デジタルサイネージとは?4つの活用方法や会社の導入メリットを簡単に解説

XPAND株式会社
監修者
XPAND株式会社 代表取締役CXO 南木徹
最終更新日:2024年07月19日
デジタルサイネージとは?4つの活用方法や会社の導入メリットを簡単に解説
この記事で解決できるお悩み
  • デジタルサイネージとは?
  • デジタルサイネージを導入するメリットは?
  • デジタルサイネージの導入費用はいくら?

効率的な集客や接客システムの導入を検討している方は必見。この記事ではデジタルサイネージの概要や種類、導入メリットを解説します。最後まで読めば、自社ビジネスにデジタルサイネージを活用できるかのイメージがわかり、導入を検討できるようになるでしょう。

スムーズに集客や接客をおこなうためには、対人接待以外のシステムの導入が有効です。デジタルサイネージに一部業務を負担させることで、人件費の削減や売上げの向上が見込めます。 デジタルサイネージの具体的な導入費用も解説するため、ぜひ参考にしてください。

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デジタルサイネージとは?

デジタルサイネージとは、広告宣伝効果があるパネルを通じて、映像や音声でユーザーを誘導する仕組みです。デジタルサイネージは日本語で「電子看板」「電子広告」の意味があります。

デジタルサイネージ以外には、次の呼び方があります。

  • ダイナミック・サイネージ
  • インタラクティブ・サイネージ
  • 映像配信
  • 音声配信

デジタルサイネージはポスターや看板と異なり、動画や音声で発信ができるため、ユーザーにインパクトを残します。種類も豊富にあるため、用途に応じて最適な宣伝・誘導が可能です。

デジタルサイネージの仕組み別の種類

名称未設定のデザイン (7)

デジタルサイネージの種類は、大きく分けて次の2つです。

  • スタンドアロン型
  • ネットワーク型

パネルに接続して利用するSTB(セットトップボックス)の種類に応じて「スタンドアロン型」と「ネットワーク型」が決まります。

STB(セットトップボックス)とは

ディスプレイと接続することで、表示や電源のオンオフを管理する機器のことです。配信のスケジュール管理やコンテンツの配置位置の調整も可能です。

種類1. スタンドアロン型

スタンドアロン型は、ネットワークを利用しないデジタルサイネージの1種です。ディスプレイにデータを取り込んで、広告を表示します。

特徴は、シンプルで導入コストが安く、情報漏洩の心配がない点です。データを直接取り込んで管理するため、コンテンツ更新の際は時間がかかります。

種類2. ネットワーク型

ネットワーク型は、ネットワーク通信を利用するデジタルサイネージの1種です。オンラインからダウンロードしたコンテンツを表示します。

特徴は、広告の差し替えが簡単であり、遠隔操作ができるため手間が少ない点です。更新が楽である一方、導入コストが高い点を考慮しましょう。通信で情報を管理するためには、ネットワーク回線が必須です。

デジタルサイネージのコミュニケーション方法

デジタルサイネージには、ユーザーとコミュニケーションをとれるタイプととれないタイプがあります。

  • ブロードキャスト型:一方的な情報発信
  • インタラクティブ型:ユーザーの意思を反映

1. ブロードキャスト型:一方的な情報発信

デジタルサイネージのコミュニケーション方法の1つに「ブロードキャスト型」が挙げられます。ブロードキャスト型は、ネットワークに接続して利用しますが、ユーザーとのコミュニュケーションはとれません。

相手から情報を受け取る機能はなく、一方的なコミュニケーションが特徴です。近くにいるユーザー全般に向けた情報の発信を目的とします。通信に接続しているため、複数のディスプレイを同時に更新可能です。

2. インタラクティブ型:ユーザーの意思を反映

もう1つのデジタルサイネージの種類は「インタラクティブ型」です。タッチパネルを使ってユーザーと情報のやり取りができます。双方のコミュニケーションから成立するデジタルサイネージのタイプです。

特徴はユーザーの反応を即座にキャッチでき、必要な情報を効率的に発信できる点です。大衆に向けた発信から、個人に向けた発信まで状況に応じて使い分けできます。

デジタルサイネージの活用方法

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デジタルサイネージの代表的な活用方法は、次の3つです。

  1. 販促表示
  2. 情報表示
  3. 映像演出

活用方法1. 販売促進

デジタルサイネージを利用することで、販促表示が可能です。「販促」とは販売促進の略で、商品拡販のための広告や宣伝全般を意味します。店舗にデジタルサイネージを設置すると、映像や音声を通じて商品の宣伝効果があります。

随時表示内容を変更できるため、季節ごとの内容変更や、複数商品の宣伝が可能です。店舗や周辺の景観にあわせて表示内容をアレンジすることで、通行人にインパクトを与えます。紙媒体より目を引きやすく、認知向上にも効果が期待できます。

活用方法2. 情報表示

デジタルサイネージの使い方に、情報表示が挙げられます。とくに通信ができる「ネットワーク型」のデジタルサイネージでは、情報表示目的に最適です。情報システムと連携することで、最新の情報を発信できるためです。

イベント情報やマップなど実用的な内容を表示し、ユーザーが抱える不安や問題の解決を手助けします。人が集まる場所を拠点にすることで、案内対応の人件費カットが可能です。

活用方法3. 映像演出

デジタルサイネージの活用方法に、映像演出が挙げられます。映像演出は、店舗の雰囲気作りやブランド構築のために、映像をとおしておこなう演出です。

店舗の特徴に適した映像演出で顧客に深い印象を与え、ライバルとの差別化ができます。レジャー施設やアミューズメントパークでは、非日常的な映像空間を提供することで顧客の特別な体験作りが可能です。

デジタルサイネージ導入の4つのメリット

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デジタルサイネージを導入する4つのメリットは、次のとおりです。

  1. 訴求力が高い
  2. 作業効率化できる
  3. 情報スペースを確保できる
  4. 迅速な情報発信ができる

メリット1. 訴求力が高い

デジタルサイネージのメリットは、訴求力が高い点です。ポスターや看板などの静止画と異なり、ダイナミックな演出ができます。映像情報は顧客の目に留まりやすく、記憶に残りやすい点が強みです。

発信内容においても表現の幅が紙媒体より多いため、アイデア1つで顧客への訴求力が高まります。映像と音声をあわせて活用することで、顧客により強いメッセージを発信可能です。

メリット2. 作業効率化できる

デジタルサイネージを利用するメリットは、作業効率が向上する点です。デジタルサイネージは、作成したデータをシステムに入れるだけでディスプレイに広告が表示されます。一方ポスターは入稿、印刷、手貼りなど、広告を出すまでの工程が多く作業負担が大きいです。

印刷物は表示時期が過ぎたのち、廃棄物として大量に処分することもあるでしょう。デジタルサイネージは本体を除きすべてがデータで完結するため、長期的に見るとエコなシステムです。

メリット3. 情報スペースを確保できる

デジタルサイネージ導入のメリットは、情報スペースを確保できる点です。マップ表示やイベント情報告知、商品広告など、さまざまな情報発信を同時におこなうためにはスペースが必須です。

デジタルサイネージを活用することで、1台のモニターに複数の内容を切り替えて表示できます。異なるポスターをたくさん掲示する必要がなくなり、おしゃれですっきりした店舗が実現します。大画面のポスターを秒単位で切り替えられ、情報が豊富な掲示が可能です。

メリット4. 迅速な情報発信ができる

デジタルサイネージ利用のメリットは、情報発信が迅速になる点です。とくに通信ができるネットワーク型では、特定の場所・時間で有効な情報をユーザーに提供できます。リアルタイムで変化する状況に応じて、即座に適切な情報の伝達が可能です。

デジタルサイネージの導入費用

デジタルサイネージの導入費用の目安は、次のとおりです。

  • 屋内用:10万円〜40万円
  • 屋外用:50万円〜300万円

上記の本体導入費用に加えて、USB(数千円)やSTB(3万円〜25万円)がかかります。導入後は運用費用が月額1万円〜3万円かかります。

屋内用:10万円〜40万円

屋内用のデジタルサイネージの導入費用は、10万円〜40万円です。デジタルサイネージの価格はサイズによって決まることが多く、大型の場合40万円以上になることも想定されます。

サイズの大きいパネルを購入すると設置にかかる費用も高くなるケースがあるため、注意が必要です。サイズや設置位置によっては、ディスプレイを支えるためのスタンドが必要なケースもあります。

屋外用:50万円〜300万円

屋外用のデジタルサイネージの導入費用は、50万円〜300万円です。屋外用が高額になるのは、雨や砂埃など外的要素から機器を守る構造が必要なためです。一般的な32インチ〜42インチサイズであれば、屋外用でも100万円以下で見つかります。

まとめ:デジタルサイネージは効率的な情報発信に最適

デジタルサイネージは柔軟な情報発信ができるため、集客や宣伝に力を入れたい店舗に適しています。利用には機器の導入とあわせて、コンテンツ作成が必要です。

コンテンツ作成は、外注すると品質の高い成果物が得られます。デジタルサイネージの効果を最大限に引き出すために、コンテンツ制作の外注先は慎重に選びましょう。

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監修者のコメント
XPAND株式会社
代表取締役CXO 南木徹

デザイン・技術コンサルタント。空間・ロボット・機械からモバイルアプリまで、産業系を中心に幅広いデザインを手掛け、欧州デザイン賞なども受賞。ウェブはLAMP系やスマホアプリを中心にエンジニアリングに携わる。VCやECFからの支援を受けて、スタートアップ企業を運営。1級知的財産管理技能士(特許・コンテンツ・ブランド)、高度情報処理技術者(情報セキュリティアドミニストレータ)。

デジタルサイネージは、機器の設置管理者によって2つの観点があります。

1つ目は、自店舗の店頭に置いて、時間・曜日ごとにおすすめメニューの表示を切り替えるようなケースです。この場合、機器の購入・リース費用が発生することになりますが、紙の掲示物よりも高い訴求効果が見込めます。一方で、自店舗以外の場所からの集客には効果がありません。

2つ目は、駅前ビルのサイネージで1日30秒×12回の広告を表示するようなケースです。この場合、場所や費用は柔軟に組み替えられるものの、短時間しか表示されないために、認知拡大の効果はあまり望めません。QRコード等を用い、スマホで補完するような対策も必要です。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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