パンくずリストとは?SEO強化や良質サイトに欠かせないリスト!
- パンくずリストって何?
- パンくずリストがないとSEOは弱いのかな?
- パンくずリストは簡単に作れるのかな?
「パンくずリストはSEOに影響するって本当?」と悩んでいる方必見! この記事では今よりもドメインパワーを上げたい方に向けて、パンくずリストの概要を解説。
最後まで読めば、パンくずリストが必要な理由やWordpressでの作り方などが分かります。作る際の注意点も解説しているので、初めての実装に不安がある方はぜひ参考にしてください。
もしも今現在、
- サイトをリニューアルしたい
- 定期的な更新が難しい
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パンくずリストとは何か?
パンくずリストは、閲覧中のページがサイトのどこにあるかを示し、ユーザーを案内する役割を持ちます。パンくずリストから他のカテゴリーのページへ飛べるため、ユーザーの回遊率を高める機能も合わせ持ちます。
パンくずリストはユーザーエクスペリエンスの向上に加え、GoogleにWebサイトを理解してもらうためにも非常に有効です。特に記事数が増えるほどパンくずリストの効果は高まり、Webサイト作成の基本ツールでしょう。
ユーザーのWEBサイト上での位置を示したもの
パンくずリストは「ホーム>個人のお客様>口座をひらく」のように、Webサイト上での場所を示します。一般的に、Webページの左上に表示されることが多いです。
例えば、「ホーム>個人のお客さま>お金をためる・ふやす>円預金」の場合を考えてみましょう。「誰向け>何をしたい>どうやって実現する」構造になっており、右に進むほど内容に具体性が増しているのが分かります。
パンくずリストを設置することで、ページの場所と具体性をユーザーに届けられるのです。
童話「ヘンゼルとグレーテル」に登場するヘンゼルが、道しるべとしてパンくずを道端に撒いた話が由来とされています。
パンくずリストはなぜ必要?
パンくずリストは、ユーザーエクスペリエンスの向上とSEO対策に必須の要素です。 パンくずリストが必要な理由は以下の3つです。
- Googleからの評価を受けやすくなる
- ユーザーの探すページが見つかりやすくなる
- 内部SEO対策に繋がる
Googleからの評価を受けやすくなる
Googleは、公式に発表している「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」の中で、パンくずリストの使用を促しています。
パンくずリストを含むWebサイトのナビゲーションは、ユーザーだけでなく検索エンジンにとっても大切なナビゲーションと解説しています。
- ユーザーが素早く欲しい情報を見つけられる
- GoogleがWebサイトで重要なコンテンツを理解する
パンくずリストの設置は、これらを満たすために必要なのです。
ユーザーの探すページが見つかりやすくなる
パンくずリストを設置しておけば、ユーザーはWebサイト上のどのカテゴリーの記事を開いているのか直ぐに分かります。
ユーザーが他の内容も知りたくなった時、パンくずリストがあればどうでしょうか?Webサイトのトップページまで戻らずに、ある程度予想して記事を探せます。
知りたい情報にたどり着きやすくなるためにも、パンくずリストは必要です。
内部SEO対策にも繋がる
パンくずリストは「内部リンクの1つ」であるため、Googleクローラーの情報収集の手助けとなり、Webサイトを理解しやすくしています。
Googleクローラーが巡回しやすい道を作り、適切な評価を受けインデックス登録されるためにも、パンくずリストは必要なのです。
「Googleにクロールされやすく適切な評価を受けられる構造を作ること」を内部SEO対策といい、検索順位を上げるために必要な対策です。
パンくずリストの種類は3つ
パンくずリストには以下の3種類があります。それぞれ特徴があるため、理解を深めて適切なパンくずリスト選べるようにしましょう。
- 位置(ロケーション)型
- 属性(アトリビュート)型
- パス(履歴)型
位置(ロケーション)型
位置型は、ユーザーがWebサイトのどの位置にいるのか一目で分かる構造になっているリストのことです。例えば、「ホーム>レシピ>一人暮らしの料理>パスタ>カルボナーラの作り方」のようなイメージです。
位置型パンくずリストを作る上では、「どこまで戻ればどんな情報を得られるのか」を具体的に想像させることが重要でしょう。
属性(アトリビュート)型
3種類のなかで主流なのは、属性型のパンくずリストです。属性型は、同ページに同じパンくずリストが表示される位置型と違い、ユーザーの操作によって変化します。ユーザーは、現在閲覧しているページがどのカテゴリーに属するのかを把握できます。
ECサイトの例を挙げると、「ホーム>アウトドア>チェア>ブランド名>イスの高さ」のようなイメージです。大きな分類から徐々に範囲が小さくなっていきます。
カテゴリー分けされることが多く、ECサイトやオウンドメディアで見かける頻度が高いでしょう。
パス(履歴)型
パス型は、閲覧中のページまでにどんなページをたどってきたのか履歴を表示することです。「ホーム>キッチン用品>フライパン>日用品>食器用洗剤」のように、単に閲覧した場所順に並べられたパンくずリストがパス型です。
Webサイトの「戻る」機能と同じため、現在では見かける頻度が少なくなっています。ユーザーだけでなくGoogleクローラーにも不便なため、パス型のパンくずリストは頭の片隅に覚えておく程度でよいでしょう。
Wordpressでパンくずリストを作る方法
Wordpressでパンくずリストを作成するには、以下の2通りの方法があります。
- パンくずリストに対応したテーマを活用する
- プラグインを挿入する
パンくずリストに対応したテーマを活用する
既に完成されたテーマを使うため、詳細設定は要らず手間をかけずに作成可能です。
パンくずリストに対応したテーマの代表的な例として、『Xeory』があります。『Xeory』は、コンテンツマーケティングを軸に事業展開している「株式会社ルーシー」により開発されたテーマです。
無料でダウンロード可能で、「サイト型」「ブログ型」の2種類を選択できます。どちらのタイプもデモサイトから、パンくずリストの表示を確認可能です。
コンテンツマーケティングで数々の功績を残している企業が開発したテーマであるため、信頼をおけるテーマでしょう。
プラグインを挿入する
代表的なプラグインは『Yoast SEO』です。『Yoast SEO』では、パンくずリストの区切り線、文字色や表示文字など詳細な設定をできます。自分好みのテイストに調整できるため、カスタマイズしたい方におすすめです。
『Yoast SEO』を使った作り方の手順は、次の通りです。
- 「プラグイン」から『Yoast SEO』をインストール
- インストール完了後、「有効化」をクリック
- 左メニュー画面の「SEO」→「検索での見え方」をクリック
- 「検索での見え方」の画面で「パンくずリスト」タブをクリック
- 「パンくずリストを有効にする」の項目で「有効」に変更
- 項目毎に詳細な値を設定し下準備は完了
- 「外観」→「テーマエディター」をクリック
- パンくずリストを設置したい場所にコードを貼り付け
- パンくずリストの設置完了
詳細な設定方法については、Yoast SEOから確認してください。
パンくずリストを作る時の注意点3つ
パンくずリストを作成することで、ユーザーがページを見つけやすい、内部SEO対策になるといったメリットがあります。しかし作り方を間違えると、かえって逆効果にもなり得ます。作り始める前に、注意すべきポイントも把握しておきましょう。
- ロジカルな構造を意識する
- 特殊な記号を使わない
- 関連のあるリストにする
ロジカルな構造を意識する
論理的な構造になっているか意識しましょう。例えば、「筆記用具>ボールペン>蛍光ペン」のようなパンクズリストはユーザーにとって分かりやすいでしょうか?
「ボールペンと蛍光ペンは同列のカテゴリーでは?」と感じるユーザーが多いはずです。「筆記用具>ペン>蛍光ペン or ボールペン」の構造であれば理解しやすいでしょう。
階層がロジカルでないパンくずリストは非常に見にくいです。作成前に必ず構造を確認しましょう。
特殊な記号を使わない
パンくずリストで使う記号は、一般的に使われているものが良いでしょう。「Aカテゴリ:Bカテゴリ」のように、コロン(:)や中黒(・)を使うとユーザーは戸惑いやすいです。
細かなデザインにも拘りたいかもしれませんが、ユーザーがどう感じるかを優先してパンくずリストを作成しましょう。
関連のあるリストにする
「ロードバイク>メンテナンス>車」のような作り方はやめましょう。カテゴリの親子関係や関連性のない作り方をすると、ユーザーは混乱し理解しにくいです。
Googleのクローラーも関連性がないと判断し、SEOにとっても悪影響を与えます。
まとめ
パンくずリストは、Webサイトで欠かせないツールです。ユーザーがページを発見しやすくする、Googleクローラーが巡回しやすくするといった効果があるためです。
ユーザーの滞在率を高めSEO強化に繋げられる一方で、作り方にも注意が必要です。ユーザーが論理的に理解しやすい構造や分かりやすい記号を使うことも忘れないようにしましょう。Webサイト作成において非常に需要なため、理解を深めておくと良いでしょう。
1987年、東京都大田区生まれ。2010年、ソフトウェア開発会社に入社。業務用クラウドサービスの開発に従事。在籍中は、自社サービスの開発業務をはじめ、顧客企業でのユーザー向けデモンストレーションにも多く携わる。2012年に退社後、中期の海外生活での経験を活かし、帰国後に大田区羽田にて民泊を創設し運営。2013年にホームページ制作を行う個人事業主として創業。その後2017年、株式会社KOPを設立し、代表取締役(現在)に就任。新規事業の立上げ〜収益化のノウハウを活かし、「デザイン×集客」に特化したホームページ制作・Webマーケティングを主軸とした売上アップの仕組み作りを得意としている。
本文中では「ホーム>個人のお客様>口座をひらく」が例としてあげられていますね。情報はカテゴライズすることで一気にわかりやすくなります。
今いる「口座をひらく」の立ち位置が一発でわかるので、「口座をひらく」ページへの理解度がクリアになります。
例えば「新宿」。単体で見るとおそらく「東京都新宿区」や「新宿駅」を想起すると思います。ここで「神奈川県>逗子市>新宿」と表記があると、どこの「新宿」についてのページかが一気に明確になるイメージです。(上記実際にある地名です。)
本文中でも言及がある通り、パンくずリストはSEO対策の観点でも有効なパーツであり鉄板施策です。WordPressであればプラグインで簡単に実装できるので、おすすめです。
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