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ブランデッドムービーとは?注目される3つの理由や動画制作の事例・方法を解説!

最終更新日:2023年01月31日
株式会社クラスターワン
監修者
代表取締役 尾形隆幸
ブランデッドムービーとは?注目される3つの理由や動画制作の事例・方法を解説!
この記事で解決できるお悩み
  • ブランデッドムービーとは?
  • ブランデッドムービーを作るとどんなメリットがあるの?
  • ブランデッドムービーにはどんな事例があるの?

近年注目されているブランデッドムービーとは、一体何なのでしょうか?通常の動画広告やCMとの違いがわからず、自分達も制作すべきなのかお悩みではないですか?

ブランデッドムービーは、今や多くの企業が制作し、国が補助金を出すほどに推奨している広告手段となっています。

本記事はブランデッドムービーの概要や注目されている理由、企業の制作事例や制作の流れ等を紹介します。最新の動画広告のトレンドを知りたい方や、自社のブランド認知拡大に取り組んでいる方におすすめです。

近年注目されている「ブランデッドムービー」とは

ブランデッドムービーとはその名の通り、企業のブランディングを目的とした動画です。

企業が視聴者へ伝えたいメッセージをストーリー性のある内容で発信することにより、視聴者の記憶に残るようにして、企業の理念に共感してもらうのが大きな狙いです。

視聴者はまるでドラマを見ているかのような感覚で、メッセージを頭の中に入れられます。代表的なものとして、大成建設のコマーシャルがしばしば例として持ち出されます。

商品紹介動画や動画広告との違い

商品紹介動画や動画広告との一番の違いは、「商品PRの有無」にあります。加えて以下で記載しているように、「商品紹介の有無」や「視聴者の興味の有無」の違いがあります。

  目的 商品の紹介 視聴者の注目度
ブランデッドムービー ブランドPR なし あり
商品紹介動画 商品PR あり あり
動画広告 商品PR あり なし

商品紹介動画や動画広告は商品PRを通じて、消費者に購入してもらうのが目的で制作されます。YouTubeやSNSを見ているときに、突然動画広告が差し込まれるように、視聴者に選択肢がなく受動的に見るのが動画広告です。テレビのCMもその中の一つです。

一方ブランデッドムービーは、商品PRは必要ありません。ブランデッドムービーによって企業が伝えたいメッセージに視聴者が共感し、よいイメージを持ちます。よいイメージを持った視聴者が企業のファンとなり、商品の売上につなげる・リピーターを増やすことを狙うのです。

ブランデッドムービーや商品紹介動画は、視聴者が自分で動画をクリックして能動的に視聴する形となります。

ブランデッドムービーが注目される3つの理由

ブランデッドムービーが注目される3つの理由

主に上記の3つの理由でブランデッドムービーが注目されています。今では国が補助金を出すほどに推奨している広告媒体にまで発展しました。

ブランド重視の消費者が増えている

ブランデッドムービーが注目される理由として、消費者の購買意識が変化し、ブランド重視の傾向が顕著になってきたことがあります。

これまではその商品やサービスを購入することで、消費者にどのようなメリットがあるかが重視されてきました。

オンラインショッピングが広く普及し、商品を手に取れなくなった現代では「このブランド・メーカーなら信頼できる」という信用が重視されています。

ブランデッドムービーはブランドの良さや想いを売りにすることで、ブランド重視の消費者に訴求できるのです。

動画広告にストレスを感じる視聴者が増えている

次に、多くの視聴者が動画広告に疲弊している点です。

動画広告が視聴者の意思を無視して差し込まれるので、見ている側としてみればストレスを感じることもあるでしょう。

ブランデッドムービーの場合、自分の意志で視聴可能です。見たくて見る人が大半なので、ストレスに伴うマイナスイメージを回避できます。

SNSで動画が拡散されやすくなっている

最後に、SNSによってブランデッドムービーが拡散されやすい点です。

ブランデッドムービーは視聴者の共感を得ることが目的です。共感を得てもらうには、当然多くの人に見てもらう必要があります。

SNSは他のユーザーへのシェア・拡散がしやすく、話題性も生み出しやすいため、共感を生む動画は親和性が高いです。

ブランデッドムービーを制作する3つのメリット

ブランデッドムービーを制作する3つのメリット

ブランデッドムービーが注目を集めているのは、上記のように制作するメリットがあるからです。

長期的な戦略やSNSに伴う拡散効果などで、従来よりも大きな宣伝力を持つ可能性があります。

ブランド認知を広げやすい

ブランデッドムービーはSNSとの相性が非常によく、ブランドの認知拡大に有効です。

ブランデッドムービーは共感が狙いで制作されます。視聴者が動画に共感し、SNSで発信・シェアすることで、多くの人に拡散されます。

SNSで拡散されることで、広告費用を抑えながらも、多くの人から反響を得られる動画になるでしょう。

他の広告よりもポジティブな印象を与えやすい

自社ブランドへのポジティブな印象を視聴者に与えやすい点もメリットの一つです。

商品紹介動画や広告動画の場合、短期的な効果に終わることが多いです。

ブランデッドムービーの場合、共感をメインにして取り扱う動画です。好感度がアップして、企業やブランドのファンになってもらえば、記憶に残ります。新商品やサービスを発売した際に、視聴者の購買行動につなげられるでしょう。

自社ブランドのファンを作りやすい

ブランデッドムービーに共感してもらえば、自社ブランドのファンを作ることができます。

理念や会社のビジョンをメインにして、人の心に訴えるような動画を制作するのがブランデッドムービーです。共感してもらえば、企業やブランドのファンになってリピーターを増やす効果が期待できます。

共感を呼び起こすためには、自社アピールは必要ありません。むしろ視聴者の悩みや「あるある」に重きを置くことで、共感してもらえるでしょう。

ブランデッドムービーを制作する上での3つの注意点

ブランデッドムービーを制作する上での3つの注意点

ブランデッドムービーの制作はメリットが多い一方で、他のPR施策と比べて上記のように注意すべき点もあります。

新しいPR施策だからこそ、慎重に制作を進めることも重要です。

効果測定が難しい

ブランデッドムービーは動画広告と比べると、効果測定が難しいです。

他のPR施策であれば、施策経由で商品がどれくらい売れたかが目安の指標になります。商品の購入数を追う方法は確立されているため、効果測定は容易です。

しかし、ブランデッドムービーは商品を売るためではありません。そのため以下のような定量・定性での効果測定を参照してみてください

●定量調査

  • 動画再生回数
  • 「いいね!」やシェアなどのエンゲージメント数
  • HPへの訪問数
  • 問い合わせ件数
  • キーワードの検索数

●定性調査 

  • 視聴者へのアンケートで動画の評価をヒアリングする
  • 想定ターゲットに動画を試聴してもらい感想を集める

共感を得られるとは限らない

ブランデッドムービーを作っても、多くの人から共感を得られるとは限りません。

拡散に成功するほど、多くの人に届くことになります。人によっては共感をしないばかりか反感を覚え、ブランドイメージが毀損される可能性も考えられます。

差別的な内容や不快感を覚える内容がないか、入念に精査しましょう

動画製作費が高い

ブランデッドムービーの制作には、相当な製作費・広告費がかかります。

制作会社や脚本、実写の有無などにもよりますが、15〜30秒のテレビCMで100〜500万円ほどかかります。ハイクオリティなものであれば500万円以上です。

テレビCMや有料広告で発信する場合はさらに広告費も発生します。

ただ、制作物を自社メディアやSNS、テレビCMなどに多角的に配信できるため、動画の活用方法はさまざま考えておくといいでしょう。

ブランデッドムービーの事例

ブランデッドムービーを制作する際は、既存の作品を参考にしましょう。制作に着手しようとしても、どのような作品にすべきかイメージが湧かないことがほとんどです。既存作品の中には、参考にできる人気のムービーが多数存在します。

間接的に自社サービスを通して得られるものを伝える【早稲田アカデミー】

早稲田アカデミーでは「へんな生き物」と呼ばれるブランデッドムービーを公開しています。サービス紹介や塾で学習する様子さえ一切描写されないものの、子どもの夢を叶える手段として塾サービスを展開していることが伝わる内容です。

夢を目指す子供と、そんな子供を不思議がりながらも応援している母親との心温まるストーリーが共感を呼びます。

こちらの作品は、ギャラクシー賞の優秀賞や広告電通賞最優秀賞など受賞しました。

漫画やアニメが人々に与える影響を体感できる【講談社】

講談社では"Taking Flight"というブランデッドムービーを公開しています。自社のサービス・商品がどう影響を与えるか、洗練された表現で伝えている点が魅力です。

動画では、漫画やアニメなどの作品が鳥のように羽ばたいて、制作者から世界中の読者に届く様子を描いています。

本が、老若男女問わず世界中の人に届き、多くの人の心を動かし楽しませている様子が鮮明に想像できる物語です。視聴者は、漫画やアニメ作品を作る企業の影響力ややりがいをひしひしと感じられるでしょう。

この動画は、BRANDED SHORTS ナショナル部門を受賞しており、多くの支持を得ています。

自社の理念への共感を生む【明治安田アセットマネジメント】

明治安田アセットマネジメントのブランデッドムービーは、企業ブランドの訴求を目的として制作されました。

広告色を排除し、理念をメインに持ってくることで視聴者の共感を得ようという作品です。共感してもらって、中長期的には自社の販売する投資信託への流入につなげることが狙いです。

ひとりの女性に焦点を当て、幼少期〜社会人に成長するまでの過程を描写し、視聴者の共感を引く内容になっています。

そのような流れの中で「成長の支えになる」という明治安田アセットマネジメントのメッセージを伝え、視聴者に印象づけています。

心暖まる雰囲気で共感を呼ぶ【アーツアンドクラフツ株式会社】

アーツアンドクラフツ株式会社のブランデッドムービーは、暖かい雰囲気や音楽に乗せて結婚指輪・婚約指輪の役割を伝えています。アーツアンドクラフツ株式会社とは、オーダーメイドの婚約指輪のメーカーです。「ith」と呼ばれるブランドを展開しています。

あるカップルが人生のライフステージに合わせて指輪を大切にしている姿が、字幕のメッセージとともに流れます。結婚前、結婚式、妊娠・出産とそれぞれのシーンで結婚指輪・婚約指輪が光り輝くシーンが印象的です。

「自分もこんな人生を送りたい!」と思うとともに、さりげなく輝く指輪も欲しくなる、心暖まる動画です。

間接的に自社サービスの意義を伝える【サイボウズ】

サイボウズでは「アリキリ」と呼ばれるシリーズのブランデッドムービーを展開しています。現代の問題を反映したストーリーを展開しながら、間接的にその問題の解決にサイボウズが必要と伝わる動画です。

サイボウズの特徴として、アニメーション動画を導入している点も見逃せません。ブランデッドムービーの中では珍しいパターンといえます。

キャラクター設定がしっかりしていて、セリフも考え抜かれています。自分事として考えるのが難しいのでなかなか採用されない傾向があるアニメですが、その課題を克服して他社との差別化が図れ、インパクトのある作品に仕上がりました。

ブランデッドムービー制作の流れ

ブランデッドムービー制作の流れ

ブランデッドムービーに興味があって、実際に制作してみたいと思っているかもしれません。その場合、どのような過程を経て制作するのか、一般的な流れを把握しましょう。

目的を明確にする

なぜブランデッドムービーを作るのか、目的を明確にしましょう。ここが明確でないと、ピント外れの動画になって、思うような効果の上がらない可能性があります。

加えて、動画を配信した後の効果測定の方法も、この段階で考えておくといいでしょう。どのような結果を目指して動画を制作するのか、定量的にも明確になるからです。

どのくらいの予算枠で制作するのか決めておくのもおすすめです。ブランデッドムービーは外注でお願いしようと思っている人もいるでしょう。外注を検討しているのであれば、概算見積もりもこの段階で早めに行ったほうがいいです。

コンセプトを決める

目的がはっきりしたら、どんなコンセプトにするかを検討します。コンセプトを決めることで作品のテーマやメッセージが明確になり、脚本や作風、動画のテイストなども具体化できます。

具体的にはどんなテーマで制作するか、どんなメッセージを伝えたいかということを考えましょう。

テーマは自社のイメージに合わせて、視聴者に身近なものが好ましいです。メッセージには自社の理念やサービスへの想いなどを盛り込み、視聴者の共感が得られるものにします。

脚本を作成する

制作目的やコンセプトに合わせて脚本を作成しましょう。

動画の目的やコンセプトに基づき、プロットと呼ばれるストーリーの展開を考えていきます。その次にはプロットの流れに基づき、具体的に脚本を作る工程です。

最初の段階で予算を固めておくと紹介しましたが、概算で構いません。しかし、プロットを作った段階では費用を確定しておくといいでしょう。

撮影に入る

機材準備とスケジュール組み

脚本が出来上がったところで、それに基づき撮影を進めていきます。撮影をするにあたって機材や道具も必要になるため、機材準備の目処を確認したうえで、スケジュールを作っていきましょう

出演者交渉

ブランデッドムービーによっては出演者が登場するパターンもあるでしょう。その場合、出演者のスケジュールも早めに押さえておきます。準備ができたところで、順次撮影を進めてみてください。

編集

撮影がすべて終わったら、今度は編集の段階です。プロットや脚本をベースにして、ストーリー性のあるコンテンツにまとめます。編集の段階で必要ないと感じたシーンがあれば、カットするのも一つの選択肢です。

公開する

動画が完成次第、公開します。公開先はいろいろと選択肢があります。

まずは、自社ホームページやYouTubeの自社公式チャンネル、自社公式のSNSにアップロードしましょう自社ブランドの発信と相性がよく、広告費用がかからないためです。

そのほか、さらなる告知効果を見込みたい場合は、テレビCMへの公開も検討してみてください。

まとめ

本記事では、ブランデッドムービーの概要やメリット、事例や注意点を紹介しました。

見ている人にストレスを与える動画広告のデメリットが鮮明になってきたあたりから、ブランデッドムービーの注目度がアップしています。直接的な宣伝ではないので、短期的に大きな効果を上げるのは難しいでしょう。しかし、長期的戦略を描く場合、ブランデッドムービーは効果性が高いです。

動画に関するノウハウを持っている社員がいなければ、専門の業者に外注するのも一つの方法です。こちらの記事では、ブランデッドムービーの制作が可能な動画制作会社を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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監修者の一言

今の時代のブランディングにおいて「共感」「ファン」というキーワードは欠かせないものとなっています。テクノロジーの進歩によって生み出される革新的なもの以外商品やサービスで革命的といえるものは少なくなってきており、差別化などを主とした消費者志向のマーケティングから価値主導のマーケティングへと変わってきた証拠とも言えます。

自動車のCMがわかりやすい例かもしれませんが、一昔前まではその車の性能などが前面に押し出されていたCMが多かったですが、今ではそうした機能的価値に加え「その車と一緒に作る家族の思い出」など情緒的価値を打ち出したCMもよく見かけるようになったのではないでしょうか。

そういった「心に届くブランディング」が重要な時代だからこそブランデットムービーも多くなってきているのだと思います。ブランデットムービーのメリットの一つに、企業規模の大小は関係なく成果を出せるという点があります。

企業の理念・ビジョン・想いを主観的になり過ぎず、見る人の心に響くブランデットムービーにする事ができれば、その価値に共感したファンを作り出し長期的な関係を築くきっかけとなってくれるでしょう。

株式会社クラスターワン
代表取締役 尾形隆幸
監修者

埼玉県さいたま市出身。動画・グラフィック・デザイン制作、WEBマーケティングをワンストップで行う。「UNCHAINS(アンチェインズ)」を運営する株式会社クラスターワン代表取締役。ホームページ制作会社、広告代理店、IT業界での営業・人材教育を経験。その後、東京の動画・映像制作会社に入社。ディレクション・撮影・編集等を学び、静岡にて起業。動画制作はこれまで県内・県外の企業を中心に商品紹介、サービス紹介、会社紹介、リクルート、イベント・展示会、テレビCM等、実写からアニメーションに至るまで企画・撮影・編集をワンストップにて対応。クライアントのビジネスでの目的・目標達成のために動画を中心としたクリエイティブとWEBマーケティングの力で成果を出すための取り組みに注力している。趣味はサッカー、映画鑑賞。

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