確定申告を税理士に丸投げするメリットとは?費用相場や安くするコツも紹介
- 確定申告は税理士に丸投げできるのか?
- 確定申告を税理士に丸投げする際の費用相場は?
- 外注費を安くするポイントとは?
「確定申告が必要だが、手続きが難しく自分で行う自信がない…」という方必見!
この記事では確定申告にかかる時間や労力を節約したい方に向けて、確定申告を税理士に丸投げするメリットについて解説します。最後まで読めば、丸投げする際の費用相場や注意点もわかります。
確定申告は複雑な手続きが必要で、正確さが求められるため、資金に余裕がある方は税理士に丸投げするのがおすすめです。確定申告を税理士に丸投げする際の外注費を安くするポイントも紹介しているため、税金の節税や還付金の増額を目指す方もぜひ参考にしてください。
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確定申告は税理士に丸投げできるのか?
確定申告は自分で行うことも可能ですが、税理士に丸投げすることもできます。税理士は、税法や税務手続きに精通しており、確定申告や税金に関する相談に応じてくれます。税務署とのやりとりや書類の作成なども代行してくれるため、自分で申告するよりも手間が少なく、ミスが起きません。
税理士に依頼すると費用がかかるため、自分で申告するよりも費用がかさんでしまう可能性があります。個人の状況や希望にあわせて、自分で行うか、税理士に依頼するかを選択することが重要です。
確定申告を税理士に丸投げした方がいいパターン
税金に関する手続きや書類の準備は、多くの人にとって面倒な作業です。特に確定申告は、細かいルールや法律が絡んでいるため、自分でやるのは難しい場合があります。税理士に丸投げする方がいいパターンを以下で紹介しているため、参考にしてみてください。
- 経理に詳しくない、または時間がない場合
- 確定申告に必要な書類や手続きに不安がある場合
- 税金や節税の専門的な知識を持った税理士に相談したい場合
- 新規開業でビジョンを税理士へ相談したい場合
- 確定申告にかかる時間や労力を削減したい場合
確定申告を税理士に丸投げする際の費用相場
確定申告を税理士に丸投げする場合、申告書の作成や税務相談、必要な業務、申告の種類により費用が変わります。白色申告か青色申告かで相場も変わるため、ここからは分けて費用相場を解説します。
白色申告の場合
白色申告では、単式簿記を用いることが一般的です。書類作成が比較的簡単であり、税理士の依頼料相場も5万円から10万円と比較的低めに設定されています。
青色申告の場合
青色申告における依頼料相場は、売上規模や記帳代行を依頼するかにより異なります。以下の表を参考に、各年間の売上規模ごとの費用相場を確認してください。
年間の売上規模 | 費用相場 |
---|---|
500万円未満 | 10万円〜 |
500万円以上1,000万円未満 | 15万円〜 |
1,000万円以上3,000万円未満 | 20万円〜 |
3,000万円以上5,000万円未満 | 25万円〜 |
5,000万円以上 | 要相談 |
確定申告を税理士に依頼する場合、依頼料は記帳代行を依頼するかどうかにより数千円〜数万円まで変動します。すべての業務を税理士に依頼したい場合は、事前に記帳代行を依頼する前提で予算を確認することが大切です。
確定申告を税理士に丸投げするメリット4つ
確定申告は、税金を納めるために必要な手続きですが、手続きは複雑であったり、時間がかかったりします。ここでは、確定申告を税理士に丸投げするメリットを4つ紹介します。
- 正確な確定申告ができる
- 確定申告期間中でも本業に専念できる
- 節税対策のアドバイスがもらえる
- 事業に関する状況やアドバイスをもらえる
1. 正確な確定申告ができる
税理士に確定申告を依頼することで、正確な確定申告ができます。税理士は税金に関する専門知識を持っており、法律や手続きに詳しく、複雑な書類の作成や税務署とのやりとりも代行してくれます。
2. 確定申告期間中でも本業に専念できる
確定申告を税理士に丸投げすることで、確定申告期間中でも本業に専念できます。確定申告は期限があるため、自分で準備すると仕事やプライベート時間が圧迫されることがあります。税理士に依頼することで、すべて代行してくれるため、自分で確定申告を準備する手間を省けるでしょう。
3. 節税対策のアドバイスがもらえる
税理士に確定申告を依頼することで、節税対策のアドバイスをもらえます。税理士は税金に関する専門知識を持っており、顧客の収入や経費などを総合的に分析して、最適な節税対策を提案してくれるでしょう。
たとえば、費用をうまく配分することや、控除を有効活用することで税金を節約できる方法などがあります。また、中小企業向けの特別枠や減税制度などの情報も持っており、アドバイスをもとに、税金を効率的に節約できます。
4. 事業に関する状況やアドバイスをもらえる
税理士と顧問契約をすると、1年にわたり帳簿付け(会計ソフトへの入力)を依頼できます。毎月の売上や利益状況を報告してもらえるため、経営の状況をリアルタイムで把握できるでしょう。
さらに、定期的に税理士からアドバイスを受けられます。たとえば、なぜ利益が思ったよりも少ないのか、資金に余裕が出たが最適な使い方は何かなど、経営改善や発展に向けた具体的なアドバイスを得られます。顧問契約は、経営の安定化や業務の効率化にも役立つでしょう。
確定申告を税理士に丸投げするデメリット2つ
確定申告を税理士に依頼することで、手間や時間を省くことができる反面、デメリットも存在します。ここでは、税理士に依頼することにより、発生するデメリットを2つ紹介します。
- 税理士の依頼料がかかる
- 自社の経理に関する全体像が把握できない
1. 税理士の依頼料がかかる
確定申告を税理士に丸投げする際は、税理士の依頼料が必要です。依頼料は、申告内容や税理士事務所により異なりますが、数万円〜数十万円になります。顧問契約を結んでいる場合は、月額費用が必要です。
これらの費用は、経費として認められる場合がありますが、費用対効果を考えて、自分で申告をする場合と比較して慎重に判断しましょう。
2. 自社の経理に関する全体像が把握できない
確定申告を税理士に丸投げする場合、自社の経理に関する全体像を把握できない可能性があります。自社の経理を理解することで、経営に必要な情報を正確に把握し、適切な経営戦略を立てられます。
税理士に頼むことは自社の負担を減らせるためおすすめですが、すべてを丸投げすると、社内のお金がどう回っているのかわからなくなります。できるだけ自社の経理に関する知識やスキルを身につけ、税理士に頼る目的は、経営の最適化につなげるという理由が望ましいです。
確定申告を税理士に丸投げする際の注意点3つ
確定申告を税理士に丸投げすることで、手続きの煩わしさや時間の節約につながりますが、注意点も存在します。ここでは、確定申告を税理士に依頼する際の注意点を3つ紹介します。
- 領収書やレシートの整理をしておく
- 最終的な確定申告書に目を通す
- 確定申告が終わった後も書類をすべて保管する
1. 領収書やレシートの整理をしておく
確定申告を税理士に丸投げする際は、領収書やレシートの整理をしておくことが重要です。これらの書類は、経費として認められる場合がありますが、必要書類が揃っていないと経費の控除ができません。事前に紛失や汚損がないか、整理されているかを確認しましょう。
2. 最終的な確定申告書に目を通す
確定申告を税理士に丸投げする際は、最終的な確定申告書に目を通しましょう。税理士が提出する確定申告書には、自社の財務状況や課税所得額などが正確に反映されていることが重要です。
確定申告書に誤りがあると、税務署からの指摘や追徴課税のリスクが生じます。最終的な確定申告書に目を通して、自社の財務状況に関する誤りや不備がないか、確認することをおすすめします。
3. 確定申告が終わった後も書類をすべて保管する
確定申告が終わっても、書類はすべて保管しておくことが重要です。これは、税務調査の場合に必要となり、保管期間は原則として7年間とされています。
保管期間が過ぎた書類は、適切に廃棄する必要があります。個人情報保護法や廃棄物処理法などに基づいて、適切な方法で処理しましょう。
確定申告を税理士に丸投げする際の外注費を安くするポイント3つ
確定申告を税理士に依頼する場合、外注費用が発生しますが、いくつかのポイントに注意することで費用を抑えられます。ここでは、確定申告を税理士に丸投げする際に、外注費用を安くするためのポイントを3つ紹介します。
- 繁忙期は避けて依頼する
- 複数の税理士に見積もりを依頼する
- オンライン税理士を利用する
1. 繁忙期は避けて依頼する
毎年11月末頃から、多くの事業主たちは確定申告の準備を始め、税理士に依頼する方が増えます。この時期は、税理士は需要増加と多忙さを考慮して依頼料を増額させる傾向があるためです。
確定申告の期限が近づくにつれ、税理士はますます多忙になるため、繁忙期を避けて確定申告の依頼をおすすめします。依頼費用を節約できるだけではなく、余裕を持つことで確定申告書をスムーズに提出できる可能性も高まるでしょう。
2. 複数の税理士に見積もりを依頼する
確定申告を税理士に丸投げする際の外注費を安くするポイントの1つは、複数の税理士に見積もりを依頼することです。見積もりを複数取ることで、料金の相場や税理士のレベルを比較し、適正な価格でサービスを受けられます。
見積もりを依頼する際は、業務内容や必要な書類の量、期限などを明確に伝えることが重要です。これにより、見積もりに含まれる業務内容が明確になり、余分な費用がかかりません。
3. オンライン税理士を利用する
オンライン税理士を利用することで、税理士に丸投げする際の外注費を安く抑えられるでしょう。オンライン税理士は、依頼料が比較的低価格で済む場合があります。
オンライン上でのやりとりであるため、時間や場所にとらわれずにやり取りができるメリットもあります。信頼できるオンライン税理士を選ぶことが重要であり、口コミや評判、実績などを調べてから選ぶことが必要です。
まとめ
確定申告は複雑な手続きが必要で、正確さが求められるため、資金に余裕がある方は税理士に丸投げするのがおすすめです。専門的な知識や経験を持つ税理士がすべての申告作業を代行してくれるため、ミスを防止し、手続きの煩わしさから解放されます。
信頼できる税理士を探す際は、比較ビズを活用してみてください。比較ビズには全国の税理士が在籍しており、条件や予算を入力するだけで一括見積が可能です。相談は完全無料でできるため、ぜひ利用してみてください。
なお、年一事業者はリスクが高い分、費用が少し高くなる傾向にあります。当然、プロに依頼していただいた方がクオリティの高い申告書を作成することができますが、小規模な事業や単純な申告内容の場合は、税理士としての力を発揮できる箇所が少ないため、費用対効果はあまりよくないかもしれません。
そういった場合は、地域の商工会、商工会議所、納税協会等で行われている税理士の相談会などを利用し、確定申告のポイントなどを聞いてご自身で申告することも一つの方法です。
また、上記の会や税務署などでは記帳指導で税理士派遣を行っていたり、確定申告の時期が近づけば、申告書作成までを指導したりもしていますので、このような機会を利用して適正な確定申告を行えるよう、少しずつ準備を進めていきましょう。
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もしも今現在、
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- 自身の状況に合わせた税務アドバイスがほしい
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