オンプレミスとクラウドの違いとメリット・デメリットを徹底解説

更新日:2019年09月09日 発注カテゴリ: Webシステム開発
オンプレミスとクラウドの違いとメリット・デメリットを徹底解説

自社のシステムネットワークや環境を構築しようと考えたとき、サーバー選定の選択肢が2つあります。「オンプレミス」「クラウド」どちらがよいのかご存じでしょうか?それぞれのメリット・デメリットを正しく理解して、自社に最適なサーバーを選定・運用を行いましょう。

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どちらがいいの?オンプレミスとクラウド

自社のシステムネットワークや環境を構築する際のサーバー選定では、オンプレミスか?クラウドか?と比較されることが多いです。

オンプレミスとクラウドは対照的な運用形態であり、それぞれにメリットとデメリットがあるため、選定の際にはそれぞれの特徴を知る必要があります。

オンプレミスとクラウドの違い

対照的な運用形態のオンプレミスとクラウドの特徴を解説していきます。

オンプレミスとは?

オンプレミスとは、自社でサーバーやソフトウェアなどの情報システムを運用管理する運用形態のことです。

たとえば一軒家があったとして、土地がサーバー、家がソフトウェアだとする場合、オンプレミスは土地も家も所有している状態を指します。

自社のグループ内での業務システム、メールサーバー、Web会議システム、機密や個人の情報システムなど、運用内容はさまざまです。

クラウドとは?

クラウドとは、自社でサーバーやソフトウェアなどの情報システムを持たなくても、インターネットなどのネットワーク経由でサーバーに接続し、必要なシステムを利用する形態を言います。

土地も家も所有するオンプレミスに対して、クラウドはマンションやアパートなどの部屋を借りて暮らすようなイメージになります。

DropboxやGoogleドライブ、Gmail、Yahoo!メール、Googleカレンダー、チャットワークなどが代表的な利用例で、利用登録をすることですぐに使い始められ、初期費用もかからないので手軽に利用できます。

そのため、ここ数年ではオンプレミスからクラウドに移行する動きがよく見受けられます。

オンプレミスのメリット・デメリット

オンプレミスは、カスタマイズの自由度が高く、自社が管理するネットワークのため、セキュリティ面の充実により安心して使えるなどのメリットがあります。

しかし、その反面いくつかのデメリットもあるので、メリットとデメリットから特徴をつかんだ上で、利用の検討をすることが大切です。

ここで、オンプレミスのメリットとデメリットを解説していきます。

メリット1:カスタマイズの自由度が高い

自社の運用内容やシステム用途によって、自由自在にシステムをカスタマイズできるのが、何よりものメリットでしょう。

たとえば、土地も家も所有して自由に家を設計するように、思い通りのカスタマイズが可能です。

メリット2:自社ネットワークでセキュリティレベルが高い

自社のグループ内のネットワーク経由でシステムを運用しているため、外部からの侵入が少なく、運用上で利用している機密保持や個人情報などが漏れにくい環境で安心です。

メリット3:システム処理速度が早い

クラウドのようにインターネットを介してサーバーにアクセスする必要がないため、内部のネットワーク回線の性能が良いほどにシステムの処理速度が速く、業務の効率化につながります。

デメリット1:多額の初期コストがかかる

サーバーやソフトウェア、機器など…すべてを自社で用意する必要があることから、オンプレミスは初期コストがかなりかさみます

ほかにも保守費用やその人件費などのランニングコストもかかるため、長い目で見て計算しておきましょう。

デメリット2:構築までに時間がかかることがある

さまざまなカスタマイズが必要となるため、短期間での構築は難しいです。

数か月かかることもあり、事前に構築期間を見積もっておくことが重要です。スピーディーに進めたい方には向いていないでしょう。

デメリット3:障害が起きたとき、自社で対応しなければならない

当然ですが、ネットワーク障害等、何かトラブルが起きたときには、すべて自社で対応する必要があります。

クラウドのメリット・デメリット

ここ数年で注目を集めているクラウドにはメリットが多いですが、多少のデメリットもあります。

メリットだけではなくデメリットにも目を向けることで、自社のシステム管理ツールとして最適化を判断していくとよいでしょう。

ここで、クラウドのメリットとデメリットを説明していきます。

メリット1:導入時のコストや時間を抑えられる

クラウド事業者が提供する設備を利用して自社のシステムを運用していくため、ゼロからサーバーなどの機器を用意したり、構築したりする必要がありません。

そのため、サーバーやソフトウェアの購入やシステム開発が不要で、導入時のコストや時間を抑えることができます。

メリット2:どこからでもアクセスできる

インターネットなどのネットワークを介してアクセスできるクラウドは、インターネット環境があれば、社内だけではなく外からでもアクセスでき、利便性が高いです。

これまでは、業務に関するメールや資料が外出中に送られてきた場合に、会社に戻らなければ確認ができませんでしたが、クラウド利用で外出先でもすぐに確認できるようになりました。

メリット3:システム障害や災害時のサポートがある

システムの障害や災害の影響でサーバーのアクセスが難しい場合でも、クラウド事業者の対応により、サーバーの普及やデータの復元などのサポートが受けられます。

デメリット1:カスタマイズに制限がある

クラウド事業者が元々用意しているシステムを利用するため、システムの内容を自由にカスタマイズすることができません。

デメリット2:処理速度がネットワーク状態に左右される

そのときのネットワーク状態によって、サーバーへの接続がスムーズにいかずに、処理速度が遅くなることがあります。

デメリット3:継続的にコストがかかる

賃貸で部屋を借りて家賃を払い続けていくのと同じように、クラウド事業者にシステムを借りているため継続的に利用料金を支払っていく必要があります。

オンプレミスとクラウドを6つの観点で比較

オンプレミスとクラウドのそれぞれのメリットとデメリットをもとに、コストや導入スピード、セキュリティ面などの6つの観点で比較していきます。

コスト

オンプレミス×導入や運用を維持していく上でコストがかかります。
クラウド継続的に利用料金がかかりますが、初期費用が安く、導入や運用を維持する上でのコストが低いので結果的には費用を抑えられます。

導入スピード

オンプレミス×自社でシステムの設備を用意したり、構築したりしなければいけないため、本格的な導入までに時間がかかります。
クラウドすでに用意されているシステムを使うため、導入スピードが速いです。

処理速度

オンプレミス自社のグループ内でのネットワークを利用するため、回線のトラブルが少なく、処理速度が速いです。
クラウド×インターネットを介してネットワークに接続するため、インターネット回線の状態によっては、処理速度が落ちるケースがあります。

カスタマイズの自由度

オンプレミス自社でシステムのカスタマイズができるため、かなり自由度が高いです。
クラウド×すでに用意されているカスタマイズ済みのシステムを利用するため、カスタマイズに制限があります。

セキュリティ

オンプレミス自社内のネットワークでのやり取りなので、外部から侵入しにくく、セキュリティ面の安全性が高いです。
クラウド×インターネットでサーバーに接続するため、安全な事業者を選び、セキュリティ対策を徹底する必要があります。

障害対応

オンプレミス×障害やトラブルが起こったときは、全て自社で対応、解決をしなければいけません。
クラウド障害の対応は基本的にクラウド事業者が行なってくれるため、障害によって発生したトラブルのサポートを受けられます。

まとめ

オンプレミスからクラウドに移行する動きが増えていますが、大切なのは、それぞれのメリットとデメリット、特徴を知った上で、最適な運用形態を選ぶことです。

コストや使いやすさなどは、利用者の各々のケースによって異なるため、運用を始める前に冷静に見極める必要があります。

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