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税理士に依頼する際の料金とは?報酬の仕組みや費用を抑えるコツを解説

公開日:2019年12月17日 最終更新日:2022年06月17日
税理士法人スフィーダ
監修者
税理士 福本純也
税理士に依頼する際の料金とは?報酬の仕組みや費用を抑えるコツを解説
この記事で解決できるお悩み
  • 税理士に依頼する際の料金とは
  • 税理士の料金を抑える方法とは
  • 失敗を防ぐ注意点が知りたい

税理士への依頼を検討していると、依頼の料金やサービス内容が気になるのではないでしょうか。税理士の料金は事務所によってさまざまですが、料金が決まる要因はいくつかあります。税理士費用のシステムや注目すべきポイントがわかれば、自分に合う税理士をスムーズに探しやすいでしょう。

本記事では税理士の料金を抑える方法や失敗を防ぐ注意点などを解説します。

税理士の料金が決まる要因

税理士の料金はどのように決められているのでしょうか。まずは、税理士の料金が決まる3つのポイントについて解説していきます。

  • 報酬の種類
  • 人件費・依頼内容
  • その他

報酬の種類

税理士に依頼する際の料金には、主に以下の3種類があります。業務を組み合わせることによって税理士の報酬は変わってくるので、それぞれ解説していきましょう。

  • 顧問料
  • 各種作業料金
  • オプション費用

顧問料

顧問料とは、継続的な顧問契約を結んでいる場合に月々、あるいは毎年など定期的に支払う費用のことです。どのような業務を顧問契約内に収めるのか細かな部分は税理士事務所によって異なりますが、主に以下の4つの業務が対象となります。

  • 記帳代行
  • 税務調査の立会い
  • 決算代行
  • 決算申告書の説明

各種作業料金

各種作業料金とは、以下の3つのようなスポット(単発)の依頼にかかる費用のことです。毎月コンスタントに発生するような業務ではないため、顧問契約には含まれないことが多く、その事由が発生するタイミングで個別に業務を依頼するという形になります。

  • 確定申告
  • 年末調整
  • 事業継続支援

オプション費用

オプション費用は、以下の3つの付帯サービスが対象です。前述した2種類の費用のほか、必要に応じて追加することができます。

  • 各種届出書類の作成
  • 財務会計アドバイス
  • 経営相談

人件費・依頼内容

税理士事務所の費用は、基本的に税理士や事務所スタッフの人件費が多くを占めます。そのため、依頼者が支払う料金は、税理士やスタッフの作業量の多さによって変動すると言えるでしょう。作業完了まで長期間かかるような業務や、作業に複数の人数を投入しなければならない業務などは料金が高額になる傾向にあります。

また、対応できる税理士が限られているような高度な案件や複雑な案件の場合も、料金が変わり、平均的な金額よりも高くなることがあるので注意が必要です。なお、記帳代行などの特定の業務のみのアウトソーシングの場合は料金が抑えられる可能性があります。税理士の料金を考える際は、作業量や作業内容を詳しくみておくと良いでしょう。

その他

前項までに解説した内容以外にも、料金に関わる要素は多々あります。ここでは以下のような2つからそれぞれ解説していきましょう。

  • 訪問の頻度やタイミング
  • 税理士の経験や実績

訪問の頻度やタイミング

例えば税理士が直接依頼者の会社や事務所に足を運ぶ場合です。会社や事務所内で帳簿を確認したり経理に関するアドバイスをしたりなど、依頼者の職場で税理士が業務を行う機会はあります。

しかし、訪問の頻度やタイミングは税理士ごとに違い、それによって顧問契約料が変わってきます。また、依頼者の事業規模によっても税理士の作業量は変わります。事業規模が大きいほど作業量も増えるため、料金も高くなるのが一般的です。

税理士の経験や実績

ほかには、担当する税理士によっても料金が変動します。若手などの経験が浅い担当であれば料金は安く、ベテランで専門知識のある担当であれば高くなる可能性があるでしょう。業務を担当する税理士が、経験や実績が豊富であるほど、作業の質も上がるだろうと考えられるためです。

ちなみに

スポットの作業だけでなく、さまざまな業務を一緒に依頼することで、セット料金として割安になる場合もあります。

税理士に依頼する料金を抑えるために行うべき4つのコツ

税理士に業務を依頼する際の報酬をできる限り安くするにはどうしたら良いのでしょうか。次に、税理士費用を抑えるコツを以下の4つからそれぞれ紹介します。

  • 依頼する範囲を決める
  • 相場を知る
  • 料金を交渉する
  • 複数の見積もりを取る

依頼する範囲を決める

税理士には、専門的な知識やさまざまな案件に携わってきた経験があるため、作業は的確でスピーディーです。ただし、だからといって税理士に頼める仕事を何もかも依頼してしまうと、作業を頼んだ分税理士コストも膨らんでしまいます。

上手に費用をカットするためには、自社で行っても構わない業務と、プロに依頼したい業務を切り分けることが大切です。自分たちでできることはできる限り税理士に依頼せず対応することで、余計な費用を抑えやすくなります。

税理士の得意不得意

依頼する業務を絞り込むことは、税理士選びの際に税理士の得意不得意を見極めやすいというメリットにも繋がります。税務のエキスパートである税理士にも、それぞれ得意な分野や苦手な分野があります。苦手な分野の業務は時間がかかり、その分料金が高くなってしまうことも有り得ます。

しかし、税理士に依頼する業務が絞り込めていれば、その業務が得意な税理士を集中的にピックアップすれば良いので、探しやすいでしょう。また、得意分野に関する業務なので、作業にかかる時間が少なくすみ、結果安く効率的に作業をしてもらえる可能性もあります。

相場を知る

税理士費用を抑えるためには、自分が依頼したい業務を決め、費用の相場を把握しておくことも大切です。作業に対してあまりにも割高な料金を請求する税理士や、格安で請け負う代わりに対応が十分でない税理士に当たる可能性もあるでしょう。

このような税理士に依頼すると、確定申告に不備があって対応に追われたり、税理士費用ばかりがかさんで節税効果が得られなかったり、さまざまな不利益を被るリスクがあります。

そこで依頼者が費用の相場を知っておけば、料金が高過ぎる場合と安すぎる場合、どちらの場合でも違和感に気づいて対処ができます。

料金を交渉する

税理士に依頼する際は、料金交渉をすることで料金が抑えられる可能性があります。税理士の料金設定は各税理士事務所が自由に行っているため、バラつきがあります。事務所によっては、サービス内容が充実している代わりに高い料金を設定している場合もあるでしょう。

自社で依頼したい項目が明確なら、余分なサービスを減らす代わりに料金も下げてもらうといった交渉を考えるのも1つの方法です。うまく折り合えば、クオリティの高い業務を必要な分だけ行ってもらうことができるかもしれません。

たとえば

担当する税理士をベテランではなく若手にしてもらうことで、料金を下げるといった方法もあります。そこまで高度なスキルがなくても可能な業務であれば、特に実績豊富な税理士にこだわる必要はないと考えられます。

複数の見積もりを取る

税理士を選ぶ際は、1つの事務所だけでなく複数の事務所に打診して費用を比較することが大切です。契約を結ぶ前に、できる限り多くの事務所から見積もりを取ってみましょう。

事務所によって依頼内容やサポートが同じであっても、料金体系は異なることが普通です。複数の事務所を比較してみると、明らかに割安であったり、あるいはサービスが充実していたり、ほかの事務所と明らかに違う事務所が見つかるケースもあります。

また、「決算処理のスポット依頼に対応しているか」「経営相談も含めた長期的な顧問契約に対応しているか」といった業務の範囲も、税理士によって異なります。

見積もりを取るためには、どのような業務に関して見積もりを依頼するか考え、仕様を作成する必要があります。仕様を具体化することで、自社がどのような業務を税理士に頼みたいのかを明確にし、税理士がその業務に対応しているのかをしっかり確認できるのです。

税理士選びで失敗を防ぐための3つのチェックポイント

それでは、税理士を選ぶ際のチェックポイントについて、以下の3つの観点から紹介します。それぞれ解説していきましょう。

  • 対応可能業務
  • 費用対効果
  • 運営体制・実績

対応可能業務

税理士を選ぶ際は、自分が依頼したい業務に対応しているかどうかをチェックすることが重要です。申告書の作成や記帳内容のチェック、定型的な質問対応などは基本的な業務であるため、多くの税理士が対応していますが、それ以外の業務は税理士によって異なります。

自分の依頼したい業務に対応していない税理士には、そもそも依頼する意味がありません。まずは対応可能な業務を確認することから始めましょう。また、申告業務でも個人事業主と法人は方法が異なるほか、「相続対策に強いか」も税理士によって差が出てきます。

どのような業務も幅広く行えるオールラウンダーのような税理士も良いですが、専門がある税理士なら、特定の分野に関して深い知見をもっている可能性も高いため、自分の依頼したい業務とうまくかみ合えば、よりクオリティの高い仕事をしてもらえるかもしれません。

費用対効果

税理士報酬と依頼して得られるメリットのバランスを考え、費用対効果を意識することも大切です。業務効率化ソフトなどを活用して業務効率化に取り組んでいる税理士事務所は、作業時間や作業に関わる人数を減らすことができるため、書類作成といった定型業務に関しては比較的安価に実施できるケースもあります。

また、節税相談についても費用分の効果がなければわざわざ依頼するメリットが薄いため、依頼する効果についても検証が必要です。

税理士試験に合格するには税法に関する複数の科目のうち3科目に合格すれば良いことになっているため、試験時に選択した科目以外の税目はあまり知識がない可能性があります。節税対策で費用対効果を出すには、依頼したい税目に関し、専門的に取り扱っている税理士を選ぶなどの対応が必要でしょう。

運営体制・実績

税理士と事務所スタッフの業務体制がしっかり構築されていれば、業務を効率的かつスムーズに実施できると見込まれます。反対に、業務量や事業の規模に人員数が追いついていないような事務所では、効率的な業務の実施はなかなか厳しいでしょう。

なお、決算書類や申告書類の作成、税金計算も人手ではなくツールが普及してきています。システムを上手く使えば、人員が少なくても、業務をスムーズに進めていくことができます。業務体制をみる上では、システム導入に積極的かどうかもポイントです。

実績についてもチェックする必要があります。自分が依頼しようと思っているパターンへの対応可否や、業種との相性も大切です。過去に具体的にどのような成果をあげたのか、定量的・定性的な面から実績を確認すると失敗を防ぎやすいでしょう。

税理士によっては、公式サイトなどにこれまで依頼対応した会社の社名や業種などを掲載している場合もあります。このような実績を確認しながら、自分の業種にはどのような対応をしてもらえそうか考えてみましょう。

自分に合う税理士を探す手段

それでは実際、自分に合う税理士を探すにはどのような手段があるのでしょうか。以下の2つの方法からそれぞれ解説していきましょう

  • 一般的な探し方
  • マッチングサービスを活用した探し方

一般的な探し方

何度も上述してきたように、税理士に依頼する際は契約前に複数の事務所を比較するのが理想的です。それを踏まえて、税理士の一般的な探し方を以下の3つから特徴と共に簡単にまとめました。

  • 経営者や個人事業主の知人からの紹介

    人からの紹介は信頼度が高い手段ですが、紹介してもらっている手前、もし求めている税理士と異なっても断りづらいことが難点です。

  • 電話帳

    電話帳は事務所名・電話番号・住所などしかわからないため、実際どのような業務を行っているのか確認が難しいというデメリットがあります。

  • ホームページ

    ホームページは対応業務などはよくわかりますが、基本的にセールスポイントしか掲載していないため、リアルな口コミ・評判が確認しづらいということもあります

それぞれの手段で一長一短がありますが、全ての税理士を網羅的に探すには紹介や電話帳だけでは不十分です。希望に合う事務所を発見する確率を高めるためには、いくつかの手段で探す必要があるでしょう。

マッチングサービスを活用した探し方

インターネットや電話帳などを使って自力で手間をかけて探しても、自分に合う税理士が見つかるかどうかはわかりませんが、マッチングサービスではデータベース内の登録税理士を自分の求める条件で絞り込むことが可能です。

登録している税理士の数が多く、それぞれの税理士の特徴がすぐにわかるため、条件に合う税理士を検索しやすいことが利点です。また、そのなかから1件ずつ連絡する必要はなく、まとめて料金や対応範囲、実績情報をチェックすることが可能です。

1件1件自分でピックアップして比較する必要がないため、手間や時間を大幅に削減できるでしょう。さらに、マッチングサービスによっては登録している税理士の口コミ・評判を掲載している場合もあります。

良い口コミと悪い口コミのどちらも知ることができるので、実際に利用した人の生の声を参考にしながら税理士探しができます。さまざまな角度から比較・検討して選ぶことで、業務を依頼する前と、契約を結び依頼した後の税理士へのギャップを埋められるでしょう。

税理士に依頼する際はマッチングサービスを活用して上手に選ぼう

料金や業務内容は税理士によって異なるため、費用を抑えるコツなどを活用しつつ探す必要があります。そこで、自分の依頼内容に合った税理士や、相性の良い税理士を選ぶには、マッチングサービスなどを活用して税理士を比較するのがおすすめです。

「比較biz」では、登録している税理士の中から、自分の条件に合致する税理士を簡単に絞り込み検索することが可能です。

無料で利用できるため、税理士を探すツールの一つとして利用してみてはいかがでしょうか。

監修者の一言

税理士の報酬ですが、料金表を作成していない税理士事務所も多く存在します。内容により料金が変動するのはもちろんですが、料金表を作成していない税理士事務所に依頼すると、相場より多額の報酬を支払うこともあります。

また、料金表を作成している税理士事務所でも、事務所により料金設定はバラバラです。現在はインターネットである程度税理士の報酬に関する相場は確認できます。

各事務所のホームページやマッチングサービスを提供している会社のサイトなども参考にしながら、事前にご自身で情報収集をし、複数の税理士事務所に見積もりを依頼しましょう。また、この業務に対して報酬はいくらなど、料金設定が明確である税理士事務所が望ましいです。

なお、税理士に支払う報酬を少しでも抑えたい方は、業務を税理士に丸投げしないことが重要です。会計・税務に関する業務を整理し、「この業務は税理士に依頼する」というのを明確にすることで、税理士に支払う報酬を抑えることができると思います。

税理士の選択は事業を行ううえで非常に重要なポイントであるため、色々な情報を活用しながら後悔の無い選択をしてください。

税理士法人スフィーダ
税理士 福本純也
監修者

税理士。関西学院大学経済学部卒業。大学卒業後、証券会社に入社し営業職に従事。証券会社を退社後、税理士事務所に勤務しながら税理士資格を取得。税理士事務所を退社後、大阪梅田で税理士法人スフィーダを設立。中小企業・個人事業主を中心とした税務アドバイス、事業承継の支援などを行っている。経営革新支援機関認定。

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