効果的な採用LPを作る方法とは?メリットや注意点も解説
- 効果的な採用LPの作り方とは?
- 採用LPのメリットとは?
- 採用LPに取り入れるべき内容とは?
LP(ランディングページ)のメリットを活かした、採用サイトが注目を集めているのをご存じでしょうか。採用LPは1ページ完結型のサイトであるため、ユーザーに伝えたい情報を一気に伝えられます。
この記事では採用LPを活用したい、効果的な採用LPを作りたい方に向けて、採用LPを設けるメリットを紹介します。採用LPの効果的な作り方や取り入れるべき内容、活用事例を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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採用LPとは
採用LPは企業やお店の人材採用のために特化したページで、求職者の心理に働きかけ、応募やエントリーまで1ページで完結できるサイトを指します。「LP」はランディングページのことで、最近よく見かける商品の初回お試し購入ページやお得な定期購入を促すページが代表的でしょう。
ページに訪れた人がページを設けた側が意図するが目的地へと着地(Land)するよう、それに至る流れを考えて、1ページで誘導するサイトです。採用LPはこうしたLPのよさを活かし、人材採用へと展開しています。
採用LPを設ける7つのメリット
採用LPで求人募集を行うメリットにはどんなものがあるのでしょうか。以下の7つのメリットを紹介します。
- デザインの自由度が高く成果を出しやすい
- 情報を伝えやすい
- 訪問者の離脱が少ない
- 制作期間が短い
- コストが安い
- ターゲット層に届きやすい
- 効果測定やページ改善がしやすい
デザインの自由度が高く成果を出しやすい
採用LPは企業やブランドとは独立して存在できるので、自由な表現が可能です。たとえば、若者向けに今時の言葉で語りかけたり、世の中のトレンドの言葉や題材をテーマに面白おかしく語りかけたり、自虐的な内容にするなど柔軟なサイトが作れるでしょう。
求人ポータルサイトではある程度の雛型があり、多くの企業の中で差別化も図れず埋もれてしまいがちです。これに対して、専用の採用サイトも企業イメージやブランドイメージを崩すことはできません。
自由度の高い採用LPは、興味を持って訪れた人に効果的に働きかけができ、心を動かしやすいので応募にもつながりやすいです。
情報を伝えやすい
採用LPは1ページに凝縮されるので、最後までスクロールしてもらえれば、採用にあたって伝えたい情報を一気に伝えられます。採用サイトは何ページもの構成なので、各ページの情報を見てもらえるかはその人次第でしょう。
求人ポータルサイトでも、1つの枠で情報を一気にまとめて伝えることは可能です。ほかにも数えきれないほどの求人案内が出ているので、あまり情報量が多いと違う求人に移ってしまうリスクがあります。
採用LPは他社とも競合しない1ページ完結のサイトなので、1ページの内容にしっかりと向き合ってもらえるのもメリットです。
訪問者の離脱が少ない
1ページで情報が理解でき、しかもセールストーク的な流れになっているので、途中で飽きて離脱することなく応募につながりやすいのがメリットです。
少子高齢化で人手不足の時代、離職者が多く困っている企業でも応募者を増やせるメリットがあります。
制作期間が短い
採用LPはたった1ページなので、アイディアさえまとまれば比較的短期間で作れます。すぐにでも人が欲しいときにも便利です。
人手不足の解消をはじめ、新たな事業を始めてお店を新たに出店する場合、すぐにでも求人を募って採用したいでしょう。そのために採用サイトを作るとなれば、かなりの時間がかかってしまいます。採用LPは短期間で制作可能なため、すぐ募集をかけられます。
コストが安い
採用LPは1ページで完結するので、一般的なホームページを制作するよりはコストも安く気軽に作ることが可能です。本来の採用サイトは何ページにもわたりデザインをおしゃれにする必要があり、製作コストがかかります。
低コストで応募者数も期待できるなら、採用LPはもってこいでしょう。
ターゲット層に届きやすい
LPは、求人を検索する方の検索結果に連動するようにリスティング広告などとして出稿して運用する方法が一般化しています。「正社員 IT」「地域名 介護」「女性 残業なし」など特定のキーワードを検索した人に対して、検索条件に近い検索画面に表示できるのです。
検索ワードの指定方法を工夫することで、想定していないターゲットに表示されるリスクが減るでしょう。年代や経験など求めている条件とはまったく異なる人が大量に応募してくるようなリスクは避けられます。
効果測定やページ改善がしやすい
採用LPは1ページだけなので、アクセス数やアクセスルート、滞在率やコンバージョン律などの効果測定もしやすいです。それに合わせて、スムーズに改善できるでしょう。
求人ポータルサイトへの出稿内容やフリーペーパーの広告は簡単に変えることはできませんが、採用LPは修正も容易です。効果を出すためにも、採用期間中は週1回以上のペースで改善や更新がおすすめです。
採用LPの3つの注意点
採用LPの注意点にはどんな点が挙げられるでしょうか。デメリットをクリアしないと、求める効果が得られない場合もあるので注意が必要です。
3つの注意点を紹介します。
構成に工夫が必要
採用LPは、求職者にエントリーというアクションを起こさせるためのサイトです。1ページを読み進めていくうちに、モチベーションが高まり、最後までスクロールしなくても、「ここで働きたい」と思わせるような構成の工夫やアイディアが欠かせません。アイディアに工夫がないと、作成してもエントリーしてもらえない採用LPになってしまいます。
情報量の調整が大切
企業の魅力や働く環境のよさを伝えるため1ページに詰め込みすぎても、読む気力を失って途中で離脱してしまうかもしれません。
一方で、情報量が少なすぎれば不安が残って応募にはつながりません。1ページで読みやすく、求職者に知ってほしい情報や働いてみたいと心動かす情報をいかに盛り込めるかが大切です。
SEO対策に弱い
LPは見た目にインパクトを与えて、必要な情報やエントリーボタンなどを目立たせるために、文字も大きくして画像化したものを並べるスタイルが多いです。画像の中にキーワードがちりばめられていても検索エンジンが認識しにくいため、検索順位が上がりにくいのがデメリットでしょう。
検索順位の判定でも優先度が低下しやすい
画像が多いと表示が遅くなるため、検索順位の判定でも優先度が低下します。そのため、リスティング広告のように、ユーザーの検索結果に連動させて表示できるようにし、年代や地域などのプロフィール項目、投稿内容のキーワードからターゲットが絞りやすい、FacebookやInstagramなどのSNS広告で運用するのがおすすめです。
採用LPの活用事例を紹介
採用LPの活用事例を3つ紹介します。採用LPを作るときの参考にしてください。
- 戸田建設株式会社
- 株式会社ユウクリ
- 株式会社ダイフク
戸田建設株式会社
戸田建設株式会社の採用LPです。
採用LPは、会社の理念や職種・採用実績・選考内容までしっかり書かれています。求職者にとって安心して見られるサイトになっているでしょう。
建築関係の仕事なためデザインはシンプルですが、求職者のことを考えてシンプルなデザインです。
株式会社ユウクリ
株式会社ユウクリの採用LPです。
ファーストビューは女性の笑顔の写真で印象がいいです。「1日だけ・1日から」というキャッチコピーもあり、クリエイター専門の人材エージェンシーらしさがあるでしょう。
フリーランスは収入が不安定なため、不安を取り除くような言葉です。
株式会社ダイフク
株式会社ダイフクの採用LPです。
黄色をメインカラーにしており、明るいイメージが湧いてきます。キャッチコピーがしっかり決まっており、ファーストビューも大事にしているでしょう。また、オリジナルの写真をつかっているため、採用LPを見ている人は親近感が湧きます。写真の人達が笑顔なことがポイントでしょう。
採用LPに取り入れるべき内容
せっかく採用LPを作っても、必要事項を入れていないと効果的LPを作れません。取り入れるべき内容を5つ紹介します。
ファーストビュー
ファーストビューとは、そのページを訪れた人が最初に目に入る部分を指します。一般的にはインパクトのあるバナー画像と、求職者の心をつかむキャッチコピーで構成されます。
ファーストビューで共感を得られなければ、その場で離脱されてしまうでしょう。ターゲット層を明確にしたうえで、心に響くキャッチコピーを考えることが重要です。
会社について
設定したターゲットの問題を解決し、共感が得られる魅力を伝えましょう。たとえば、子育て中の女性がターゲットなら、「当社は女性社員の割合が6割、管理職登用5割、育休取得率9割、時短比率3割、お互いに協力し合い、お子様の突然の病気や学校行事でも休みやすい環境が整っています。」など安心して働ける環境と女性が活躍しやすい環境をアピールします。
求職者の多くが、現在の職場への不満や新しい職場環境への不安を抱えているでしょう。ターゲットに合わせて、ターゲットの不安や不満を解決できるような企業の魅力をアピールできるのがベストです。
社員紹介
ターゲット層に合った社員を選び、イキイキと働いている姿や簡単なインタビュー記事を紹介しましょう。できれば顔写真付きにするとリアリティが生まれ、安心感や説得力が出ます。他にも、社員の1日のスケジュールや研修内容なども記載しましょう。
募集要項
どんな人材を求めているのか、わかりやすく表現しましょう。難しい言葉や抽象的な言葉で表現するのではなく、自分のことだと思ってもらえるような、イメージしやすい言葉で簡潔に伝えるのがポイントです。「募集職種」「応募条件」「基本給」は必ず記載しましょう。
エントリーフォーム
採用LPの最後にはエントリーフォームを記載します。以下の6つは必須項目でしょう。
- 氏名
- 生年月日
- 連絡先
- 履歴書の送付
- 希望職種
- 志望動機
効果的な採用LPを作るポイントを3つ紹介
採用LPのメリットや注意点を踏まえ、効果の出る採用LPを作るポイントを3つ紹介します。
- ターゲットの絞り込み
- ファーストビューにこだわる
- 自社の強みを紹介する
ターゲットの絞り込み
ターゲットを明確化したうえで、採用LPがターゲットの目に留まりやすいように運用する必要があります。ページの構成や内容もターゲットの心に刺さるものにすることがコツです。
キーワード設定でターゲット層に働きかけやすいリスティング広告やターゲットのプロフィールなどにより対象を絞り込んで表示できるSNS広告への出稿がおすすめです。
採用LPを作成するにあたっては、求める人物像を明確化するとともに、ターゲットに近い人だけに採用LPが効率良く表示されるよう、年齢や趣味、嗜好などを含めてペルソナを設定するのが大切です。
ファーストビューにこだわる
採用LPを作るうえで、ファーストビューは非常に大事です。採用LPを見にきた人は、サイトを目にして3秒で興味があるかどうかを決めます。ファーストビューがよければCVにつながり、採用の応募が増える可能性が高いでしょう。
採用LPに訪れるターゲットが興味を持つ言葉を使い、読者に伝わりやすい内容にする必要があります。
自社の強みを紹介する
採用LPには、自社の強みを取り入れましょう。強みの他にも、CI(コーポレート・アイデンティティ)などをわかりやすく記載する必要があります。
求職者の多くは、同業他社の求人広告を見比べている可能性もあるため、同業他社との差別化ポイントを紹介することも大事でしょう。
他社と比較したい場合には、当社、A社、B社などと表現し、視覚的にわかりやすい比較表などを掲載するのがおすすめです。
まとめ
採用LPの効果的な作り方や取り入れるべき内容、活用事例を紹介しました。ファーストビューや会社の情報、社員紹介などを取り入れないと効果的なLPにはなりません。特にファーストビューのでき次第で申し込みの数は変わるので、デザインにこだわりましょう。
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1987年、東京都大田区生まれ。2010年、ソフトウェア開発会社に入社。業務用クラウドサービスの開発に従事。在籍中は、自社サービスの開発業務をはじめ、顧客企業でのユーザー向けデモンストレーションにも多く携わる。2012年に退社後、中期の海外生活での経験を活かし、帰国後に大田区羽田にて民泊を創設し運営。2013年にホームページ制作を行う個人事業主として創業。その後2017年、株式会社KOPを設立し、代表取締役(現在)に就任。新規事業の立上げ〜収益化のノウハウを活かし、「デザイン×集客」に特化したホームページ制作・Webマーケティングを主軸とした売上アップの仕組み作りを得意としている。
「コストが安い」については、ページ自体の製作費もさることながら、「就職支援エージェントを介さない点」が大きく貢献すると考えられます。リスティング広告などとして出稿して運用する方法をとる場合、そこにかかる広告費も事前に把握し予算組みをするようにしましょう。
文中にも「構成に工夫が必要」とありますが、ここが最重要だと考えております。当記事で紹介されている事例や内容を参考にし、「採用」という結果を生み出す優秀なLP構成を採用しましょう。
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