【2024年版】働き方改革成功事例10選!関連法案の内容を8つ解説

涌井社会保険労務士事務所
監修者
涌井社会保険労務士事務所 社会保険労務士代表 涌井好文
最終更新日:2024年07月08日
【2024年版】働き方改革成功事例10選!関連法案の内容を8つ解説
この記事で解決できるお悩み
  • 働き方改革の成功事例は?
  • 働き方改革関連法案で新しく適用された内容は?
  • 今すぐやるべき働き方改革の取り組みは?

2019年4月から整備された「働き方改革法案」は、残業や有給休暇、副業など働きやすさを考えた柔軟な選択が可能です。労働力不足の解消や少子高齢化の緩和が期待されていました。企業規模や業種によっては、2023年や2024年に適用対象となるものがあります。

本記事では、働き方改革に取り組みたい経営者や人事担当者向けに、企業の具体的な取り組み事例10選を紹介します。最新法案のポイントや今すぐ取り組むべき働き方改革も解説したため、読み終えた頃には自社にあった働き方改革の戦略を立てられるでしょう。

「働き方改革の具体例が知りたい」「働き方改革法案を理解できていない」方は、ぜひ参考にしてください。

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働き方改革の取り組み成功事例10選

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働き方改革の取り組み成功事例は次の10社あります。

  1. 株式会社壱番屋
  2. 社会福祉法人あいの土山福祉会
  3. AGCアメニテック株式会社
  4. 株式会社二嘉組
  5. アルス株式会社
  6. 協和界面科学株式会社
  7. 株式会社タムロン
  8. 株式会社ケーイーティ
  9. キヤノン株式会社
  10. 協和発酵キリン株式会社

1. 株式会社壱番屋

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参照:株式会社壱番屋

株式会社壱番屋は、カレーハウスCoCo壱番屋を運営する大手カレーライス専門店チェーンです。株式会社壱番屋では、飲食業界の長時間労働を解消するため、インターバル制度を導入しました。

インターバル制度とは、1日の勤務終了後翌日の出社までの間に、一定時間以上の休息時間を設ける制度です。カレーハウスCoCo壱番屋は、終業から始業までの時間が9時間しかないため、長時間労働が常態化していました。

インターバル制度を導入した結果、始業との間を10時間以上確保しました。あわせてシフトや営業時間の見直しを実施したところ、長時間労働の改善を実現しています。

2. 社会福祉法人あいの土山福祉会

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参照:社会福祉法人あいの土山福祉会

社会福祉法人あいの土山福祉会は福島の会社です。運営する福祉施設エーデル土山では、過酷な仕事内容や長時間労働を原因とした、離職率の高さが課題でした。

エーデル土山では課題解決のために下記の働き方改革に取り組みました。

  • 16 時間(2日分)まで、1時間単位で年次有給休暇の取得ができる
  • 日勤勤務で3日以上の連続勤務とならないようにシフトを設定する
  • 勤務終了後から次の勤務まで12時間以上間を空ける
  • 介護業務に直接関わる専門職ではなくてもできる業務を細分化する
  • 障がい者や高齢者にワークシェアを実施する

業務を細分化し、専門職以外でもできる作業を増やすことで業務効率化を実現しています。障がい者の方にワークシェアを実施した結果、平成29年度時点では、障がい者雇用率4.86%まで伸張させました。

3. AGCアメニテック株式会社

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参照:AGCアメニテック株式会社

AGCアメニック株式会社は、グループ関連会社および建材業界向けのシステム開発をサポートする、AGC株式会社100%出資子会社です。

AGCアメニテック株式会社では、有給休暇取得率の低さが課題でした。解決策として、残業削減と有給休暇取得率向上のため、計画的付与制度を導入しました。

夏季に全社員へ計画的に有給休暇を付与し、半日単位休暇の導入や記念日休暇の設定をしています。計画的付与制度を導入した結果、有給休暇取得率が71.6%まで上昇しました。

4. 株式会社二嘉組

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参照:株式会社二嘉組

株式会社二嘉組は福島県の建設会社です。建設業界の人手不足と長時間労働が課題でした。株式会社二嘉組は人材の確保と長時間労働の抑制のために、平成18年度からボランティア休暇制度を導入しています。

ボランティア活動への参加をサポートして、ボランティア活動への参加を支援し、社員のモチベーション向上を図りました。取り組みの結果、有給取得率80%を実現しました。

5. アルス株式会社

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参照:アルス株式会社

アルス株式会社は、半導体パッケージングや基板実装を事業内容としている会社です。

社長をはじめとした上層部が積極的に休暇を取ることで、一般社員も休暇を取ることに抵抗を感じない環境を整備しています。既存の休暇制度では十分にニーズを満たせないため、以下に対応した休暇制度を導入しました。

  • ファミリーサポート休暇
  • 裁判員休暇
  • 社員のライフイベントに対応した特別休暇

休暇を中心に無理のない業務計画を立てることで、社員全体のワークライフバランス向上に貢献しています。

6. 協和界面科学株式会社

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参照:協和界面科学株式会社

協和界面科学株式会社は、接触角計や表面張力計、摩擦摩耗解析装置などの界面科学分析装置を開発から販売しているメーカーです。社員のライフワークバランスを保ち、離職率を下げるために取り組み、社員のライフイベントをサポートしています。

従来の休暇制度では社員の事情やライフイベントに対応していない課題点がありました。

課題点を解決するために、下記の休暇制度を導入しました。

  • 記念日休暇
  • 配偶者出産休暇
  • 学校行事休暇

導入の結果、2017年には有給休暇取得率92.94%を達成し、社員のワークライフバランス向上と離職率低下を実現しています。

7. 株式会社タムロン

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参照:株式会社タムロン

株式会社タムロンは、カメラの交換レンズを製造している光学機器メーカーです。タムロンでは、長時間労働による社員の疲労蓄積と離職率増加が課題でした。

課題点を解決するために、下記の制度を導入しました。

  • 毎週月曜日と水曜日を完全ノー残業デーに設定
  • 残業は事前申請制
  • 許可証の着用を義務化

正確な残業時間を把握するためにタイムカード機を屋外へ移設しています。

残業をするためには事前申請をはじめとした手間のかかる作業を導入し、残業をしないように工夫する意識を社内全体に根付かせました。残業時間の大幅な削減、社員のストレス軽減を実現しています。

8. 株式会社ケーイーティ

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参照:株式会社ケーイーティ

株式会社ケーイーティは、福島県矢吹町に本社を置く産業廃棄物収集運搬業の企業です。株式会社ケーイーティでは、長時間労働による社員の疲労蓄積と離職率増加、人材不足が課題でした。

残業時間削減を中心に労働環境を改善するために、次の働き方改革を実施しました。

  • 賃金確保措置の実施
  • 定年後の継続雇用無期限化
  • 事業エリアの絞り込み
  • 他社への業務委託の実施

賃金確保措置の実施として時間給の残業削減による収入減を、年収据え置き制度で対応しています。事業エリアを絞り込み、他社への業務委託を実施することで、残業時間削減を中心に労働環境の改善に成功しています。

9. キヤノン株式会社

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参照:キヤノン株式会社

キヤノン株式会社は、カメラ・ビデオをはじめとする映像機器やプリンタ、複写機などの製造を行う精密機器メーカーです。育児・介護と仕事の両立が難しい社員の離職率増加に対する課題を解消するため、多彩な時短勤務制度を提供しています。

導入した時短勤務制度には下記が挙げられます。

  • マタニティー短時間勤務
  • 育児短時間勤務
  • 介護のための短時間勤務

ワークライフバランスの向上やキャリアアップ支援を実現しました。

10. 協和発酵キリン株式会社

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参照:協和発酵キリン株式会社

協和キリンは、バイオテクノロジーや抗体医薬を強みとする製薬会社です。社員の健康維持や法令遵守を目的として生産性を追求した働き方を推進しています。

週2日までのテレワーク制度を導入し、オンライン会議システムや情報セキュリティ対策を充実させました。社内全体の意識改革により、在宅勤務利用者は2014年度には25名で、2016年度には84名に増加しました。

働き方改革関連法案の内容8つ

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働き方改革関連法案の代表的な内容には下記の8つが挙げられます。

  1. 時間外労働に対する上限規制
  2. 有給休暇取得義務化
  3. フレックスタイム制の見直し
  4. 高度プロフェッショナル制度の創設
  5. 勤務間インターバル制度導入の努力義務化
  6. 労働時間の客観的な把握の義務づけ
  7. 中小企業の割増賃金率引き上げ
  8. 時間外労働の上限規制に対する適用猶予期間の終了

1. 時間外労働に対する上限規制

時間外労働の上限規制は、労働環境改善の一環です。2019年4月1日からの大企業、2020年4月1日から中小企業への時間外労働の上限規制が定められています。

月45時間、年360時間の上限が設けられ、過労死や疾病の増加、ワークライフバランスの崩壊などの問題に歯止めをかけます。

過度な残業の防止と健康な労働環境の確保が促進されるでしょう。繁忙期や緊急時の場合も一定範囲内で残業を認める特例制度を提供しますが、事前に労働基準監督署への申請が必要です。

2. 有給休暇取得義務化

有給休暇取得義務化は2019年4月1日から施行された制度です。労働者の権利強化と心身の健康を守るために、年5日の有給休暇取得が企業に義務化されました。従来は取得率が低かった有給休暇の積極的な取得を促進します。

有給休暇取得義務化では下記が義務化されました。

  • 取得時期の指定が可能
  • 年次有給休暇の付与日(基準日)から1年以内の取得を義務化
  • 取得日数の増加

有給休暇の取得時期を先延ばしにしたり、取得を放棄したりすることを防ぎます。

3. フレックスタイム制の見直し

フレックスタイム制の見直しは、2019年4月1日から施行された制度です。フレックスタイム制とは、一定期間あらかじめ定められた総労働時間を範囲内とし、始業・終業時刻や働く時間を、労働者自身が自由に決められる制度です。

従来の1カ月から最大3カ月まで清算期間を延長することで、柔軟な勤務時間設定を可能にしました。

フレックスタイム制の見直しにより、期待される効果は下記のとおりです。

  • 育児や介護と仕事の両立
  • 業務の進捗状況にあわせて勤務時間を調整
  • 通勤ラッシュの緩和
  • 業務を集中して行うことでの生産性向上

フレックスタイム制の見直しは、個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を実現します。

4. 高度プロフェッショナル制度の創設

高度プロフェッショナル制度の創設は、2019年4月1日から施行された高度専門職の活躍を促進するための制度です。高度な専門的知識を持ち、職務範囲が明確で一定の年収要件を満たす労働者に対し、年間104日以上の休日確保を可能にします。

ワークライフバランスと専門性の向上が両立できる環境を提供しています。制度を導入する場合、内容を明確に周知徹底し、対象となる労働者を適正に選定するのが重要です。

5. 勤務間インターバル制度導入の努力義務化

勤務間インターバル制度導入の努力義務化は、労働者の疲労蓄積を防ぎ、安全性を向上させる制度です。休憩時間を確保するように義務化しています。

勤務間インターバル制度の導入により、以下の効果が見込まれます。

  • 十分な休息時間を確保
  • 疲労蓄積による事故やミスの防止
  • 心身のリフレッシュ

夜勤や早朝勤務など、労働環境が過酷な場合においても、安全性を向上させる効果が期待できるでしょう。具体的な休息時間は、8時間以上確保することが推奨されています。

事業主は、業務内容や労働者の体力などを考慮して、適切な休息時間を設定する必要があります。休憩時間中は、労働者が自由に過ごせるようにするのが重要です。

6. 労働時間の客観的な把握の義務づけ

労働時間の客観的な把握の義務づけは、長時間労働の可視化と適正な労働管理の実現を目的とした制度です。企業に対し、労働時間の正確な把握を義務化することで、長時間労働の違法残業の防止と是正を促進します。

従来の労働時間の把握方法は、下記のとおりです。

  • 労働者の申告
  • タイムカードの押印
  • 取得日数の増加

人手で管理されるケースが多いため、正確性に課題がありました。

労働時間を正確に把握するための方法は下記のとおりです。

  • ICカードによる打刻
  • PCログの記録
  • 客観的な方法による労働時間の把握

上記を義務化した企業では、長時間労働の実態を正確に把握できるようになりました。

7. 中小企業の割増賃金率引き上げ

中小企業の割増賃金率引き上げは、中小企業における長時間労働を抑制し、労働環境を改善することを目的とした制度です。時間外労働に対する割増賃金率を25%から50%に引き上げ、企業が時間外労働に頼ることを抑制し、労働者の負担軽減を目指しています。

中小企業は、人手不足や経営上の制約から、大企業に比べて長時間労働が課題でした。従来の割増賃金率25%では、時間外労働抑制の効果が十分に発揮されないため、今回の引き上げにより強い抑止力になるでしょう。

中小企業における長時間労働の抑制は、下記のメリットがあります。

  • 労働者の健康状態の維持
  • ワークライフバランスの向上
  • 生産性の向上
  • 人材確保

長時間労働による疲労蓄積やストレスは、労働者の集中力やモチベーション低下を招きます。

8. 時間外労働の上限規制に対する適用猶予期間の終了

時間外労働の上限規制に対する適用猶予期間が終了し、画期的な制度が完全施行されました。

時間外労働の上限規制は、以下に歯止めをかけることを目的としています。

  • 長時間労働による過労死
  • 疾病の増加
  • ワークライフバランスの崩壊

適用猶予期間中は、一定の条件を満たす中小企業に対し、上限時間を延長する特例措置が設けられていました。長時間労働の根絶には特例措置の継続的な延長は許されない判断から、今回適用猶予期間が終了することになりました。

働き方改革とは

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働き方改革は、働く人々が個々の事情に応じた働き方を選択できる社会を実現するための改革です。働き方改革には、会社および社員ごとにメリットがあります。

  1. 会社が得られるメリット
  2. 社員が得られるメリット

1. 会社が得られるメリット

働き方改革により会社が得られるメリットには下記が挙げられます。

  • 生産性向上
  • 働き方の柔軟性向上
  • 企業イメージの向上

柔軟な勤務制度やテレワークの導入により、従業員の集中力やモチベーションが高まり、効率化につながります。従業員1人ひとりの働き方にあわせた柔軟な働き方が実現できるでしょう。

多様な働き方に対応することで、優秀な人材の獲得と定着促進が可能です。働き方改革に積極的に取り組む企業は、社会的な評価が高まり、優秀な人材の確保にもつながります。

働き方改革への積極的な取り組みは、社会的な評価を高め、企業イメージの向上につながるでしょう。

2. 社員が得られるメリット

働き方改革により社員が得られるメリットには下記が挙げられます

  • ワークライフバランスの実現
  • 健康増進
  • 仕事へのモチベーションアップ
  • キャリアアップ支援

長時間労働の是正やフレックスタイム制の導入により、仕事とプライベートの両立が可能です。裁量権の拡大や多様な働き方への対応により、仕事への意欲を高めます。過酷な労働環境の改善は、ストレス軽減や健康状態の向上につながるでしょう。

働き方改革は、育児や介護との両立支援やスキルアップ研修など、キャリアアップをサポートする制度が充実しています。

今すぐやるべき働き方改革の取り組み5つ

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今すぐやるべき働き方改革の取り組みには次の5つが挙げられます。

  1. 労働時間を見直す
  2. テレワークを導入する
  3. フレックスタイム制度を導入する
  4. ストレスチェックを実施する
  5. 特別休暇の取得を促す

1. 労働時間を見直す

労働時間の見直しは早急に取り組みが必要です。適切な労働時間を設定し、時間外労働の上限を明確に定めることで、残業時間を削減し、従業員のワークライフバランスを整えます。

月45時間、年360時間の労働時間を遵守し、フレックスタイム制をはじめとする制度を導入して個々の事情にあわせた働き方を可能にします。

2. テレワークを導入する

テレワーク導入は、通勤の負担を軽減し、生産性の向上を図ります。育児や介護などの事情を抱える従業員が働きやすい環境を提供します。自宅勤務することで、通勤時間や移動のストレスを軽減できるでしょう。

集中できる環境で仕事に取り組むことで、生産性の向上にもつながります。ワークライフバランスを改善すると仕事とプライベートの時間を融通しやすくなり、心身の健康増進に効果的です。

3. フレックスタイム制度を導入する

フレックスタイム制度の導入は柔軟な働き方を実現します。従業員が自身の都合にあわせて働く時間を選択可能です。育児や介護、副業など、個々の事情にあわせて勤務時間を調整できます。

裁量権の拡大により、仕事への意欲と責任感が高まり、従業員のモチベーション向上につながるでしょう。多様な働き方に対応することで、優秀な人材の獲得と定着を促進できます。

4. ストレスチェックを実施する

ストレスチェックを通じて従業員の心の健康を守ります。メンタルヘルスの早期発見・早期対策により、従業員のストレス状態を把握し、適切なケアにつなげられます。

ストレスチェックの実施は、メンタルヘルス不調による離職を防ぎ、企業の生産性を向上させるでしょう。

5. 特別休暇の取得を促す

特別休暇を積極的に取得するよう従業員を促し、ワークライフバランスの実現を支援します。

以下の特別休暇は、ワークライフバランスの実現を支援しているでしょう。

育児・介護休暇 育児や介護と仕事の両立を支援
年次有給休暇 従業員の心身の疲労回復とリフレッシュを支援
慶弔休暇 結婚や出産、家族の介護など、人生の大切なイベントを祝ったり、悲しみに寄り添ったりする時間を支援

従業員の離職率を下げるためにも、特別休暇制度の導入を検討しましょう。

働き方改革の取り組みを成功させるポイント4つ

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働き方改革の取り組みを成功させるポイントには次の4つが挙げられます。

  1. 社員の勤怠管理を適切に把握する
  2. 社員の業務に対する意識改革を行う
  3. ICTを活用して業務を効率化させる
  4. 働き方改革に特化した部署を設立する

1. 社員の勤怠管理を適切に把握する

社員の働き方を把握し、適切な勤怠管理を行うことが重要です。勤怠状況を正確に把握することは、残業時間の削減や有休取得の促進につなげます。勤怠管理システムや業務可視化ツールの導入を通じて、効果的な時間の使い方を促進し、生産性を向上させます。

部署や個人の業務内容を分析し、業務効率化や働きやすい環境づくりの推進につながるでしょう。

2. 社員の業務に対する意識改革を行う

働き方改革では社員の意識改革が必要です。意識改革は、長時間労働が日常的な風土を改善し、効率的な業務遂行を促します。残業時間の削減や効率化を目指す取り組みを通じて、業務への意識を変え、生産性を高めるでしょう。

業務に関する意識改革は、以下を防止します。

  • 健康被害
  • 生産性の低下
  • 人材流出

時間管理やタスク管理などのスキルを社員に身につけると、効率的な働き方を促進できるでしょう。

3. ICTを活用して業務を効率化させる

ICTを活用して業務を効率化させることが重要です。ICTを活用することで、時間や場所にとらわれずに仕事を進めることが可能です。

ICTとは

「Information and Communications Technology」の略称で、日本語では情報通信技術と訳されます。コンピュータやインターネット、通信機器などの技術を組み合わせた、情報を収集・加工・伝達・共有するための技術体系です。

ペーパーレス化やオンラインツールの導入により、業務の効率化が可能です。たとえば、業務管理ツールの導入により、進捗状況やタスクを共有することで、チームワークの強化と業務の可視化を促進します。

勤怠管理ソフトやバーチャルオフィスを活用することにより、作業効率が向上し、コミュニケーションの円滑化も図れるでしょう。

4. 働き方改革に特化した部署を設立する

働き方改革を推進するための部署設立は、改革の重要性を浸透させます。各部署のトップを集めた働き方改革推進室をはじめとした、組織全体で改革を進めるための体制を整えます。

専門部署の設立には、従業員全員の参加と理解が不可欠であり、関連トレーニングやキックオフミーティングなどが効果的です。情報共有や意見交換の場を設け、全従業員の参画を促進します。

まとめ

働き方改革は、単なる制度改革にとどまらず、企業と社員が協力し、よりよい職場環境と社会全体の活性化を実現するための重要な取り組みです。

時間外労働の上限規制を遵守し、フレックスタイム制やテレワークを導入して、社員のワークライフバランスを改善するのが重要です。自社にあった働き方改革を推進するためには、専門家のサポートを活用すると、より効果的な働き方改革を実現できるでしょう。

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監修者のコメント
涌井社会保険労務士事務所
社会保険労務士代表 涌井好文

保有資格:社会保険労務士、行政書士。平成26年より神奈川県で社会保険労務士として開業登録を行い、以後地域における企業の人事労務や給与計算のアドバイザーとして活動を行う。近時はインターネット上でも活発に活動しており、クラウドソーシングサイトやSNSを通した記事執筆や監修を中心に行っている。

働き方改革には、残業時間の削減やテレワーク、時短勤務など様々な取り組みがありますが、簡単に実行できるものばかりではありません。確かに残業時間の削減ができれば、従業員にとっても時間的余裕が生まれ、余暇活動に時間を充てられるといったメリットがあります。

しかし業務量をそのままに残業時間の削減のみ行えば、サービス残業が発生することにも繋がりかねません。適切に残業時間の削減を行いたいのであれば、業務量そのものの見直しや業務のアウトソーシングといった措置とセットで行うことが必要です。

また働き方改革により、有給休暇の消化が義務づけられたことにも注意しなければいけません。年5日の有給消化義務に違反すれば、従業員1人当たり30万円の罰金を課されることとなり、企業の金銭的な負担は大変大きなものとなります。

上手く導入できれば、ワークライフバランスや生産性の向上にも繋がる働き方改革の施策ですが、どのように自社に取り入れれば良いのか悩んでいる企業担当者も多いでしょう。そのような場合には、既に働き方改革を行い、実績を上げている先駆者たる企業を参考にしてください。
比較ビズ編集部
執筆者

比較ビズ編集部では、BtoB向けに様々な業種の発注に役立つ情報を発信。「発注先の選び方を知りたい」「外注する際の費用相場を知りたい」といった疑問を編集部のメンバーが分かりやすく解説しています。

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