確定申告でマイナンバーカードは必要なし!ありで申告するメリット3つを解説
- マイナンバーカードなしでの確定申告の方法を知りたい
- マイナンバーカードありで申告するメリットとは?
- マイナンバーカードの有無で確定申告はどう変わる?
「マイナンバーカードなしで確定申告したい」という方、必見です。確定申告はマイナンバーの有無にかかわらず行えます。
この記事ではマイナンバーカードと確定申告の関係性を解説します。最後まで読めば、マイナンバーカードあり・なし両方の確定申告方法がわかります。
マイナンバーカードありで申告するメリットも紹介するため、ぜひ参考にしてください。
もしも今現在、
- 信頼できる税理士に依頼したい
- 自身の状況に合わせた税務アドバイスがほしい
- 税理士の費用相場がわからない
上記のようなお困りがありましたら、比較ビズへお気軽にご相談ください。比較ビズでは、複数の税理士・公認会計士に一括で見積もりができ、相場感や各社の特色を把握したうえで業者を選定できます。見積もりしたからといって、必ずしも契約する必要はありません。まずはお気軽にご利用ください。
確定申告でマイナンバーカードは必須ではない
確定申告で「マイナンバーカード」は必須ではありませんが「マイナンバー」そのものは必要です。マイナンバーは通知カードに記載された個人番号で、マイナンバーカードを発行していない方も保有しています。
マイナンバーとは
「マイナンバー」とは、国民1人ひとりに割り当てられる個人番号です。国民の個人情報を個人番号にひもづけて管理することで、利便性の向上や不平等の是正を目的に制度化されました。
保険証や運転免許証など複数の要素から管理されていた情報を一括管理することで、作業時間の短縮が期待されます。
マイナンバーの確認方法
マイナンバーは「通知カード」に記載されています。通知カードとは、住民にマイナンバーを知らせるために郵送された紙製のカードです。市区町村に登録されている個人情報と新たに与えられたマイナンバーが記載されています。
通知カードを紛失してマイナンバーがわからない場合、下記の方法でマイナンバーを確認できます。
- マイナンバーカードを取得する
- マイナンバーが記載された住民票の写しを取得する
- 住民票記載事項証明書を取得する
マイナンバーカード取得には時間がかかる
マイナンバーカードを利用した確定申告を検討している場合、早めにカードを取得しましょう。マイナンバーカードの取得には、交付申請から1カ月程度必要です。交付通知書が届いたら、通知書を持参して交付場所に受け取りに行かなければなりません。日数に余裕をもってマイナンバーカードを申請しましょう。
マイナンバーカードなしの確定申告のやり方
マイナンバーカードなしの確定申告は、次の2つの方法があります。
- 書面申請(郵送もしくは持ち込み)
- e-Tax申請(ID・パスワード方式)
書面申請(郵送もしくは持ち込み)
マイナンバーカードを持っていない場合でも、従来の書面申請で確定申告ができます。確定申告書の用紙は以下の方法で手に入ります。
- 税務署や市町村役場、申告会場で受け取る
- 税務署から郵送で受け取る
- 国税庁のホームページからダウンロード
作成した確定申告書は、税務署の窓口に持参または郵送で提出します。
e-Tax申請(ID・パスワード方式)
マイナンバーカードを持っていない人でも「e-Tax」で確定申告が可能です。「e-Tax」は、 作成した申告データをインターネットを通じて申告や申請ができるシステムです。申告データは、 国税庁ホームページにある「確定申告書等作成コーナー」を利用して作成できます。
マイナンバーカードなしの場合、事前に税務署で利用者識別番号とパスワードの発行が必要です。利用者識別番号とパスワードは、e-Taxや確定申告書等作成コーナーを利用する際に必要となります。指定の本人確認書類を持参して税務署で手続きを行うことで、その日のうちに発行されます。
マイナンバーカードありで確定申告する3つのメリット
マイナンバーカードありで申告すると次のメリットがあります。
- 電子申告をよりスムーズにできる
- スマホのみで申告できる
- 控除証明書を一括で取得できる
メリット1. 電子申告をよりスムーズにできる
電子申告であるe-Tax申請には「マイナンバーカード方式」と「ID・パスワード方式」の2種類があり、マイナンバーカードがあれば手続きが簡単な前者を選択可能です。
「マイナンバーカード方式」とはマイナンバーカードとICカードリーダーライター、もしくはマイナンバーカード対応のスマホを使用しe-Taxへログインする手段です。マイナンバーカード方式は、事前に税務署に行く必要がない点がメリットです。
「ID・パスワード方式」の場合、事前に指定の本人確認書類を持参して税務署に行き、利用者識別番号とパスワードを発行してもらう手間がかかります。
メリット2. スマホのみで申告できる
マイナンバーカードを保持している場合、スマホ1台で申請が完了します。スマホには、ICカードリーダー機能が必要です。ICカードリーダー機能がない場合、ICカードリーダーライターと呼ばれる機器を使用しましょう。
2023年1月以降、個人事業主やフリーランスでも事業所得の確定申告が可能になりました。個人事業主やフリーランスは、スマホよりもPCで確定申告がおすすめです。青色申告決算書や収支内訳書の項目記入は、自分で集計をおこなう必要があるためです。
メリット3. 控除証明書を一括で取得できる
マイナンバーカードを用いて確定申告すると、控除証明書を一括取得できるメリットがあります。マイナンバーカードを利用した「マイナポータル」制度により、生命保険料や住宅ローンなどの控除証明が取得できるためです。
マイナンバーカードがあれば控除のデータを一括で取得でき、確定申告の書類に自動的に反映されます。確定申告時の手続きを効率化できます。
まとめ:マイナンバーカードありの確定申告は便利
マイナンバーがあれば、マイナンバーカードを保持していなくても確定申告が可能です。マイナンバーカードを用いて確定申告をすると、スムーズに申告できる、控除が一括自動入力されるなどのメリットがあります。
確定申告に関してわからないことや不安なことがあれば、税理士への相談がおすすめです。適切なアドバイスを受けることで、正確かつ効率的な申告ができます。
弊社が運営する「比較ビズ」では、税理士を価格やサービス内容などの条件から比較できる一括無料見積もりサービスを提供しています。ニーズに適した税理士をお探しの際は、ぜひ比較ビズをご利用ください。
兵庫県神戸市出身。趣味は筆跡診断・筆文字。神戸大学経済学部、甲南会計大学院卒業。2010年公認会計士試験論文試験合格後、上場会社経理部に所属し、固定資産・消費税を担当。その後、大手監査法人で会計監査、グループ会社で内部監査・人事に携わる。2020年4月から東京都品川区で個人事務所を開業し、会計システム導入支援・記帳代行に従事。2020年11月税理士登録。
ただ、マイナンバーカードを持っていても、マイナンバーカード作成時に登録する暗証番号を覚えていないと確定申告をすることができません。確定申告する際に暗証番号がわからなくなってしまったり、暗証番号の入力を連続して3回(署名用電子証明書は5回)間違えてしまった(ロックがかかってしまった)場合は、暗証番号の再設定が必要になります。
市区町村の役所などで暗証番号の再設定は可能ですが、確定申告の前には暗証番号をきちんと把握しておくと安心です。
比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。
もしも今現在、
- 信頼できる税理士に依頼したい
- 自身の状況に合わせた税務アドバイスがほしい
- 税理士の費用相場がわからない
上記のようなお困りがありましたら、比較ビズへお気軽にご相談ください。比較ビズでは、複数の税理士・公認会計士に一括で見積もりができ、相場感や各社の特色を把握したうえで業者を選定できます。見積もりしたからといって、必ずしも契約する必要はありません。まずはお気軽にご利用ください。
確定申告に関連する記事
-
2024年04月22日確定申告家賃収入で経費計上できる項目は?不動産所得を節税する3つの方法を解説
-
2024年04月22日確定申告家賃収入があれば確定申告は必須?申告が必要なケースと注意点を解説
-
2024年04月22日確定申告水商売の確定申告で経費にできる費用は?節税する方法やメリット2つ
-
2024年04月22日確定申告不動産所得の確定申告が不要な条件とは?不動産所得の基本・節税のポイントを解 …
-
2024年04月22日確定申告不動産所得の確定申告における必要書類とは?申告の種類別で解説
-
2024年04月22日確定申告個人タクシーの確定申告は必要?経費にできるものや注意点も解説