E-A-T(E-E-A-T)とは?SEO対策における重要性や9つの対策を解説!
- E-E-A-Tとは何か?
- E-E-A-Tの重要性とは?
- E-E-A-Tを高めるための方法とは?
SEO対策で重要といわれているE-A-T。聞いたことはあるけれど「E-A-Tが何か知らない」「重要性や対策の必要性がわからない」とお悩みではないですか?
この記事では、自社のサイトやメディアを運営している方に向けて、E-A-T(E-E-A-T)の概要や重要性を解説します。最後まで読めばE-A-Tの重要性や、E-A-Tを高めるための具体的な方法がわかるためぜひ参考にしてください。
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E-A-T(E-E-A-T)とは:コンテンツの評価指針のひとつ
E-A-T(E-E-A-T)とは、Googleが定めている「サイトのコンテンツを評価する際の指針」のひとつです。以下4項目の頭文字をとった呼称になっています。
- E:経験(Experience)
- E:専門性(Expertise)
- A:権威性(Authoritativeness)
- T:信頼性(Trustworthiness)
従来は専門性・権威性・信頼性のみ(E-A-T)でしたが、2022年12月に「経験」が追加され、E-E-A-Tと呼ばれるようになりました。
これらの項目を考慮したコンテンツを作成すると、Googleから良質なコンテンツと判定されやすくなり、検索結果の順位アップが見込めます。
それぞれの項目について、明確な基準やスコアが設けられているわけではありません。Googleの検索品質ガイドライン上では、E-E-A-Tを重視しているとはっきり明記されています。E-E-A-Tは検索順位を大きく左右する要因であるといえるでしょう。
各項目について具体的に解説します。
E:経験(Experience)
経験(Experience)では「実際の経験や体験を伴った内容になっているか」を評価しています。コンテンツ内で商品やサービスを紹介する際、以下の内容が盛り込まれていると、良質なコンテンツと判定されやすくなるでしょう。
- 紹介した商品を実際に使用しているか
- 紹介した場所へ実際に訪問しているか
- 体験談が盛り込まれているか
検索ユーザーは、他人やネット上から情報を集めただけのコンテンツよりも、実際に体験した人が書いたコンテンツを参考にしたいと考えます。従来のE-A-Tに最近追加された項目であることからも、Googleが特に重視している項目といえるでしょう。
E:専門性(Expertise)
専門性(Expertise)は「より専門的な内容を扱ったコンテンツであるか」を評価する指標です。具体的には、ある特定のテーマ・ジャンルに特化したコンテンツが充実したメディアであるかを重視しています。
幅広いテーマ・ジャンルのコンテンツが乱立しているサイトは、多くの読者をターゲットにできますが、専門性の高いサイトとはいえません。
ひとつのテーマに特化したコンテンツが多数存在するサイトの方が、読者の悩みをより解決できる傾向にあり、Googleが高く評価します。
Googleは扱っているコンテンツの数・種類よりも情報の質を判断しています。
A:権威性(Authoritativeness)
権威性(Authoritativeness)では「誰が情報を発信しているか」を評価します。
たとえば医療に関するテーマであれば、医者や専門家が監修したコンテンツの方が、一般の人が執筆したものよりも専門性は当然高くなるでしょう。専門性の高いコンテンツを発信していると「あのサイトの情報は信用できる」という認知度が高まり、権威性が生まれます。
説得力があり、情報の根拠が明確に裏付けされた内容を発信しているコンテンツを、Googleは高く評価します。
T:信頼性(Trustworthiness)
信頼性(Trustworthiness)は「読者にとって信用できるコンテンツであるか」を評価する指標です。
コンテンツ内の情報は正しい内容であるか・信頼できる情報源から引用している点が、Googleからの評価に大きく影響を与えます。発信者の推測ばかりになっている・官公庁や公的機関以外のメディアから引用しているコンテンツでは、読者からの信頼は得られません。
他にも「メディアの透明性」が重視されています。具体的には、サイト運営情報(会社名・所在地・連絡先)が記載されているか・セキュリティ対策が施されたサイトになっているかなどです。
信頼性はE-E-A-Tの中で最も重要な指標であると、検索品質ガイドラインの中でGoogleが明言しています。コンテンツ作成時は必ず意識しましょう。
E-E-A-Tが重視される背景
E-E-A-Tは数値化・スコア化された具体的な指標ではありませんが、Googleが非常に重要視している要素です。その背景として、検索ユーザーが本当に知りたい情報が盛り込まれた有益なコンテンツを上位表示させたいとGoogleは考えています。
以前はコンテンツの評価基準が機械的なものになっていました。関連するキーワードが多数盛り込まれている・被リンクが多い・アクセス数が多いなどの要素でコンテンツを評価していたのです。
よって上位表示をさせる対策を施しただけの、中身のない・信頼性の低いサイトが上位表示されてしまっていました。
そういった事態を避けるため、Googleは情報の正確性・網羅性・オリジナリティーをサイト評価の指針として重視することとなったのです。E-E-A-Tに優れており、検索ユーザーが知りたい情報を入手できるコンテンツをGoogleは評価したいと考えています。
SEOとE-E-A-Tの関係性
E-E-A-Tを意識したコンテンツを作ることは、SEO対策にそのままつながります。効果的なSEO対策を行うためには、Googleが発信している検索品質ガイドラインの理解・実践が不可欠です。
このGoogle検索品質ガイドラインにて、GoogleはE-E-A-Tを重視していると明記されています。E-E-A-TはGoogleから高い評価を得るための重要な要素となっているのです。
検索ユーザーが知りたい情報を入手できると、Google検索への評価が上がり、ユーザーは今後もGoogle検索を利用するでしょう。検索の精度を上げ、ユーザーを満足させたいとGoogleは考えているため、E-E-A-Tに優れたサイトを上位表示させたいと考えています。
関連キーワードを盛り込む・被リンクを獲得するなどの対策だけではなく、E-E-A-Tを高めることがSEO対策において非常に重要です。
E-E-A-Tが特に重視されるYMYL
E-E-A-Tが特に重視されるジャンルとして「YMYL」が挙げられます。「Your Money Your Life」の頭文字であり、人生において重要かつ大きな影響を与える「お金・命」に関するコンテンツを指します。具体的なジャンルの例は以下のとおりです。
- 医療・健康
- 投資
- 不動産・住宅
- 法律
- 政治
- 就職・転職
YMYLに関するコンテンツは、検索ユーザーの財産や健康に直結する情報を扱います。情報の正確さや専門家による発信であるか、という観点でGoogleから特に厳しくコンテンツの品質を評価されるのです。
YMYLのテーマを扱う場合は、E-E-A-Tに十分優れたコンテンツが継続的に作成できるのか、必ず事前に判断しましょう。
E-E-A-Tを高める具体的な方法
ここからはE-E-A-Tに優れたコンテンツを作成するための具体的な手法を解説します。本記事で紹介する方法は以下の9つです。
- 一次情報を盛り込む
- 特定ジャンル・テーマに特化したサイトにする
- 公的機関や専門機関から引用を行う
- 被リンクを獲得する
- Who is情報を掲載する
- 誰が監修した情報か明記する
- 常時SSL化を行う
- 記事の更新・リライトを定期的に行う
これらの手法がE-E-A-Tのどの項目に該当するのかも含めて、それぞれ詳しく解説します。
一次情報を盛り込む
コンテンツには可能な限り一次情報を盛り込みましょう。一次情報とは、商品を使ってみる・サービスを体験するなど、自分が直接体験・経験・調査して得られる情報のことです。
ノイズキャンセルイヤホンを紹介する記事の執筆を例にしましょう。メーカーのホームページに載っている情報やスペックだけを紹介しても、ありきたりな内容になってしまいます。
装着感や使い勝手・どのような場面で役立つかなど、実際に使用してわかった情報が載っていると、ユーザーの悩みを解決できる価値ある情報となるのです。
一次情報の取得には手間がかかりますが、競合記事の分析・調査などで得られる二次情報よりも信頼性・独自性に優れます。E-E-A-Tの経験・専門性において高い評価を得られるでしょう。
特定ジャンル・テーマに特化したサイトにする
サイト内のコンテンツを特定のジャンル・テーマに特化すると、E-E-A-Tの評価が高まります。
複数のテーマを扱って多くの検索ユーザーを流入させたいと思う方もいるでしょう。しかし、ジャンルが多岐に渡りすぎるとサイトの運用目的や発信する情報の軸がブレてしまいます。読者からの認知度や信用も下がり、専門性に関する評価が下がってしまうのです。
「このサイトは〇〇の情報がどのサイトよりも充実している」という認識をユーザーに持ってもらえるよう、特化型のサイトを作りましょう。
公的機関や専門機関から引用を行う
コンテンツの中で何らかの一次情報やエビデンスを引用する際は、公的機関や専門機関の情報から引用しましょう。
たとえば公的な助成金制度について紹介する場合、厚生労働省のページから引用することで信頼性を担保できます。公的機関ではない他のメディアから引用すると、二次・三次情報となりユーザーからの信頼度が減少してしまいます。
情報を引用する際は、必ず参照元のリンクを貼りましょう。リンクがないと引用した情報が本当に公的機関から発信されたものなのかがわからず、信頼性の向上につながりません。リンクがあることで読者も安心して情報を信頼できるようになります。
被リンクを獲得する
被リンクを獲得するとサイトの権威性を高めることができます。
被リンクとは、他社のサイト上に自社サイトのリンクが掲載されることです。被リンクが増えると多くのサイトに支持・信用されている証拠となります。他社サイトを閲覧している検索ユーザーの流入も狙えるため、被リンクの獲得はSEO対策においても重要です。
被リンクを稼ごうと自作自演をしたり、悪質なサイトから被リンクを受けたりすると、Googleからの評価が逆に下がってしまうため注意しましょう。被リンクを増やすためだけの施策を行うのではなく、サイトの質を上げて自然と被リンクが増えていく形が理想です。
Who is情報を掲載する
サイトの運営者情報や著者紹介・企業情報などのWho is情報を掲載することも権威性・信頼性を向上するために必要です。
これらの情報が掲載されており、読者も容易にアクセスできるようになっていることで透明性を担保できます。Googleがサイト内のコンテンツを巡回する際も、Who is情報の有無をチェックしているといわれています。
他にも免責事項・利用規約・プライバシーポリシーなどのページは、ユーザーからの信頼性向上のために必ず作成しましょう。
誰が執筆・監修した情報か明記する
信頼性を高めるため、コンテンツごとに「誰が執筆・監修した情報であるのか」明記することも重要です。
どのような経歴を持つ人が書いたか・監修したのかが書かれていることで、読者も安心して情報を信用できるでしょう。Google検索品質ガイドラインでも執筆者・監修者の記載が推奨されています。
特にYMYLのテーマを扱う場合、執筆・監修者情報の記載は必須です。病気や健康に関するコンテンツで監修者が記載されていないと、医者が書いた記事なのか否かがわからず、信用度が大きく低下してしまいます。
専門家による監修がされている場合は、コンテンツの説得力を高める点でも有効です。YMYLに限らず執筆・監修者情報は掲載しましょう。
常時SSL化を行う
読者からの信頼を得るために、忘れてはならないものがセキュリティ対策です。具体的には常時SSL化と呼ばれる対策を行います。
常時SSL化とは、暗号化されていないhttpプロトコルによる通信から、常に暗号化された安全な通信であるhttpsに変更することです。暗号化された通信を用いると、個人情報を盗まれるという第三者による悪意ある攻撃から守られるようになります。
メディアによっては読者やサイトユーザーに会員登録を促し、個人情報を入力させるケースも多いでしょう。E-E-A-T対策において、常時SSL化は必ず行う必要があります。
記事の更新・リライトを定期的に行う
読者からの信頼性を確保するために、定期的なリライトを忘れず行いましょう。
どのようなジャンルにおいても、情報や常識は常にアップデートされます。古い情報を公開し続けたままにしていると、読者の信頼度が下がり、Googleからの評価も下がってしまうでしょう。
新しい情報が掲載されている・更新日が最近になっていると、検索ユーザー・Googleどちらからも高く評価されます。一度コンテンツを公開したら終わりではなく、リライトのスケジュールも策定することが大切です。
まとめ
E-E-A-Tとは、サイトに経験・専門性・権威性・信頼性があるかを判定するための指標です。E-E-A-Tによってサイトの質が評価され、検索順位が決定されます。Googleから評価を得るためだけではなく、検索ユーザーの流入を確保するためにもE-E-A-Tは非常に重要です。
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群馬県出身。Googleデジタルマーケティング認定資格保有。飲食業界の現場と役職経験を経て、2012年不動産業界に転身。東京都内の高級賃貸会社Modern Standard(現:RENOSY PLUS)にて、SEO対策を中心としたWEB集客・マーケティング・戦略構築の実務担当・責任者を経て、2019年にITの街東京都渋谷区にてWEBCOSを設立。これまで中小企業から上場会社まで幅広い規模のウェブサイトのサポートを行なってきた経験を通して、日本全国の中小企業を中心に再現性の高いSEO対策、ホームページ制作、システム開発からITツールを活用した業務効率化を支援している。

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