ECサイトの作り方とは?外注がお得?【予算相場も解説】

更新日:2020年05月13日 発注カテゴリ: Webシステム開発
ECサイトの作り方とは?外注がお得?【予算相場も解説】

「楽天やAmazonではなく自社でECサイトを持ちたい」そう考えたときに気になるのがECサイトの作り方なのではないでしょうか。そこで今回は、世の中にある4種類あるECサイトの作り方から自社で構築する際の注意点、外注した場合の予算相場などを解説します。ECサイトの構築に興味のある方は必見です。

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5種類あるECサイトの作り方の特徴

ECサイトの作り方にはいくつかの種類があり、それぞれメリットとデメリットがあります。そこでここでは主なECサイトの構築方法4種類のメリットとデメリットについて、詳しく紹介していきます。

ASPのメリット・デメリット

ASPとは「Application Service Provider」の頭文字をとったものです。インターネット上でECサイトのシステムを使用できるサービスのことです。

自分でソフトをインストールする必要はなく、ネット上でECサイトを始められるのがメリットです。制作期間が短くて済み、コストもかかりません。

オープンソースなので手軽に始められる半面、カスタマイズ性は低いです。自分オリジナルのものにしたいといった場合、制約がありなかなかイメージ通りにはいかないでしょう。

オープンソースのメリット・デメリット

ECサイトの構築システムの中でも、無償公開されているものをさします。誰でもノーコストで利用できるのが特色です。

オープンソースの場合、ソースコードも公開されています。ということはASPと比較して、カスタマイズの自由度も高くなります。

自由に利用できますが、その分自己責任の範囲も広いです。例えばカスタマイズは自由とは言いますが、プログラミングの知識が必要なので自由に使いこなすには、それなりのスキルやキャリアが求められます。

サポートがないところもデメリットかもしれません。つまりセキュリティもすべて自分で賄わなければならず、何かあった場合大きな損害を被る恐れも出てきます。

パッケージのメリット・デメリット

EC構築のためのシステムがメーカーから販売されているパターンです。ECサイト構築や運営に必要な機能が一式そろっているのが強みです。

カスタマイズに関する機能も充実しています。柔軟性にも富んでいるので、自分の思い通りのサイト作りができます。

ASPやオープンソースと比較すると、メーカーから購入しなければなりません。このためおのずと、初期費用やメンテナンスコストがどうしてもかかります。

もしバージョンアップするのなら、またコストがかかってしまうのもデメリットです。ECサイトで得られるであろう収益とコストを比較して、導入を検討したほうがいいでしょう。

クラウドECのメリット・デメリット

クラウドECはクラウド上にあるシステムを利用して、ECサイトを構築する方法のこと。クラウドECは常に最新のバージョンを使えるのがメリットです。

定期的にバージョンアップできるので、新しい機能がリリースされればすぐに実装することができます。更にクラウドECはサーバーダウンを防ぐことができます。

数量限定商品の販売やタイムセールを行う際、サイトのアクセスが増えてサーバーダウンする恐れがありますが、クラウドECではサーバーを増設してサーバーダウンを防げます。

クラウドECには上記に挙げたメリットがありますが、導入コストが高くなってしまう点がデメリットです。

クラウドECには月額10万円以上かかるサービスが多く、個人より資金に余裕がある企業向けの料金設定といえるでしょう。

また、ECサイトの保守管理はシステム提供会社しか行えず、EC事業者は管理ができません。

フルスクラッチのメリット・デメリット

フルスクラッチとは、完全にオリジナルのECサイトのシステムを一から構築することです。このメリットは、完全オリジナルのシステムを構築するため、カスタマイズ性に優れている点です。

在庫管理や物流システムやモール型ECとの連携なども可能です。大規模なECサイトを構築しようと思っているのなら、おすすめです。

一方フルスクラッチの場合、独自にすべて構築するためコストが高くなるのがデメリット。制作にかかる期間もどうしても長くなります。

独自開発のため、運用スタートしてからも不具合などのトラブルも起こりやすいです。基幹事業など本格的にECサイトを運用したいと思っている人以外は、選択肢から外したほうがいいかもしれません。

自社にあったECの作り方を見極める方法

上記では、5種類あるECサイトの構築方法を紹介しました。ここでは自社にあった構築方法を選定する際に使える3つのポイントを解説していきます。最適な構築方法を選定するために、以下のポイントを押さえておきましょう。

年商1億円を基準に判断する

年商想定が1億円を超えるかどうかで判断しましょう。年商想定が1億円未満の場合、小規模なECサイトが想定されるので、フルスクラッチのようなコストがかかる構築方法よりも、カスタマイズ性は低いですが費用を抑えたASPが向いています。

逆に想定年商が1億円を超える場合、中・大規模のECサイトが必要になるので、パッケージやクラウドECを採用するといいでしょう。

デメリットを質問してみる

構築方法のデメリットをシステム会社に質問することで、システム会社が顧客重視のスタンスを持っているか確かめることができます。顧客重視のスタンスなら、提供するシステムがニーズに応えられない場合、他の適切な構築方法を勧めてくれるでしょう。

一方、売り上げ重視の考えで、ニーズに応えられない構築方法を勧めてくる会社は、導入後の対応が悪い場合が多いです。

将来の要件に対応可能かで判断する

将来の要件に対応できるかで、どの構築方法を選べば良いかを判断できます。売り上げ額やサイトの規模を現状維持で考えているなら、拡張性は必要ないのでASPで充分ですが、売り上げ拡大を狙う場合、他の構築方法を検討しなければいけません。

クラウドECやオープンソースであれば、機能拡張に対応しているので、将来サイトを大規模にすることができます。しかし、ASPでサイトを構築してしまうと、システム自体をリニューアルする必要があり、手間とコストがかかるでしょう。

無料ASPによるECの作り方(個人にオススメ)

無料ASPを使えば、ITリテラシーが高くなくても簡単にECサイトを作ることができます。ここでは主に個人の方がECサイトを作る場合を想定して、無料ASPを使ってECサイトを作成する場合の流れを紹介しましょう。

無料ASPに個人情報などを登録

無料ASPを使用する際、ユーザー登録が必要です。ECサイトのアドレス(ECサイトのURL)、メールアドレス、パスワードを登録しましょう。

ECサイトのアドレスは有料の独自ドメインか無料のサブドメインのどちらかを選べます。ブランディングを考えると独自ドメインを使うべきですが、サイト運営のノウハウがない初心者は無料で始められるサブドメインで充分でしょう。

ECサイトのデザインを決める

無料ASPに登録できたら、次にECサイトのデザインを決めましょう。背景とカラーの2つの要素からサイトのデザインが決まります。無料ASPでは豊富なテンプレートを用意。自分好みのテンプレートを選ぶだけで、コードを書かずにサイトのデザイン作成は完了です。

販売商品の登録

最後に商品の登録をしましょう。商品ごとに「アイテム名」「価格」「画像」「紹介文」「在庫数」を登録すれば商品登録は完了です。

無用ASPを使ったECサイト作りはスキルや専門的な知識は不要。販売商品の登録まで最短15分程度でできるので、誰でもサクッとECサイトが作れます。

オープンソースによるECの作り方(個人にオススメ)

個人でECサイトを作成する場合、無料ASPを使う方法以外に、オープンソースを使った作成もオススメです。ここではオープンソースを用いてサイト構築する場合の、簡単な流れを紹介します。

オープンソースをサーバーにインストールする

オープンソースを使ってECサイトを構築する場合、はじめにオープンソースをサーバーにインストールしましょう。

公式サイトからダウンロードしたオープンソースを、用意したサーバーにインストールします。インストール後、データベースを設定し、メールアドレスを登録すれば準備完了です。

ECサイトを作成

次に、ECサイトの設定を行います。サイト名や商品登録など基本設定の他に、ECサイトのデザインを決定しましょう。

デザインの決め方には、テンプレートから選ぶ方法と、HTMLやCSSを用いて自分でデザインする方法があります。

テンプレートは複数ありますが、より自分好みのサイトにしたい場合は、コードを書いて設計する方法を選びましょう。

サイト公開

ECサイトを作成できたら、サイトを公開して完了です。オープンソースは、サイト構築の技術さえあれば個人でも、企業のECサイトに匹敵するサイトを構築できます。

しかし、高いクオリティーのサイトを目指してサイト公開に時間をかけるよりは、低いクオリティーでもすぐに公開して運用する方が、ノウハウが身に付くのでオススメです。

実際にECサイトを運用してから必要な機能をカスタマイズしていく方が、売り上げに繋がる実用的なサイトを構築することができます。

有料ASPによるECの作り方(企業にオススメ)

年商1億円以内の企業にオススメなのが、有料ASPによるECサイト構築です。有料ASPは他の有料サービスと比べ安い費用で導入できるのが強みです。有料ASPを用いてサイト構築する場合の簡単な流れを以下で紹介します。

有料ASPの選定

有料ASPには様々な種類がありますので、自社に合ったASPを選ぶことが大切です。選定の際、全ての要件を満たすシステムを選ぶのではなく、優先度が高い要件を満たせるシステムを選ぶよう注意しましょう。

通常のECサイトを作成する場合、どの会社のASPを導入しても機能面の差はありません。利用経験者に使い勝手を聞いたり、ASPが導入されているECサイトを実際に使って、機能面でなく使いやすさで選定しましょう。

また有料ASPの中には、越境ECや定期販売などジャンルに特化したものもあります。各社のホームページで強みや特徴を確認しておきましょう。

サイト作成と商品登録

ASPの選定後、サイト作成と商品登録をしましょう。有料ASPも他のシステムと同様、サイトデザインのテンプレートが用意されています。テンプレートから作成する方法と、HTML・CSSを使って自分で作成する方法の2つから選びましょう。

また有料ASPは、CSVファイルの一括アップロード機能を使えば、商品登録を一括で行うことができます。

効率的に商品登録をすることができますが、商品説明が自動生成されワンパターンになってしまうので注意が必要です。主力商品の商品説明はツールを使わずに直接入力しましょう。

各フローの確認

サイトを作成し商品登録が済んだら、注文から発注までのフローを確認しましょう。各フローの確認をする際、大切なのはユーザー目線になって考えることです。発注完了後の確認メールがちゃんと送られているかや、メールの文章に不備がないかなど、ユーザー目線になって細部まで確認しましょう。

パッケージ・クラウドによるECの作り方(年商1億円企業にオススメ)

年商1億円の企業がECサイトを作成する場合、大規模なサイトが必要になるのでパッケージ・クラウドによるECサイト構築がオススメです。

パッケージ・クラウドによるサイト構築は、ECサイト開設までに3ヶ月〜1年掛かります。ここでは導入までの手順を解説。

要件定義

パッケージ・クラウドを用いてECサイトを作成する際、はじめに要件定義が必要です。課題内容を整理し、課題解決のためにどういった機能を実装するか決めましょう。実装する機能と運用フローを確認して要件定義をします。

設計・開発

要件定義後に、システムの設計・開発をします。画面の設計や機能設計、項目定義を設計書に落とし込み、設計書に沿ってプログラムを開発していきます。

設計・開発はアウトソーシングをして、開発時間を大幅に短縮することが可能です。自社開発が難しい場合は、ECサイト作成の実績が豊富なシステム会社に依頼しましょう。

システム・外部連携テスト

システムが正しく動作するか確認すると共に、外部連携システムが正常作動するかもテストしましょう。

特に年商1億円を越すECサイトを制作する場合は外部システムの連携が重要です。パッケージ・クラウドを用いてサイト作成する場合、ASPと違い、外部システムを含めた運用テストをしなければいけません。

ECサイトを作る際の注意点

ECサイトは、自分で制作することも可能です。中にはECサイトの作り方など専門的な知識のない自分に果たしてそのようなことができるのか、不安に感じる人もいるでしょう。

しかし以下で紹介するポイントを押さえておけば、自力でECサイトを構築できます。システムやコーディングなどの知識は勉強しておきましょう。

ターゲットやニーズに合わせた「デザイン」も重要

ECサイトの集客を高めるためには、デザインは重要です。見た目の印象は、そのサイトを利用するかどうかを決める重要な要素だからです。

優れたデザインを構築するためには、必要なスキルがあります。それは、先ほど紹介したHTMLとCSSのスキルです。

Webデザインは努力次第で、いくらでもスキルアップできます。そのために有効な方法として、既存のデザインで優れたものをひたすらトレースする方法があります。

信頼を得るために「セキュリティ対策」は不可欠

情報流出やコンピューターウィルスなど、ネットを介した問題がしばしばメディアでも取り上げられています。ECサイトを運営する場合には、セキュリティ対策は信用問題にもかかわる重要なポイントです。

特に気を付けなければならないのは、決済ページです。クレジット決済はECサイトで人気の支払方法ですが、カード情報を入力する必要があります。

もしこのカード情報が盗まれてしまうと、他人が成りすましで買い物できてしまいます。このような事態を回避するためには、SSLの導入がおすすめです。

SSLとは「https:〜」で始まるシステムです。情報を暗号化するため、第三者が不正に取得しても解読できないようにしています。

カード情報を入力するところを、SSL化しておけば、情報漏洩の心配がなくなります。お客さんの信用も高まります。

プロに任せる!目的別、ECサイト構築の相場

自分たちでは不安な場合、業者にお願いするのも選択肢の一つです。ここで気になるのは、どの程度費用が掛かるかではありませんか?費用の相場やプロに任せるメリットとデメリットについて、以下にまとめました。

目的とその相場を比較

ECサイトを外部委託した場合の相場は、はっきり言ってピンキリです。簡単なものなら安くできますし、こだわれば費用も高くなります。

テンプレートのデザインを使って、ECサイト構築ツールを使用する場合、10万円以下で作ることも可能です。1か月くらいあれば、サイト制作は間に合うでしょう。

モールタイプではなく、オリジナルのECサイトを構築したければ、お金もそれなりにかかります。多少デザインがカスタマイズできるようなものであれば、30〜100万円といったところが相場です。

オリジナルで自由にデザインを行う、業務に合わせて機能も追加できるようなECサイトを構築する場合、お金もそれなりにかかります。100〜500万円程度を見積もったほうがいいでしょう。

本格的にECサイトを作る、自社システムと連携したければ、お金もかかります。少なくても500万円、場合によっては数千万円単位かかる可能性もあるでしょう。

プロにお任せするメリット、デメリット

プロに任せるメリットは、なんといってもプロの丁寧な作業の期待できる点です。ノウハウやスキルを持ったプロが担当するので、思い通りのデザインや機能をつけられます。

もし運用で何か不具合が起きた場合、対処をお願いできるのもメリットです。アフターサービスの充実している業者にお願いするといいです。

デメリットは、お金のかかる点につきます。10万円以下のケースもあれば、数千万円かかる場合もありますから、自分の予算に合わせて考える必要があります。

まとめ

ECサイト構築で、自前でやるか、業者に任せるか、悩みどころかもしれません。しかしどちらにも一長一短があります。

自社にサイト構築に関する技術があり、大規模でないECサイトなら自作で作るのも良いでしょう。制作コストを抑えられるはずです。

一方で、「サイト構築の技術がない」「機能やデザインにこだわりたい」「数万点を扱う大規模なECサイトを作りたい」という場合は専門業者に依頼したほうが間違いがありません。

業者に任せる場合、どの程度の料金になるかは複数の業者に見積を出したほうがよいでしょう。同じECサイトでも業者によって費用が異なるためです。

例えば、弊社が運営しているマッチングサイト『比較ビズ』ではECサイトの構築実績のある制作会社が数多く登録しています。

どんなECサイトを作りたいのかWeb上の相談フォームに入力すれば一括で複数の制作会社に相談することが可能です。

無料で利用できますし、自分の足で一社一社業者を選ぶ手間も省けます。「専門業者に話を聞いてみたい」と考えている方でしたら、一度使ってみてはいかがでしょうか。

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