採用サイトに必要なコンテンツ11選を紹介!成功させるための4つの秘訣とは?

株式会社Weathercock
監修者
株式会社Weathercock 代表取締役 大野淳
最終更新日:2023年03月30日
採用サイトに必要なコンテンツ11選を紹介!成功させるための4つの秘訣とは?
この記事で解決できるお悩み
  • 採用サイトに必要なコンテンツは?
  • そもそも採用サイトは必要?
  • 採用サイトを成功に導く秘訣は?

「採用サイトにはどのようなコンテンツが必要なのかわからない...」とお悩みの担当者必見。

自社のホームページとは別に、採用サイトを制作する企業が増えています。採用サイトとは企業が求職者に伝える「採用特化型のWebサイト」です。

企業の採用情報や会社情報・企業理念などを凝縮して掲載されており、採用サイトを中心に情報を得ている求職者が増えています。

この記事では、採用サイトを成功させるための4つの秘訣や必要なコンテンツ11選を紹介。採用サイトを作成するメリットも解説します。

この記事を読み終わった頃には、内容が充実した採用サイト制作に取りかかれるでしょう。

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採用サイトを作成する3つのメリット

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採用サイトとは、求職者に対して情報を伝える「採用特化型のWebサイト」のことです。求人募集を目的として作成されているため、企業サイトよりも企業の魅力を発揮でき、採用の情報も詳しく伝えられます。

採用サイトの作成のメリットは以下の3つです。

  1. 求職者に特化した情報を提供できる
  2. 入社後のミスマッチを回避できる
  3. 就職希望者を集めやすくなる

1つひとつのメリットについて詳しく解説します。

1. 求職者に特化した情報を提供できる

採用サイトは企業サイトと異なり、採用に特化した情報を掲載できるのが特徴です。採用に関する詳しい情報を網羅しています。コンテンツを工夫することで、企業の特色や魅力を伝えられるのもよい点です。

画像や動画を用いることで、文章だけのサイトより具体的な情報を提供できます。他社とは違う自社独自の特徴を伝えられ、求職者にとって会社選びのきっかけになりやすいです。働く姿を想像できるため、入社意向も高めやすく、入社希望者の増加も期待できるでしょう。

2. 入社後のミスマッチを回避できる

採用サイトは「イメージしていた会社とは違っている」という入社後のミスマッチを回避できます。応募前に、企業の特徴や風土を求職者に伝えられるためです。求職者は企業について、ある程度理解した上で入社できます。

会社の事業内容だけではなく、求職者に求めるスキルもしっかりと伝えましょう。企業が求めるスキルを持った人材が集まりやすくなります。求職者にとっても、自身の能力を発揮できる企業を見つけやすいのがメリットです。

3. 就職希望者を集めやすくなる

採用サイトには求職者がアクセスする可能性が高く、就職希望者を効果的に集められます。株式会社ディスコ キャリタスリサーチが行った「2023年卒 採用ホームページに関する調査」では、企業の採用サイトに「かなり目を通した」学生が69.7%を占める結果となりました。

参照:2023年卒 採用ホームページに関する調査|株式会社ディスコ キャリタスリサーチ

就職希望の学生は、採用サイトを閲覧して情報収集するケースが多いです。優秀な人材を採用するためには、多くの就職希望者を集める必要があります。採用サイトをしっかりと作りこむことで、企業に高い興味を持った人材が集まりやすくなるでしょう。

採用サイトに必ず入れたいコンテンツ7選

採用サイトに必須の7つのコンテンツを紹介します。

  • トップページ
  • 企業理念やビジョン
  • 事業内容や業務内容
  • 福利厚生や社内制度
  • 募集要項
  • 応募方法と選考フロー
  • よくある質問(FAQ)

7つの必須のコンテンツを用いて、募集要項や会社概要などの基本的な情報をわかりやすく記載しましょう。

1. トップページ

トップページは企業の第一印象を左右するため、とても重要です。求職者に抱いてほしい企業イメージを明確にし、デザインに落とし込みましょう。企業として伝えたい情報にあわせて、文字のフォントやカラーを選択します。

福利厚生や事業内容も求職者にとって大切な情報です。それぞれのコンテンツのページにすぐに移動できるボタンも設置します。各ページをイメージできる画像やイラストを使い、ページへの興味が湧くデザインを心がけましょう。

2. 企業理念やビジョン

企業がどのような理念やビジョンを持って運営しているのかも必要なコンテンツです。目指す姿を具体的に掲載することで、企業理念に沿った人材を確保しやすくなります。

企業の歴史や背景を明記しつつ、理念を掲げている理由を明確に提示しましょう。企業の思いに共感する求職者が多く集まり、入社後に方向性の違いを感じることを防げます。

3. 事業内容や業務内容

企業が行っている事業内容や業務内容を具体的に紹介しましょう。入社後のミスマッチを防ぐためにも重要な項目です。単なる紹介で終わらず、事業の全体像が把握できるように詳しく示します。

専門用語は避け、わかりやすい文章で伝えましょう。世の中のニーズや需要、事業のポジションなど、求職者がイメージしやすいように記すことが大切です。事業内容を明確に記載することで、入社後の働く姿を想像しやすくなります。

4. 福利厚生や社内制度

福利厚生や社内制度について紹介しましょう。「社員を大切にしている企業で働きたい」と考えている求職者は多いです。福利厚生や社内制度そのものが企業のアピールポイントになります。どのような環境で働けるのかを明確に伝えましょう。

休日休暇や各種手当、他にも育児に関する制度など、他社と差別化できる仕組みがあれば積極的に掲載します。制度を設けた理由についても言及すると、企業として従業員を大切にしていることがわかりやすいです。

5. 募集要項

採用サイトには募集要項を必ず書きましょう。募集要項の主な内容は以下のとおりです。

  • 業務内容
  • 応募資格
  • 給与・賞与
  • 諸手当(通勤手当・残業手当など)
  • 保険(雇用保険、健康保険など)
  • 福利厚生
  • 勤務地
  • 勤務時間
  • 休憩時間
  • 休日
  • 契約期間
  • 試用期間

業務によって勤務地が異なる場合や、試用期間がある場合はわかりやすく記載しておきます。「思っていた勤務地と違う」との理由で離職するケースがあるためです。

募集要項は項目を埋めるだけではなく、募集している人材や企業としての強みがわかるような文章を記載します。入社したらどのような生活になるかをイメージしやすいよう、なるべく細かく記載することが重要です。

6. 応募方法と選考フロー

応募方法と選考フローを記載しましょう。応募方法はわかりやすく記載することが大切です。応募フォームの位置や導線を確認し、なるべくわかりやすい場所に設置します。

業務内容や企業理念に共感してくれる求職者が、スムーズに応募できる道筋を示してあげるといいでしょう。募集要項のページには、必ず応募フォームを設置してください。

選考から内定までのステップも具体的に記載します。エントリー開始時期や、選考の回数、選考結果の通達の時期を明確に伝えましょう。求職者のほとんどは複数の会社にエントリーしているため、選考スケジュールがわかれば安心して応募できます。

7. よくある質問(FAQ)

求職者から問い合わせの多い質問を、あらかじめ「よくある質問」としてまとめて掲載しましょう。質問への回答を用意しておくことで、求職者にとっては疑問点が素早く解決でき、利便性が高まります。問い合わせに対して1つひとつ返信するよりも効率的です。

質問例をいくつか紹介します。

  • 募集期間はいつからいつまでですか?
  • 必要な資格はありますか?
  • 休日や残業はどのくらいありますか?
  • 産休・育児休暇はありますか?

選考方法や配属の決まり方、新人研修の内容など、求職者が気になる点を先回りして掲載しておきましょう。

採用サイトにできれば入れておきたいコンテンツ4選

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採用サイトに、できれば入れておきたい4つのコンテンツを紹介します。

  • 代表のメッセージ
  • 社員紹介
  • 1日の流れ
  • 動画コンテンツ

必須項目だけではなく、企業の魅力を伝えやすい採用サイトならではの項目を入れましょう。親近感がわく、共感できるコンテンツをわかりやすく掲載するのがポイントです。

8. 代表のメッセージ

代表からのメッセージを紹介しましょう。企業としての考えや姿勢について求職者に理解してもらえるコンテンツの1つです。企業の代表の言葉を伝えることで、親近感が湧きやすく、共感を得やすくなります。

経営理念や企業としての使命だけではなく、これまでの歩みや企業としての価値、未来への思い、一緒に仕事をしたい人物像なども伝えましょう。代表者のプロフィール写真もあわせて掲載するとメッセージが印象に残ります。

9. 社員紹介

企業で実際に働いているメンバーを紹介するページを作成しましょう。働く環境や会社の風土が伝わりやすく、入社後のキャリア形成についても理解してもらいやすいです。

働いている社員の生の声を集めたインタビューも効果的です。入社の決め手や仕事内容、やりがいなどを質問して掲載します。質問する社員は、ターゲットにあわせて選びましょう。

10. 1日の流れ

実際に入社したときの1日の流れを紹介します。仕事の様子は、業務内容を文章で説明するだけではわかりにくいです。具体的にどのようなスケジュールで働くのか、イメージしやすくなります。

1日のルーティンは、写真や画像を用いて紹介するのもおすすめです。職種や勤務形態によって行動が異なる場合は、それぞれの流れを提示するとよいでしょう。

1日の流れだけではなく、年間スケジュールの紹介や、ステップアップの方法なども求職者に役立つコンテンツです。新卒のように、今まで企業での勤務経験がない方にとっても参考になります。

11. 動画コンテンツ

採用サイトをわかりやすくするためには、動画コンテンツが効果的です。文字やイラスト・写真を用いた説明よりも、動画のほうが印象に残りやすい傾向があります。

動画では、オフィスの様子や社員が働く様子など、企業の雰囲気がわかる具体的な内容を扱いましょう。企業をより身近に感じてもらえます。

動画の内容は、社員へのインタビューや事業でのビジョンなどもおすすめです。伝えられる情報が多いため、求職者の共感を得やすいでしょう。

ユニークな採用サイトのコンテンツ事例4選

企業の採用サイトとして、ユニークなコンテンツ事例4選を紹介します。

  • ロッテ:仕事相関図を用いて業務内容を紹介
  • ニトリ:キャッチコピーで新卒の学生にアピール
  • マイナビ:働いている「人」を紹介し企業の魅力を伝える
  • 味の素:社員のスライド画像で働く様子を掲載

それぞれの会社のイメージやコンセプトに合ったデザインに注目してください。求職者が求めるコンテンツがどのようなものかを理解できます。自社の採用サイトを作成する際にも取り入れるとよいでしょう。

ロッテ:仕事相関図を用いて業務内容を紹介

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参照:ロッテ

ロッテの採用サイトでは、イラストを用いて社内業務を相関図に表しています。業務内容を文で箇条書きに表現するよりも、わかりやすいのが特徴です。業務の関係性を矢印で示していて理解を助けています。

気になる業務をクリックすると、業務内容や主な勤務地、関連部署がポップアップする点も注目しましょう。それぞれの社員の写真が掲載されている項目もあります。入社後の業務を視覚的に理解できるのがポイントです。

ニトリ:キャッチコピーで新卒の学生にアピール

ニトリ

参照:ニトリ

ニトリの採用サイトは「君の夢は、君を創る。」のキャッチコピーが目を惹きます。パッと開いた瞬間に動くイラストとともに表示されるため、求職者に伝えたいメッセージが瞬時に伝わるのがメリットです。

採用サイト全体はニトリのイメージカラーの「緑」を使ったデザインになっています。「夢」「挑戦」のワードを多く用い、学生に響くメッセージを意識しているのも特徴です。詳しいコンテンツへの入り口もイラストを使い、読んでみたいと感じる設計になっています。

マイナビ:働いている「人」を紹介し企業の魅力を伝える

マイナビ

参照:マイナビ

マイナビの採用サイトは「人」の笑顔が印象的です。実際に働いている社員へのインタビューや1日のスケジュールなどを紹介し、働く社員の魅力をアピールしています。

1年目の社員の座談会やチーム座談会など、新卒入社後の社員の様子が求職者に伝わりやすいコンテンツが多いです。文章だけではなく社員の声を動画で聞けるコンテンツも充実しています。

味の素:社員のスライド画像で働く様子を掲載

味の素

参照:味の素

味の素の採用サイトはイメージカラーの赤を基調としたデザインです。トップページでは社員の働く様子の写真を、スライド画像で掲載しています。働く姿を多く見せることで、業務のやりがいや仕事への思いを伝えやすいです。

左横にはジャンプボタンを設置し、行動しやすい設計になっています。メニューにカーソルを置くことで、コンテンツの入り口の画像が表示される仕組みです。見たい内容をすぐに開けられるため、求職者の利便性が向上するメリットがあります。

採用サイトを成功させる4つの秘訣

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採用サイトを成功に導くための秘訣は以下の4つです。

  1. 採用ターゲットの立場から見たサイト制作を心がける
  2. リアルな情報を提供する
  3. 応募に至るまでの導線をわかりやすくする
  4. アクセス解析を行い定期的に改善する

集めたいターゲットの目線でサイトを制作することが、成功のカギを握ります。求職者が「この会社で働きたい」と思えるサイト作りを心がけましょう。

1. 採用ターゲットの立場から見たサイト制作を心がける

採用ターゲットの立場から見たサイト制作が重要です。「どのような人材に応募してほしいのか」を明確にしましょう。採用したい人材は、どのような情報を知りたいのか、何に魅力を感じるのかをしっかりとリサーチし、コンテンツを作成してください。

ターゲットが知りたい情報に特化した内容にすることで、採用ターゲット像に近い人材が集まりやすくなります。採用したい人物像は、年齢や学歴・必要なスキル・資格だけではなく、ライフスタイルや行動パターンなども加えて具体的に決めるとよいでしょう。

2. リアルな情報を提供する

採用サイトではリアルで具体的な情報を公開することで、求職者とのミスマッチを防げます。入社後のイメージが湧くコンテンツが望ましいです。たとえば、働く社員の声や働き方を多く掲載することが挙げられます。

数値を用いることも効果的です。業績の推移や従業員数・平均年齢・有給休暇や育休休暇の取得率などを数字データで示しましょう。企業にまつわる情報を数値で見ることで、働き方や会社の雰囲気を理解しやすくなります。

3. 応募に至るまでの導線をわかりやすくする

採用サイトのコンバージョンは「求職者の応募」になるため、求職者が応募しやすい導線設計が大切です。応募への導線がわかりにくいと、機会損失の可能性が高くなります。

求職者が応募しようとした際にすぐに応募できる形が望ましいです。募集要項には応募ボタンを目立つように配置しましょう。疑問点を解決できる質問フォームの設置も大切です。

4. アクセス解析を行い定期的に改善する

採用サイトは作って終わりではありません。「サイトの訪問者はどのように感じているのか」を考え、エントリーにつながる施策を施すことが重要です。アクセス解析を設置して、定期的にチェックしましょう。

具体的には「PDCAサイクル」を意識して改善します。PDCAサイクルとは「計画→実行→測定→対策」の流れです。ターゲットに向けて制作したコンテンツの効果を確認して改善を繰り返すことで、望む人材を集めやすいサイトになります。

まとめ

採用サイトから情報を得て活動をする求職者が増えているからこそ、コンテンツ作りは重要です。企業の強みや魅力をいかにわかりやすく掲載するかがポイントになります。

採用サイトの成功には、集めたいターゲット像に効果的に情報を伝えることが大切です。定期的にチェックをし、ブラッシュアップも欠かさず行いましょう。

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監修者のコメント
株式会社Weathercock
代表取締役 大野淳

愛媛県でホームページ制作・SEO対策を行なっている会社。コーポレートサイトやECサイトの構築はもちろん、オウンドメディアの構築を行う。クライアントに寄り添ったWEB制作を心がけており、WEBマーケティングを通して見込み客の欲求に合わせたコンテンツ作成を行うことをモットーに行う。

採用サイトを作成する際に最も重要な要素は、その会社の特色がきちんと出すことが出来ているかどうかです。採用したい求職者(ターゲット)がどの様な人なのかを明確にし、そのターゲットに合ったコンテンツを作成する必要があります。

また、職場環境の見せ方によって人に与える印象も変わってきます。記事内でも書かれてありましたが募集要項だけでなく、社風やどんな人が働いているのか、ということは求職者にとっても重要度の高いものとなっています。

業務内容を伝え、その業務にどんな人が携わっているのかをしっかり伝えることで、そこに応募する理由も見つけられるはずです。採用サイトをうまく活用することで求人サイトや求人誌に頼ることなく自社で質の良い求人者を募ることが出来ますので、ぜひ積極的に活用してみましょう。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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