住宅系サイトの対策KWで上位表示させる方法は？順位の仕組みや内部対策を紹介

 SEO対策で順位が上昇する仕組み

SEO対策を始める前に、Google（検索エンジン）がどのようなアルゴリズムであるかを理解しておくことが重要です。下記の通り3つの工程があります。それぞれ解説しましょう。

1. クローラーがサイトを巡回

サイトの存在をGoogleが認識するために、「クローラー」というAIがサイトの解析を行います。クローラーは全世界のWebサイトを常に巡回し、評価を行っています。サイトの規模によって巡回する頻度は変わりますが、コンテンツ量の多いサイト程クロールされる回数が多くなります。

2. サイトの解析を行い、ページをインデックスする

クローラーがページを確認した後に、SEO対策において肝となるインデックスが行われます。インデックスとは、クローラーが収集した情報をGoogleのデータベースに登録することを意味します。ページがインデックスされてから初めて、検索結果にサイトが表示されます。まずは確実にページをインデックスさせることが重要になってきます。

3. アルゴリズムに基づいて順位が決まる

Googleはインデックスした情報を基に、「アルゴリズム（評価基準）」に沿って、ユーザーの検索意図との関連性の高いサイトを上位に表示させます。アルゴリズムは日々変動しており、一度上位表示されたからと言って永続的に順位が固定されているわけではありません。

 内部対策具体例の紹介

内部対策とは上記で説明した、Google（検索エンジン）がページ/サイトを正しく認識・評価させるための施策のことを指します。いくらコンテンツの質が良くても、それをGoogleに見られなかったり、正しく評価されなかったりしてしまうと上位表示が難しいものになってしまいます。

本ページでは、住宅系サイトを例に具体的な施策例としてご紹介いたします。下記の通り主に5つの例があります。それぞれ解説していきましょう。

タイトルタグ

サイトやページにタイトル（題名）をつけるためのHTMLタグの一種となります。SEO対策では、それぞれのページで固有のタイトルをつけることが大切です。

上記のような、対策KWを含み文字数も32文字以内で設定することがGoogleからの評価を得るために重要なポイントになります。

また、ページのタイトルはクリック率にも大きく影響してくるため、競合と比較をしながら、最適なタイトルを設定すると良いでしょう。

メタディスクリプション

メタディスクリプションとはタイトルタグの下に記載されるサイトの概要を説明する文章になります。ユーザーは「タイトル＋メタディスクリプション」で記事の内容を判断しているので、 魅力的な文章で伝えることができれば、ユーザーがクリック数の増加やより長い時間滞在してくれることにもつながります。

上記のように、対策KWを含み、文字数も100〜120文字で設定することが重要です。

見出しタグ（h1タグ）

見出しタグ（ｈ1タグ）とはサイトのソースコード上に記載される見出しを設定するタグになります。この見出しタグはh1〜h6までありますが、そのすべてを設定する必要はありません。その中でも一番重要なh1タグはタイトルタグ同様それぞれのページごとに固有の見出しを設定する必要があります。

タイトルタグ、メタディスクリプション同様に対策KWを含むことが大切です。また、h1タグよりh2タグの方が文字のサイズが大きいなど、階層構造を理解しにくい不規則なサイズ設定はページ評価を下げてしまうので注意する必要があります。

コンテンツ作成

SEO対策で上位を狙い、流入の獲得につなげるうえでコンテンツは非常に大きな要素の一つです。アルゴリズムを鑑み、ユーザーの検索意図に沿ったコンテンツを作成することが大切です。

サイト速度

サイト速度（ページ表示速度）は順位を決めるうえでも重要な要素の一つです。表示速度の改善をするにあたって、自社サイトがどれくらいの速度なのかを確認する必要があります。

下記にサイト表示速度のチェックを行うためのツールを紹介します。

PageSpeed Insightsを用いることで、現在のページ読み込み速度が分かるだけではなく、必要な改善ポイントも提示してくれるので、参考にしてみると良いでしょう。また、ユーザビリティの面でも大きなインパクトを与えるので、表示速度を上昇させることを心がけて改善していくことが必要です。

外部対策

外部対策とは外部サイトから自社サイトに良質な被リンクを張ってもらう施策のことです。SEO対策において外部のサイトから被リンクを獲得すると、そのサイトが有益であるとGoogleから判断されやすくなります。自社サイトと関連性のあるサイト、情報量の充実しているサイトからの被リンクを集めることが重要な施策になります。

被リンク

被リンクとは、外部のサイトから自社サイトへのリンクのことを指します。過去の手法では、情報量の少ないサイトや、質の低いサイトを大量に作成し、そこから被リンクを飛ばすという手法が多くありました。現在では、そういった対策を行うとペナルティが課せられてしまうので被リンクの外部対策には十分注意が必要です。

まとめ

内部対策・外部対策について住宅系サイトを例に具体的な施策例をご紹介してきました。あくまでSEO対策のほんの一部であり、上記設定を完璧に行っても順位が上がらなかったり、下がったりしてしまうケースもあります。

また、一度上位表示に成功したとしても、順位は変動するので高順位をキープするために改善は常に繰り返さないといけません。SEO対策は終わりのない長く険しい道のりですが、自分の考えた内部対策やコンテンツで上位表示に成功した際の達成感はこれまでの努力が無駄ではなかったと感じることができるでしょう。

監修者のコメント

アドリブ株式会社

広告事業本部所属　持田 智也（モチダ トモヤ）

奈良県出身。立命館大学法学部卒業。Webマーケティングの現場を通して形成した独自のノウハウを基に、多種多様な企業の集客を支援。専門分野はSEO対策・リスティング広告。分析したサイト・広告アカウントは1,000以上となっており、中小から東証一部上場企業まで数多くのニーズに対応。

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SEO対策では「業種・業界」に沿った固有の対策方法がございます。注文住宅系は競合性が高く、長期的な視点でSEO対策を実施することが不可欠です。 都道府県単位で上位表示を達成するためには、市区町村単位の検索クエリでコンテンツを追加し、ドメインと対策キーワードの関連性を深めていくことが重要となります。

昨今、Googleが展開しているアルゴリズムは変動が頻繫にあり、コアアルゴリズムアップデートは不定期に発生いたします。常に最新のSEO情報をキャッチアップし、またその中でも取捨選択を行い、正しい情報を基に対策を実施いたしましょう。

SEO対策で上位表示化を達成する難易度は年々上昇しておりますが、その分、大きなリターンもございます。将来への投資のため、今一度、サイトの改善点を洗い出しましょう。

執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。