サービスサイトの役割や制作のポイントを解説!コーポレートサイトとの違いも紹介!
- サービスサイトとコーポレートサイトに違いはあるの?
- 参考になるサービスサイトはあるの?
- そもそもサービスサイトってどんなサイトなの?
「サービスサイトを開設したいけど、サイトの構成や役割がわからない...」という方必見!
この記事では、サイトを通じて商品やサービスを紹介したい方に向けて、サービスサイトの情報を紹介。最後まで読めば、サービスサイトの構成のポイントも分かります。
ランディングページとの違いも解説しているので、お悩みの方はぜひ参考にしてください。
もしも今現在、
- サイトをリニューアルしたい
- 定期的な更新が難しい
- サイトへの流入が増えない
上記のようなお困りがありましたら、比較ビズへお気軽にご相談ください。比較ビズでは、複数のWeb制作会社に一括で見積もりができ、相場感や各社の特色を把握したうえで業者を選定できます。見積もりしたからといって、必ずしも契約する必要はありません。まずはお気軽にご利用ください。
サービスサイトとは
サービスサイトとは、サービスや商品のプロモーションに特化したWebサイトを指します。企業がサービスサイトを運営する目的として、商品の購入への誘導や問い合わせ件数の増加などが挙げられます。
企業が乗り出す背景には、次の3つの理由があります。
- 従来ではリーチできなかった新規見込み客へアプローチができる
- 新規見込み客から新規顧客へ誘導する機会が増える
- 売り上げの増加見込みがある
2022年8月12日に経済産業省が公表した「電子商取引に関する市場調査の結果」によると「BtoC-EC」および「BtoB-EC」の市場規模は、年々伸びているとわかりました。今後もオンライン需要の伸びが期待できることも、企業がサービスサイトに取り組む要因の1つといえるでしょう。
サービスサイトの役割と目的
サービスサイトの主な役割と目的は、次のとおりです。
役割 | ・商品やサービスに特化した情報を掲載する ・サイトへの訪問者に興味や関心を抱かせる |
---|---|
目的 | ・商品やサービスへの興味関心を高める ・信頼や安心感を高める ・その他の商品やサービスへ誘導する |
「商品やサービスの特徴を大いにアピールしたい」「検索エンジンから新規見込み客を流入させたい」などの目標がある方は、サービスサイトを開設することをおすすめします。
コーポレートサイトやランディングページとの違い
サービスサイトとコーポレートサイト、ランディングページの主な違いは、次のとおりです。
サービスサイト | コーポレートサイト | ランディングページ | |
---|---|---|---|
役割 | 商品やサービスに特化した情報を掲載する | ブランディングや企業情報を的確に伝える | 商品やサービス購入へつなげる |
目的 | ・商品やサービスをより深く知ってもらう ・アクセス数を増やす ・新規顧客を獲得する |
・企業への理解を促進する ・興味関心を抱かせる ・信頼を得る |
・売り上げを獲得する ・新規顧客を獲得する |
主な掲載情報 | ・取引や導入実績 ・商品やサービスの特徴 ・新商品やイベントの告知 |
・事業内容 ・資本金 ・プロジェクトの概要 |
・商品やサービスの特徴 ・利用者の口コミや評価 ・販売や導入実績 |
主なページ数 | 複数ページ | 複数ページ | 単独ページ |
サービスサイトの主な目的として、アクセス数の増加や新規顧客の獲得などが挙げられる一方で、コーポレートサイトは、企業への理解が軸となります。一般的にランディングページは単独ページで運営し、サービスサイトは複数ページで運用します。
コーポーレートサイトとサービスサイトは分けるべき?
コーポレートサイトとサービスサイトの運営を分けるポイントは、サイトの運営状況やアクセス数、商品・サービスの展開数などによって変わります。分ける基準となるポイントを、次の2つのケースから解説します。
- 分けた方がよいサイト
- 統合してもよいサイト
それぞれで要点が異なるため、ポイントを押さえておきましょう。
分けた方がよいサイト
次の項目に該当する場合は、コーポレートサイトとサービスサイトを分けるべきといえます。
- 企業名とサービス名が異なる
- 提供しているサービスや商品が複数ある
- 集客に伸び悩んでいる
企業名とサービス名が異なるサイトは、訪問者が混乱することをさけるためにサイトを分けるべきでしょう。サービスや商品点数が多い場合は、訪問者の興味関心を惹きやすくするためサイトをわけるとよいです。
コーポレートサイトは企業情報の掲載が主であるため、集客目的もかねたサイト運営の場合は、サイトをわけるべきでしょう。
統合してもよいサイト
次の項目に該当する場合は、コーポレートサイトとサービスサイトを統合してもよいといえます。
- 企業名とサービス名を同じにしている
- コーポレートサイトで予想以上の集客を達成している
- サイト運営の人員が不足している
企業名とサービス名が同じサイトは、訪問者が混乱しにくいためサイトを統合してもよいです。期待以上にアクセスが多い場合、サービスサイトの目的の1部を達成しているため、サイトを分ける必要はないでしょう。
サービスサイトで集客を得るためには、サイト更新や新たな情報発信が欠かせません。継続したサービスサイト運営が困難な場合は、サイトを統合すべきといえます。
参考にしたいSaaSサービスサイトの事例3選
SaaSにおいて参考にしたいサービスサイトを3つ紹介します。
- 楽楽精算(株式会社ラクス)
- Sansan(Sansan株式会社)
- desknet'sNEO(株式会社ネオジャパン)
楽楽精算(株式会社ラクス)
参照:楽楽精算
株式会社ラクスが運営する「楽楽精算」のサービスサイトの特徴は「知りたい情報へのアクセスのしやすさ」です。ページのスクロールにあわせてサイトのメニューバーも連動し、知りたい情報にアクセスしやすいサイト設計になっています。
機能や料金の説明だけではなくインボイス制度への対応にも触れており、見込み客が気になる情報を先回りして掲載している点もポイントでしょう。その他には次の特徴が挙げられます。
特徴 | ・見込み客の気持ちを言語化したキャッチコピー ・信頼感や安心感の提供 ・アイコンと図を使った直感的に理解できる解説 |
---|---|
サイト構成 | 【上部】 ・導入実績 ・サービスの特徴 【中部】 ・選べる理由 ・サービスの機能 ・導入による具体的な効果 【下部】 ・料金プラン ・導入までの流れ ・よくある質問 |
東京や大阪、札幌、名古屋、福岡とエリア別の電話番号が掲載されており、訪問者が問い合わせしやすい環境も参考にしたいポイントでしょう。
Sansan(Sansan株式会社)
参照:Sansan
Sansan株式会社が運営する「Sansan」のサービスサイトの特徴は「提供サービスのわかりやすさ」といえます。「Sansan」のサイトでは4種類のサービスを包括し、各種サービスのサービスサイトへ誘導する構造になっています。
見込み客が主体的に各サービスサイトへ流れることで、必然的に購入意欲の高い見込み客を絞る仕組みです。その他には次の特徴が挙げられます。
特徴 | ・課題別に適したサービスを選べる構造 ・簡潔明瞭な文章 |
---|---|
サイト構成 | 【上部】 ・各種サービスのアイキャッチ画像 ・イベントやサービスなどに関する最新情報 【中部】 ・各種サービスへの誘導 【下部】 ・利用実績 |
各種サービスの情報量が多くなる場合は、概要をまとめたサイトから各種サービスサイトへ流す構造が効果的といえるでしょう。
desknet'sNEO(株式会社ネオジャパン)
参照:desknet'sNEO
株式会社ネオジャパンが運営する「desknet'sNEO」のサービスサイトの特徴は「導入メリットの感じやすさ」です。サイトを開くと各種サービスの概要説明からはじまり、導入メリットの説明へと進みます。
5つの要点に絞った導入メリットの説明により、見込み客は実装時のイメージを具体的に想像できるでしょう。その他には次の特徴が挙げられます。
特徴 | ・目的や効果、業種、利用規模などにわけた導入事例 ・配色による誘導 |
---|---|
サイト構成 | 【上部】 ・製品の特徴の説明 ・導入メリット 【中部】 ・実績や導入事例 【下部】 ・セミナーや資料ダウンロード |
製品の特徴を強調したいサイトを目指す方には、参考になる事例といえます。
事例のサービスサイトから考える構成のポイント3つ
事例のサービスサイトを分析すると、次の3つのポイントが挙げられます。
- 見込み客との接触回数を増やすサイト構成
- 信頼感や安心感を与える実績紹介
- エリア別の電話番号の掲載
それぞれに関して、以下で解説します。
1. 見込み客との接触回数を増やすサイト構成
サービスサイトへのアクセスを契約締結のきっかけにしたい場合、見込み客との接触頻度を増やすことが大切です。接触回数が多いと、見込み客はよい印象を受けやすいためです。
接触頻度を増やす方法として、資料請求やセミナー紹介、無料トライアルの実施などが挙げられます。資料請求やセミナー紹介の場を設けることで、見込み客が商品やサービスに対する抵抗感を下げる効果が期待できます。
ハードルを下げることができれば、見込み客から新規顧客へと変わるでしょう。サービスサイトを通じてビジネスの発展を期待するには、接触回数を増やすことがポイントです。
2. 信頼感や安心感を与える実績紹介
サイトに訪れる見込み客は、興味関心が高いと推測できますが「本当に効果あるの?」「導入して失敗しない?」などの疑問を抱いているでしょう。導入実績や事例紹介は、見込み客が抱える不安に対して「信頼感」や「安心感」を与えるため、サービスサイトには必要といえます。
「desknet'sNEO」の導入事例では、見込み客が知りたい情報をピックアップできる構造になっており、手本となる紹介方法でしょう。ただ単に導入実績を紹介するだけではなく「信頼感や安心感を与えているか?」が大切です。
3. エリア別の電話番号の掲載
サービスサイトの構成では、エリア別に電話番号を掲載することも重要です。見込み客がすぐに問い合わせできる環境を整えておくことで、見込み客は円滑に行動できるためです。
サービスサイトには、全国各地からアクセスがきます。1人でも多くの見込み客を逃さないためには「見込み客の行動しやすさ」も考慮すべきでしょう。
実際、サービスサイト内に電話番号を掲載している企業はたくさんあり、BtoBサービスでは電話へのニーズが高いといえます。
理想的なサービスサイトのサイト設計
本記事で紹介している事例や企業のサービスサイトを参考にすると、次のサイト設計が理想的といえます。
掲載内容 | |
---|---|
サイト上部 | ・サービスの紹介 ・導入実績や事例 |
サイト中部 | ・サービスのベネフィットや特徴 ・悩みに対する解決策の提案 |
サイト下部 | ・よくある質問 ・お役立ち情報 ・セミナー情報 ・資料請求 |
それぞれを以下に解説します。
【上部】サービスの紹介や導入実績
サービスサイトの上部は、見込み客を惹きつけるコンテンツが必要です。見込み客の多くはサイトを開いて数秒で読み進めるか判断しており、離脱率を下げることが重要だからです。
見込み客の興味関心を高めるコンテンツとして、サービスや商品の紹介や導入実績などが挙げられます。導入実績とあわせた紹介により「累計1,000社に導入されたサービスってどのような内容?」と疑問を抱くことでしょう。
サービスサイト上部の構成は、見込み客の心を掴むことが大切といえます。
【中部】サービスのベネフィットや特徴
サービスサイトの中部では、見込み客の興味関心をさらに高めたり、信頼感や安心感を感じさせたりするコンテンツを掲載すべきです。興味関心が低くなり不信感を抱かせると、見込み客が離脱する可能性が高まるためです。
見込み客と心の距離を縮めるコンテンツとして、サービスのベネフィットや特徴、課題に対する解決策の提案などが挙げられます。見込み客が、サービスの活用で課題を解決できる未来やベネフィットを想像できると、見込み客との距離が縮まるでしょう。
【下部】お役立ち情報やセミナー情報
サービスサイトの下部では、見込み客が親切心を感じるコンテンツが必要です。親切心を感じないコンテンツでは、見込み客が離れる可能性が高まるためです。
見込み客の気持ちに寄り添うコンテンツとして、お役立ち情報やセミナー情報などが挙げられます。見込み客の知りたい情報を先回りした記事や不安解消を期待できるセミナー情報があると、商品やサービスへの好感度は高くなるでしょう。
まとめ
本記事では、サービスサイトの概要や制作時のポイントなどを解説しました。改めて、ポイントを振り返りましょう。
- サービスサイトは、サービスや商品のプロモーションに特化したWebサイト
- 主な目的は「アクセスの増加」「新規顧客の獲得」「信頼感や安心感の向上」
- サービスサイトの構成におけるポイントは3つ
- 掲載する情報に優先順位はないが、見込み客の心理を理解し決めることが大切
サービスサイトで期待以上の成果を上げるには、綿密なサイト設計やコンテンツの品質が重要です。商品やサービスの特徴、導入事例、導入によるベネフィットなどを羅列しても、見込み客の反応は弱いでしょう。見込み客が知りたくなるコンテンツを提供することが重要です。
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徳島県出身 名古屋大学情報文化学部卒業。同大学院人間情報学研究科修士課程修了。2006年有限会社ラテラルリンクを設立。名古屋市で、Webシステム開発を中心に、Web構築全般、Web活用支援に従事。クライアントは、中小・零細企業から東証一部上場企業、国立大学まで幅広いニーズに対応。経済産業省認定「スマートSMEサポーター」。
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もしも今現在、
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