階段リフォームを行う目的とは?費用を抑える3つの方法・DIYの手順を解説

 SD住宅相談室
監修者
SD住宅相談室 花沢 雅樹
最終更新日:2024年05月13日
階段リフォームを行う目的とは?費用を抑える3つの方法・DIYの手順を解説
この記事で解決できるお悩み
  • 階段リフォームを行う目的とは?
  • リフォーム費用を抑える方法とは?
  • 階段の上貼りリフォームをDIYで行う手順とは?

「階段リフォームを検討しているけど、リフォームの種類・費用がわからない」方必見です。階段のリフォームを行うことで、安全性や美観を向上できます。たとえば、手すりや段の滑り止めの追加によって、安全な階段環境を作ることができます。

加えて新しい手すりや床材の採用により、階段全体の美観を高められるでしょう。

この記事では、階段のリフォームにかかる費用・費用を抑える方法・DIYでリフォームする際の手順を解説します。最後まで読むと、階段リフォームの相場が把握でき、必要に応じて業者かDIYを選択できるでしょう。

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階段リフォームの3つの目的

名称未設定のデザイン (1)

階段リフォームの主な目的は以下のとおりです。

  1. 安全性の向上
  2. 美観の向上
  3. 利便性の向上

階段リフォームの目的は、安全性・美観・利便性の向上にあります。安全性の向上は事故や怪我の予防につながり、階段が美しく整備されていると、建物の外観がよりエレガントで魅力的に見えるでしょう。

階段の利便性が向上すると、高齢者や身体障害者など、移動に制約がある人々にとっても利用しやすくなります。たとえば、手すりの設置や段差の緩和などが行われることで、自由に建物内を移動することができ、生活の質が向上するでしょう。

1. 安全性の向上

階段の安全性を確保することは極めて重要です。階段は日常生活で頻繁に使用されるため、安全性の確保が欠如していると、深刻な事故や怪我のリスクが高まるためです。

たとえば、段差の不足や手すりの不備によって、転倒や滑り落ちる事故が発生する可能性があります。とくに高齢者や身体的制限を持つ人々にとって、階段は移動の障壁となり得るため、安全性の向上は生活の品質を大きく向上させることができるでしょう。

安全な階段環境は、彼らの自立性や生活の品質を改善し、事故や怪我のリスクを軽減するだけではなく、心理的な安心感ももたらします。

2. 美観の向上

階段は建物内の目立つ部分の1つであり、外観や内装に大きな影響を与えます。リフォームによって、階段のデザインや素材をアップグレードし、建物全体の美観を向上させることができるでしょう。

人気のデザインはオープンリス型やガラス・スチール手すりで、明るさと開放感を演出します。配慮すべき点は、空間に合ったデザインや品質の高い素材の選定です。

階段の外観や使い勝手を改善することで、建物全体の価値や快適さが向上します。

3. 利便性の向上

階段の設計や配置が不適切な場合、スペースの無駄や利便性の低下が起こり得ます。リフォームによって、階段の機能性を向上できるでしょう。

たとえば、収納スペースの追加や階段下のスペースの活用、階段の位置や形状の変更などが挙げられます。スペースの効率的な活用や利便性の向上が期待できるでしょう。

階段の上貼りリフォームにかかる費用や工期

階段の上貼りリフォームは、既存の階段に新しい素材を貼り付けることで、外観や耐久性を向上させるリフォーム方法です。通常、古い階段や傷んだ階段の表面を美しくするために行われます。

費用相場は以下のとおりです。

  費用の目安 工期
業者 15万円〜30万円 1日〜2日
DIY 5万円〜10万円 2日〜3日

新しい素材(木材・ラミネート・カーペット・石材など)を使用して、階段全体の外観を変えることができます。上貼りリフォームは比較的簡単に施工できるため、手軽に階段の見た目や品質感を向上できるでしょう。

業者に依頼する場合の費用や工期

階段の上貼りリフォームを業者に依頼する場合、費用は10万円〜20万円、工期は1日〜2日が相場です。費用は階段の形状に大きく影響されます。形状による料金の違いは以下になります。

まっすぐな直階段 10万円〜15万円
L字やU字の折れ階段 15万円〜20万円

使用する床材によっても費用は変動します。滑りにくい素材や弾力がある素材は比較的高価です。

DIYで行う場合の費用や工期

DIYで階段の上貼りリフォームを行う場合、費用は5万円〜10万円、工期は日〜3日が相場です。費用の内訳は以下のとおりです。

道具 5,000円
床材 5万円〜10万円

どちらもホームセンターやネットショップで購入可能です。業者に依頼する場合と同様、床材の種類によって費用が変わります。工期はDIYにどれだけ慣れているか次第です。

普段からDIYを行う方ならまる2日あれば十分でしょう。

4種類の階段リフォーム|費用・工期

階段リフォームは主に以下の4つが挙げられます。

  1. 階段に手すりを取りつけるリフォーム
  2. 階段の勾配を変更するリフォーム
  3. 階段の位置を変更するリフォーム
  4. 階段に収納を作るリフォーム

それぞれのリフォームで費用や工期は異なります。以下で詳しく説明するため、ぜひ参考にしてください。

1. 階段に手すりを取りつけるリフォーム

階段の登り降りを安全にするために手すりを取りつけるリフォームです。主に高齢者や子どもがいる家で行われます。費用相場・工期は以下のとおりです。

費用 10万円〜15万円
工期 およそ1日

階段の架け替えが必要ないため、費用の面でも工期の面でも負担はさほど大きくありません。ただし階段が長かったり、手すりを取りつける壁の補強が必要だったりすると費用が膨らみます。

場合によっては介護保険や自治体の補助金が利用可能です。手すりの取りつけを検討している方は確認してみましょう。

2. 階段の勾配を変更するリフォーム

安全性のために階段の勾配を緩やかにするリフォームです。家族の年齢が上がったり子どもができたり、ライフスタイルの変化で勾配が急な階段が危険とされるタイミングで主に行われます。

工事の方法は以下の2つです。

  • もともとの階段に1、2段増やす場合
  • もともとの階段をまるごと撤去して新しい階段に架け替える場合

それぞれ費用や工期が異なるため、以下の表でご確認ください。

  費用の目安 工期の目安
1、2段増やす場合 25万〜50万円 2〜3日
新しく階段を架け替える場合 80万〜100万円 1週間

もともとの階段の段数を増やすリフォームのほうが手軽ですが、スペースがなければ実施できません。どちらの工法が適しているか業者に確認してみてください。

3. 階段の位置を変更するリフォーム

階段の位置や向きを変更するリフォームで、家全体の間取りを変えるときに行われることがほとんどです。階段だけではなく周囲の柱・天井・床・壁にも手を加える必要があるため、費用は高く工期は長くなります。

階段の位置を変更するリフォームに必要な費用相場・工期は以下のとおりです。

費用 80〜100万円
工期 およそ2週間

ただし基本的に階段のリフォームは家全体のリフォームと同時に行われます。費用や工期も階段以外のリフォームとあわせて計算するとわかりやすいでしょう。

4. 階段に収納を作るリフォーム

階段下のデッドスペースに収納を作るリフォームです。階段周りの整理やスペースの有効活用を目的に行われます。費用相場・工期は以下のとおりです。

費用 5万円〜20万円
工期 2日〜3日

収納スペースの広さ・湿気対策の有無・棚を作成するか否かなどによって費用が変わります。人数が多く物が多い家庭であれば、階段周りがスッキリして見栄えが良くなることが期待できます。

階段のリフォーム費用を抑える3つの方法

工事

階段は大がかりなリフォームになりやすく、費用負担は気になるところでしょう。費用を抑える方法は以下のとおりです。

  1. 慣れている人はDIYで済ませる
  2. 相見積もりを請求する
  3. 補助金を申請する

安全で見栄えのいい階段にするためにはリフォームが欠かせません。以上の3つの方法を参考にして、費用を抑えつつ階段をリフォームしてください。

1. 慣れている人はDIYで済ませる

階段のリフォームをDIYで済ませることで費用を抑えられます。専門的な知識や技術がそこまで要求されない小規模なリフォームであれば、慣れている人はDIYで対応可能です。具体的には、滑り止めシートの取りつけやデザイン重視の上貼りなどが挙げられます。

ただし架け替えの大規模なリフォームや、電気配線をはじめとした資格が必要な工事はどれほど慣れていても対応できないため業者に依頼しましょう。

階段での転倒は命にかかわります。リフォームのDIYは慎重に行わなくてはいけません。少しでも不安があればプロに依頼してください。

2. 相見積もりを請求する

相見積もりを請求することで階段のリフォームを安い費用で行えます。相見積もりとは、複数の業者から同時に見積もりを取り寄せて比較することです。

業者によって工事の金額が異なるため、複数の見積もりを比較することで安い会社への依頼が可能です。3社〜5社を目安に見積もりを依頼しましょう。

1社だけ極端に見積もりが安い場合は注意

1社だけ極端に見積もりが安い場合は注意してください。手抜き工事など危険な方法で費用を抑えている可能性があります。複数の見積もりから適正金額を予測して、範囲内で安い業者に依頼すると安全です。

3. 補助金を申請する

階段のリフォームは介護保険の補助金や自治体の助成金を受けられる可能性があります。

手すりや滑り止めの取りつけなど、階段のバリアフリー化のために行うリフォームが対象です。介護保険の補助金を受けるには要介護認定が必須ですが、自治体の助成金は認定なしで受けられる場合もあります。

介護保険の上限額は20万円となっており、自己負担額が1〜3割で受けられます。

施工内容などにも条件があるため、階段のリフォームを検討し始めた段階でケアマネージャーや自治体の窓口に相談してください。

階段の上貼りリフォームをDIYで行う手順

階段の上貼りリフォームをDIYで行う手順は以下のとおりです。

  1. 古い上貼り素材を剥がす
  2. 下地処理を行う
  3. 階段の寸法を測る
  4. 新しい上貼り素材をカットする
  5. 新しい上貼り素材に接着剤を塗る
  6. 新しい上貼り素材を貼りつける
  7. 滑り止めをつける

大まかに言うと、古い素材を剥がし、階段の幅や高さにあわせてカットした新しい素材を貼る、という流れです。

1. 古い上貼り素材を剥がす

カーペットや滑り止めなどの素材が貼られている場合は先に剥がします。床材の上に何も貼られていなければ問題ありません。

2. 下地処理を行う

床材の表面を綺麗にする下地処理を行い、凹凸をならします。出っ張っている部分はヘラやスクレーパーで削り取り、逆に凹んでいる部分はパテで埋めましょう。

最後にサンドペーパー(紙やすり)で平らになるように削れば完了です。

3. 階段の寸法を測る

階段の踏み板・段鼻(だんばな)の寸法を正確に測ります。築年数が長く経過している家の場合、1段ずつ寸法が微妙に異なる可能性があるので注意してください。

4. 新しい上貼り素材をカットする

計測した寸法にあわせて新しい上貼り素材をカットします。寸法が1段ごとに違っていたらまとめずに1枚ずつカットしましょう。どれが何段目の素材かメモしておいてください。

5. 新しい上貼り素材に接着剤を塗る

カットした素材に階段用のノンスリップ接着剤を塗ります。段鼻の部分は全面に、踏み板の部分は端から数センチあけて塗りましょう。

塗りすぎると素材が浮き、塗りが足りないと素材が剥がれます。薄くムラなく塗ってください。

6. 新しい上貼り素材を貼りつける

接着剤の説明書どおりにオープンタイムを取ったら、新しい素材を階段に貼りつけます。1段ずつ寸法が違っている場合は、該当する段の素材を間違えないように気をつけてください。

内側から外側へ空気を押し出すようにすると綺麗に貼りつけられます。

オープンタイムとは

接着剤を塗ってから、実際に貼り合わせられるようになるまでの待ち時間のこと。

7. 滑り止めをつける

最後に滑り止めをつけましょう。DIYで階段の上貼りリフォームを行う場合、接着時のズレなど些細なことが転倒につながります。万が一を防ぐために、滑り止めは必ずつけるようにしてください。

階段の上貼りリフォームをDIYで行う際の注意点3つ

ポイント_!

階段の上貼りリフォームをDIYで行う際、注意したいポイントが3つあります。

  1. 建築基準法に準拠する
  2. 滑りづらい上貼り素材を使う
  3. 初心者は無理にDIYしない

とくに階段の寸法は建築基準法により定められているため、事前に把握しておくことが大切です。

1. 建築基準法に準拠する

階段の寸法は建築基準法で定められており、違反している場合は改修が必要です。たとえば一般住宅の場合、階段の寸法は以下のように定められています。

箇所 規定サイズ
階段および踊り場の幅 75cm以上
蹴上(1段の高さ) 23cm以下
踏面(1段の奥行き) 15cm以上
踊場の位置 高さ400cmごと

以上を満たしていない場合は建築基準法違反です。上貼りではなく階段全体をリフォームしなくてはいけません。とくに築古物件では注意しましょう。

2. 滑りづらい上貼り素材を使う

転倒による怪我を防ぐため滑りづらい上貼り素材を利用しましょう。安価なリメイクシートはNGです。表面に細かな凹凸があったり専用の塗料が塗られていたり、滑り止め加工が施されている素材を利用してください。

ホームセンターやネットショップで購入できる上貼り専用の素材は、滑り止め加工済みであることがほとんどです。

3. 初心者は無理にDIYしない

初心者は無理にDIYせず業者に依頼してください。階段の上貼りは比較的簡単なリフォームですが、誰でも完璧にできるわけではありません。

素材のカットがズレている・接着剤に塗りムラがあるなどの小さなミスが大きな事故につながります。DIYに慣れていない方は無理に自分でやろうとせず、リフォーム業者に依頼してください。

階段は家の中でも命にかかわる事故が起きやすい場所です。リフォーム業者に依頼するとDIYよりも費用はかかりますが、命には変えられません。

まとめ

階段の上貼りリフォームにかかる費用は、業者に依頼する場合10万円〜20万円、DIYで済ませる場合5万円〜10万円です。

DIYなら費用を抑えられますが、安全性を考えるとプロのリフォーム業者へ依頼した方が安心できます。DIYのミスがきっかけで怪我をして入院する可能性があるでしょう。長い目で見ればプロに頼ることで費用が安くなるかもしれません。

「比較ビズ」の場合、必要事項を入力する2分程度の手間で、優良な階段リフォーム会社をスピーディーに探せます。複数の会社に無料で相談できる点もポイントです。リフォーム会社の選定に迷うことがあれば、ぜひ利用してみてください。

監修者のコメント
 SD住宅相談室
花沢 雅樹

宮城県の一級建築士事務所。建築物について調査・リフォーム設計・コンサルティングを行う。耐震性能、省エネ性能、劣化のしにくさ、維持管理のしやすさの観点にて、計画をされている設計内容を、図面や見積書のチェックなど、第三者視点にて中立な立場でアドバイスを行う。

階段のリフォームは最近では上張りが一般的ですが、形状によっては出来ない場合もあります。直線階段や廻り階段といった普通の形状では、建材メーカー各社がリフォーム階段を商品にしていますので、それを利用すれば技術のある方でしたらDIYでもできるかと思います。

ただし、既存の階段を綺麗に隙間なく包むように加工する必要がありますので、自信の無い方はリフォーム業者への依頼をおすすめします。例えば、デザイン性の高いオープン階段(蹴込みがない)などの場合は、リフォーム階段が使えませんので、階段自体の交換が必要になります。

階段を交換される場合、解体範囲も大きくなり、また、内装工事や電気工事にも関係するため、リフォーム工事の費用が高くなる場合が多いです。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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