民への周知を徹底する

アパートを塗装する前に、近隣住民への周知を徹底しなければなりません。アパートの外壁塗装は2週間から3週間程度の工事になることに加え、足場を組む際の騒音や塗料のにおいによって苦情が来る恐れがあるからです。

アパートのそばに停めている車の移動をお願いする、工事中は洗濯物を干す場所を変えてもらうといった配慮も必要。大きなトラブルになるとその後のご近所付き合いに悪影響になるので、細心の注意を払って周知しなければなりません。

2. 業者選びを慎重に行う

アパートの外壁塗装の仕上がりや費用は、かなりの程度業者選びにかかっています。業者選びを慎重に行い、実績が豊富で評価の高いところを選ぶようにしましょう。

アパートの外壁塗装では、相見積もりを取って複数の業者を比較するのが基本。単に見積額が低い業者に依頼するのではなく、使用する塗料や職人の人数、アフターケアなどを見て総合的に判断すべきです。

3. 必要な工事と不要な工事を選別する

アパート塗装の予算が限られている場合、必要な工事と不要な工事を選別することが重要です。塗装業者は、今すぐ塗装が必要ない場所も工事することをすすめてくるかもしれません。

コストを抑えたい場合には、塗装する箇所を絞ることが必要です。 劣化がそれほど見られない、最後の塗装からまだ期間が経っていない場所は工事が不要なことも。業者に言われるまま工事を行うことがないよう注意しましょう。

アパートの塗装でよくある質問

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アパートの塗装でよくある質問を2つご紹介します。

1. アパートの外壁塗装で苦情は多い?

アパートの外壁塗装は、近隣住民からの苦情を覚悟しなければならない工事です。洗濯物が干せない、塗料の飛沫が飛んできた、足場を組む音がうるさいなどの苦情はほぼ避けられないでしょう。

苦情をゼロにすることは難しいとしても、前もって近隣住民に丁寧に説明することで苦情を最小限に抑えることは可能です。近隣住民に配慮しながら工事を行える業者もいるので、密にコミュニケーションを取りながら工事を進めましょう。

2. アパートの外壁塗装で助成金は使える?

アパートの外壁塗装では助成金が使えます。地方自治体によって提供している助成金・補助金はさまざまなので、市区町村役場に行って確認してみましょう。

助成金や補助金を利用するためには一定の条件を満たすことが必要。たとえば、東京都では足立区や葛飾区など16の市と区で、遮熱塗料を使った屋根の塗装に助成金が支給されます。

アパートの塗装費用相場に関するまとめ

アパートの塗装費用相場は以下のとおりです。

2階建て(約500平方メートル) 200万円から300万円
3階〜4階建て(RC造) 500万円から1,000万円

アパートの塗装費用は、使用する塗料や塗装面積、外壁の劣化状況、工事の方法などによって大きく変化します。複数の業者から相見積もりを取る、塗装箇所を限定するといった方法で、費用を少しでも抑えるようにしましょう。

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監修者のコメント
リフォーム相談室〜札幌版
代表 弘中純一

宅建取引士、一級建築士として住宅の仕事に従事し30年以上。住宅の設計から新築工事・リフォームそして売買まで、あらゆる分野での経験を活かし、現在は住まいのコンサルタントとして活動している。最近では投資物件の内覧同行なども対応。さまざまな情報が多い不動産業界にて、顧客の立場に寄り添い正しい情報発信を努めている。

アパート経営は20〜30年、場合によっては40年以上の長い期間、継続する事業であり次世代へ継承することになる貴重な資産にもなります。どのような建物であれ適切なメンテナンスを行っていなければ、資産は劣化し所定の収益をあげることが難しくなる可能性もあります。

アパートのメンテナンスは室内に関しては入退去のタイミングで必ず行われるものですし、入居期間中にも必要な機器の交換や修繕工事を実施しますが、外部のメンテナンスは大家さんが準備し工事の実施を決断するものです。

外部のメンテナンスの主なものは屋根・外壁の塗装が中心となり、劣化状態によっては「張り替え」が必要な場合もありますが、コストを考えると塗装で済ませられることが理想です。

外部塗装は定期的に行うことが望ましく、およそ10年前後長くても15年サイクルで実施することがよく、そのための費用の積立なども大家さんの大事な役割となるでしょう。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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