【人事】ビジネスマナー研修の費用相場は?安く抑えるポイントを解説

ビジネスマナー講師
監修者
ビジネスマナー講師 代表 鈴木あき
最終更新日:2023年10月02日
【人事】ビジネスマナー研修の費用相場は?安く抑えるポイントを解説
この記事で解決できるお悩み
  • ビジネスマナー研修の費用相場は?
  • ビジネスマナー研修の実施にかかる費用の内訳は?
  • ビジネスマナー研修の費用を安く抑えるには?

ビジネスマナー研修にかかる費用は、外注先や所用時間によって変わります。「費用相場はどのくらいで、自社の場合はいくらになるのか?」と疑問を持つ方もいるでしょう。

この記事では、ビジネスマナー研修の実施を検討していて費用が知りたい人事担当者に向けて、費用相場や各研修会社の費用一覧を紹介します。ビジネスマナー研修の費用を安く抑えるポイントについても解説しますので、ぜひご一読ください。 

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ビジネスマナー研修の費用相場

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ビジネスマナー研修を研修会社に外注する場合、料金体系と相場は主に以下の3種類です。

  • 時間制:3〜4時間あたり10〜15万円
  • 日数制:1日あたり15万円〜30万円
  • 人数制:1人あたり2万円

時間制:3〜4時間あたり10〜15万円

ビジネスマナー研修における時間制の費用相場は、3〜4時間あたり10〜15万円です。基本的に、講師が研修場所に訪れて研修を実施する「講師派遣」で時間制の料金が適用されます。「10人まで」など受講する人数の上限が定められており、人数の変動によって金額が変わることはありません。

日数制:1日あたり15万円〜30万円

ビジネスマナー研修における日数制の費用相場は、1日あたり15万円〜30万円です。日数制についても時間制と同様に「講師派遣」で適用され、人数の上限が定められています。企業では「1日」「2日」で実施されるケースが多く、充実した内容であることが特徴です。

人数制:1人あたり2万円

ビジネスマナー研修における人数制の費用相場は、1人あたり2万円です。人数制の場合、講師が所定の研修場所やオンラインで実施している「公開講座」で適用されます。参加人数に応じて費用が変わることが特徴です。

ビジネスマナー研修の実施にかかる費用項目

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ビジネスマナー研修の実施にかかる費用は、研修の外注費だけではありません。研修全体でどのような費用がかかるのかをまとめました。

  • 研修費:6〜30万円
  • 会場費:1.5万円〜80万円
  • 設備費:5〜15万円
  • 食事・宿泊費:1〜2万円×人数

上記のすべてが必ずかかるわけではありませんが、必要に応じて予算を組めるよう知っておきましょう。それぞれについて説明します。

研修費:6〜30万円

まず重要なのが研修費です。人数や日程に応じて費用に幅があるので、予算や社員数をもとに検討しましょう。先ほどは一般的な研修会社に依頼した場合の相場をお伝えしましたが、個人事業主に依頼する方法もあります。研修会社と個人事業主の費用の違いは以下の通りです。

個人事業主 6万円〜12万円
研修会社 ・3〜4時間:10万円〜15万円
・全日:15万円〜30万円

比較すると、個人事業主に依頼した方が費用は安く抑えられます。個人事業主は研修会社ほど提供できる環境や品質が充実していない可能性があるため、外注したい内容を十分にカバーしてくれるかを確認することが重要です。

会場費:1.5万円〜80万円

自社に研修施設がない場合、人数に応じて必要な広さの会場を用意する必要があります。人数が多いほど会場費は高く予約も埋まりやすいため、余裕を持った手配を心掛けましょう。

とくに3〜5月の新卒・新入社員向け研修が多く実施される時期は会場の予約が取りにくくなります。早めに予算を決めて準備しましょう。社内の会議室等を使って研修を実施する場合には会場費がかかりません。

設備費:5〜15万円

会場や必要に応じて設備費がかかるケースもあります。設備費がかかる例として、以下の5つが挙げられます。

  • 一定数以上の椅子・机のレンタル料
  • スクリーン・プロジェクター利用料
  • マイク・スピーカー利用料
  • DVD・ブルーレイディスクプレイヤー
  • ノートパソコンレンタル料

持ち込みが可能であれば、自社から持参することで料金を抑えることも可能です。

食事・宿泊費:1〜2万円×人数

宿泊をともなう2日以上の研修を実施する場合、食事代や宿泊費がかかります。最近は社内交流や情報漏洩防止の観点から、一棟貸しの宿泊施設を利用する企業が増えています。社内研修向けのプランを提供している宿泊施設も増加しているため、うまく活用することで研修費用のコスト削減や社内のコミュニケーション活性化につながるでしょう。

【外注】ビジネスマナー研修の費用一覧

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ビジネスマナー研修会社のプランの一例をまとめました。参考までにご覧ください。

費用 研修期間 研修内容 対応エリア オンライン
インソース 26,400円 6時間45分(公開講座) ・身だしなみ
・言葉遣い
・話の聞き方
・席次
・名刺交換
・来客応対
・来訪
・電話応対
北海道/宮城県/東京都 /大阪府 /愛知県/福岡県
ANA ・6時間コース 21,600円
・2日間コース 42,120円
・6時間コース(公開講座)
・2日コース(公開講座)
・第一印象
・言葉遣い
・訪問時のマナー
・名刺交換
・電話応対
東京都/大阪府
SMBCコンサルティング 30,000円前後(プログラムによる) 7時間(公開講座) ・挨拶
・言葉遣い
・印象管理
・身だしなみ
・来客応対
・お茶出し
・電話応対
・ビジネス文書作成
東京都 ・大阪府
日本サービスマナー協会 22,000円/人 3時間(公開講座) ビジネスパーソンの心得
・身だしなみ
・敬語、ビジネス会話
・接客マナー
・コミュニケーション技術
東京都 /大阪府 /愛知県 /福岡県
キャプラン 要問い合わせ ・1日間(公開講座)
・2日間(公開講座)
・心構え
・マナーの重要性
・職場用語の基本
・指示の仕方、受け方
・電話応対
・来客対応
・訪問時のマナー
東京都/大阪府/愛知県 要問い合わせ

なお、上記以外にも各社のプランはありますので、公式サイトで詳細をご確認ください。

ビジネスマナー研修の外注費用を安く抑える3つのポイント

ビジネスマナー研修の外注費用を安く抑える3つのポイント

ここまでビジネスマナー研修の費用についてお伝えしてきましたが、「できるだけ費用を安く抑えたい」という方もいるでしょう。ビジネスマナー研修の外注費用を安く抑える3つのポイントをお伝えします。

研修会場や設備を自社で済ませる

ビジネスマナー研修を外注して実施する場合でも、研修準備の多くを自社で済ませることで費用を大きく抑えることが可能です。自社で行える準備の例は以下の3つです。

  • 社内の会議室で研修を実施する
  • 必要な備品や設備は購入する
  • 資料は社内で印刷する

研修に必要な設備は初期費用が高額になりがちですが、一度導入すればその後も繰り返し使えるため、長期的に見るとコストパフォーマンスが良くなります。予算に余裕があれば、レンタルではなく購入するのも1つの手です。

助成金を活用する

厚生労働省が実施している助成金を活用することで、ビジネスマナー研修の費用を抑えられます。ビジネスマナー研修に適用できる助成金は主に以下の2つです。

  • キャリアアップ研修

    有期雇用労働者、短時間労働者、派遣労働者といったいわゆる非正規雇用の労働者(以下、「有期雇用労働者等」という。)の企業内でのキャリアアップを促進するため、正社員化、処遇改善の取組を実施した事業主に対して助成する制度。

  • 人材開発支援助成金

    雇用する労働者のキャリア形成を効果的に促進するため、職務に関連した専門的な知識及び技能を修得させるための職業訓練等を計画に沿って実施したり、教育訓練休暇制度を適用した事業主等に対して助成する制度。

参照:厚生労働省 キャリアアップ助成金

参照:厚生労働省 人材開発支援助成金

それぞれの助成金には受給条件が規定されています。助成金を活用したい場合は、事前に要項をよく確認して条件を満たすようにしましょう。助成金を活用することで、ビジネスマナー研修の費用の一部が助成され、コストを抑えられます。

複数の見積もりを比較する

ビジネスマナー研修の費用を抑えるには、複数の企業や個人事業主に見積もりを依頼し、費用を比較することも重要です。外注先を比較せずに選ぶと、費用や内容面でミスマッチが起き、予算よりも高額な費用を請求される可能性があります。事前に複数社の見積もりを比較することで、自社により適した外注先を見つけられるでしょう。

まとめ

今回は、ビジネスマナー研修の費用についてお伝えしました。ビジネスマナー研修の費用は外注先や研修時間、受講方法によって必要な費用が異なります。自社の予算に合わせて適した外注先に依頼しましょう。

「さっそく外注先を比較して選びたい」という方は、無料で一括見積もりができる「比較ビズ」がおすすめです。2分程度の簡単な入力だけで利用できるので、外注先選びでお悩みの方はぜひご活用ください。

監修者のコメント
ビジネスマナー講師
代表 鈴木あき

大手企業での顧客満足度(CS)向上の研修講師として、年間1000人以上のへの講義実績をベースに企業や店舗にCS向上アドバイザー、ビジネスマナー講師として活動。相手への尊重を正しく伝えることもスキルとして表現を重視。著書「うまくいかない人間関係のトラブル対処」がある。

ビジネスマナー研修はとても大切ですが、闇雲に受講を勧めるのではなく、対象者のレベルに応じた研修を設定します。

初心者向けにはマナーの概念、敬語やクッション言葉などの知識が必要ですが、それらはオンラインも可能で、逆にオンラインだからこそ丁寧に学ぶことも可能な上コストも抑えられます。その上で今度は「やってみる」というロールプレイングも必要で、これはリアル研修が必要です。

実際に自分の動作を講師にチェックしてもらえる事で、自覚がなかった自分の“癖”(お辞儀後に髪をかき上げる、手を後ろ手で組む、笑顔が固い、など)を指摘してもらえる事もあるので、受講者が劇的に向上することもあります。

このようにレベルに応じてリアル研修と、割安となるオンライン型を組合せていけば、無駄がなく効率的な研修が行えます。そして、やはり繰り返し受講しないと忘れてしまうので、方法やコスト面からも、定期開催のしやすさも視野に入れて方法を探るのも良いですね。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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もしも今現在、

  • 具体的な研修内容が決められない
  • 見積もり金額を安く抑えたい
  • 継続的に費用が発生するのか知りたい

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